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2024-08-28 12:30

音楽生成AIでボカロPのようになれるのか(第769回)

2 Comments spotify apple_podcasts youtube
音楽生成AIで作った曲のクオリティが高いので、これでボカロPのようになれるのかもと甘い考えが頭をよぎりました。AIで作った曲を音楽配信した人の話も紹介しています。

=== 目次 ===
音楽生成AIのLoudMeで曲を作った
Sunoで作った注意事項を人に知らせる曲
AIを使ってボカロPのようになれるのか
AIで作った曲を音楽配信した人の話
曲を作って楽しむことの敷居が下がった

以下、参考記事です。
■新連載「AIだけで作った曲を音楽配信する」。生成AIが作り上げた架空バンド「The Midnight Odyssey」を世界デビューさせる、その裏側 | テクノエッジ TechnoEdge https://www.techno-edge.net/article/2024/03/31/3079.html

■音楽の作り方が決定的に変わる。架空のロックバンドのコンセプトアルバムを丸ごとAIで作れてしまいました(CloseBox) | テクノエッジ TechnoEdge https://www.techno-edge.net/article/2024/02/27/2872.html
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00:01
最近、ラウドミーという音楽生成AIが話題になっていました。
なんと、無料で曲を作り放題なんですね。
SUNOという音楽生成AIといろいろに過ぎているし、
運営の訴状もよくわからないということで、怪しいと言われてもいます。
商用利用するには、有料版じゃないとダメと言いつつ、有料のプランがまだ用意されていません。
ともかく、ものは試しと思って、夏っぽいアイドルソングとだけ指示して、
あとは、おまかせで曲を作ってみました。
それでは聴いてください。
夏っぽいアイドルソング。
これ、なかなかクオリティ高いですよね。
特に、女性ボーカルだとか、どんな曲調だとかの指示はしていないんですが、
たまたまなのか、イメージ通りな曲が完成しました。
もちろん、お題を与えただけなので、私が曲を作ったという感じはありません。
歌詞をちゃんと自分で作って、どういう曲調とか細かく指示して作ってもらったら、
私が作った曲ですと、自分が作ったものだと感じると思います。
以前、さっきちらっと話に出てきた、SUNOという音楽生成AIで、
注意事項を人に知らせるための曲を作ったことがあります。
ご理解くださいという曲なんですが、こちらも聴いてください。
これもクオリティ高いと思ってるんですが、
歌詞が画面に出てないと、ちょっと聞き取りづらいところも多いですね。
03:04
これは、私がお手伝いしているキャラクターデザイナーの井上ひさとさんの
マルイクリエイターズマーケットというイベントに出展したときの
オーダードローイングに関する注意事項を歌にしてるんですね。
ハンゲドンとかバット×マルのような三流時代に生み出したキャラクターは、
三流に犯権があるので、オーダードローイングで書くことはできませんよといった注意事項なんですね。
真面目なお願いの投稿もしていたんですが、
コミカルで軽い感じに伝えるのも面白いのかなと思って動画を作ってみました。
動画は井上さんの写真を元にキャップカットで作ったんですが、
キャップカットにあらかじめ用意されている動くステッカーを使ってチープな感じに編集しました。
なお、この曲も歌詞はSU-NOに作ってもらっています。
本当は短い歌詞を私が自分で作って、それを曲にしようとしたんですが、
SU-NOの使い方をちゃんとわかっていなくて、
その作った歌詞をプロンプトとして、指示書としてSU-NOに与えることになったので、
それを元にSU-NOが新しく作詞して作曲してくれたと。
そうやって作られた曲です。
後で調べてみて、詳細設定みたいなところで歌詞を指定できることを知りました。
ただ、歌詞は文字数というか音の数を考えて作る必要があるので、なかなか難しい作業ではあると思います。
ただ、私は一応昔作詞していたことがあるので、ちょっとだけ自信があります。
ただ、その時も曲が先にあって、それに歌詞をつけるという作業がほとんどでした。
これから作詞をしたいという人は、既存の曲の替え歌として歌詞を作るといいと思います。
何か自分の好きな曲なりのメロディに合わせて歌詞をはめていけば、
歌の歌詞としてちゃんと成立しているものができると思います。
こうやって音楽生成AIで曲を作ってみて、やってて楽しいですし、
これ、自分ボカロピーみたいに曲を作って発表して、
06:02
うまくいけば人気者になれるんじゃねーみたいな考えが頭をよぎりました。
ボーカロイドで曲を作るのとは全然違いますが、
自分がプロデュースした曲が作れるということで、
ある程度は作った曲がオリジナルソングとして認められるんじゃないかなと思っています。
ChatGPTで作詞をして、SUNOで曲を作るという人も多いようです。
これは曲のコンセプトを決めて作詞家や作曲家に発注する代わりにAIを使っているとも言えるので、
音楽プロデュース業と言えないこともないんですよね。
SUNOを使ってAIで作った曲をApple Music、Spotify、YouTube Music、Amazon Musicなどで
ワールドワイドにリリースした人が日本の人でいるんですね。
今年の3月30日にリリースされています。
テクノエッジというサイトの編集部の人が曲を作って、その辺のメイキング的なところが全部記事になっています。
生成AIが作り上げた核バンド、The Midnight Odysseyのコンセプトアルバムを
テクノエッジの松尾浩也さんという方が作って、これを音楽配信でリリースするにあたり、
音楽制作業を40年近くやっているというプロの人が最終的な仕上げをしているんですね。
最後の仕上げをした人によると、SUNOが吐き出す音源は圧縮音源特有のノイズが乗っているけれども、
そこは目を瞑るしかないと。
ただ、ノイズよりも各パート間のバランスや凹凸を描いた平坦なレベル感の方が気になると言っていました。
そこで結局、音源のセパレーションツールというのを利用して、出来上がっている曲からボーカルだけとか、
ドラムだけとかを抽出した音源を作って調整したらしいんですね。
やっぱりプロにとってはそうやって調整しないと、音楽生成AIが書き出したまんまの曲だと、
音的にクオリティが低いということなんだなと知ることができました。
09:03
この調整している時にいろんな音を追加したいという衝動に駆られたけど、
AIが生んだ架空バンドの楽曲というコンセプトから外れてしまうので我慢したということです。
AIだけで作ったというところにこだわらなければ、逆に後から音を加えて調整したりということでクオリティを上げられるということですね。
今回音楽配信にAIで作った曲を公開するにあたっては、現状では配信はOKと。
今後プラットフォーム側の方針が示されて、生成AIがNGになった場合は曲を削除するという条件で配信を始めたと書いていました。
最近他の人の記事でSpotifyやApple Musicなど大手プラットフォームでは、生成AIによる音楽の受け入れを拒否し始めている傾向があるといった記述を見かけました。
今後そうなっていくんだろうなというのは納得できますよね。
なので音楽生成AIで作った曲を音楽配信に乗っける、そこで儲けるみたいなことはやっぱり難しいんじゃないかと思います。
なお音楽生成AIのSUNOで作った曲はプロプラン以上、有料のユーザーの人は商用利用が可能ということです。
作った曲を音楽配信に使うという人は少ないでしょうが、YouTubeで収益化したいという人は気をつけた方が良さそうです。
ともかく音楽生成AIによって自分で曲を作って楽しむ、男性ボーカル、女性ボーカル、ボーカル入りの曲を作って楽しむことの敷居がめちゃくちゃ下がったと感じています。
ちゃんと曲を作っているボカロピーとは、やってることのレベルとかかけてる時間が全然違っていますし、ボカロピーは認められてプロのミュージシャンとかいう道があるかもしれませんが、
音楽生成AIで曲を作ってもその先プロで音楽業界に関わるみたいなのは難しいのかなとは思いますね。とはいえ、もしかしたら作詞の才能が認められて作詞家デビューみたいなことはあるかもしれませんし、
AIで作られた曲をベースに最後人間が作り直すとか演奏し直すみたいなところから新たな才能が世に出ていくみたいなことはあるんじゃないかなと思いますし、いろんな可能性を感じるなと思っています。
12:21
今回は以上です。アシカガコウジがお届けしました。
12:30

Comments

ボカロPとは違った進化になっていくのかなという気はしています。 具体的にはわかりません。 SUNO Pとか Udio Pとか LoudMe Pとかそのプラットフォーム内での活動の域を超えないかもしれないけれど、この先進化はあるような...とぼんやり考えてます。 それより、今の段階としては楽しいからやってるという感じかな。 音を楽しむ。音楽の原点ですね。 今音楽業界ってビジネスビジネスしすぎて純粋に楽しめない。 そんなの音楽じゃない😅

コメントありがとうございます。 デジクリのLoudMe回は以前聴かせていただきました。 音楽生成AI + 動画生成AIでMVを作って発表する、AI音楽師みたいなものが1ジャンルになるんじゃないかと、わたしは考えています。 いいのか悪いのかはともかく、音楽生成AI で音楽を作る楽しさを感じることから何かが始める可能性は感じます。なので、子供たちに使ってもらいたいとか、学校教育にも取り入れられそうとか思ったりもします。

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