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Speaker 2
VCとあんま変わらないぐらいじゃない?
もう長いね。
長いね。
Speaker 1
長いですよ。
でもまだ大好き。旦那さん大好き。
それは右翼屈折あるよ。
そんなんあるさ。
お子さん3人もいらっしゃるからね。
今さとまきさんといえばチームしげまつっていうフレーズでね。
家族をチームとして。
マネジメントしてる。
してないんだけどね。
Speaker 2
何にもしてないけど。
そうそうチームしげまつって言ってんの。
Speaker 1
そういう意味ではね、
スタートアップ界隈でも有名なカップルというか、
有名な家族。
カワー、ファミリー、カワーカップルだよね。
Speaker 2
そうそうそう。
Speaker 1
じゃあしげまつさんと知り合った時は、
Speaker 2
もうサイバーでVCの事業をやってたんですか?
ちょうど私も、あれなんじゃないかな、
VC2006年からだから、
Speaker 1
でもだから出会った時くらいにはVCになってたばっかりだったかもしれないね。
Speaker 2
新卒からサイバー?
2000年の新卒で、
98年の3月にできた会社なんでね。
99年にもう内定もらってて、
2000年の4月に入った時は3月に上場してて、
だからできて2年で上場した会社なんだけど、
大赤字で、
あの時マザーズができたばっかりだったでしょ、今のグロス市場が。
1000億以上の株からついて、
すごい資金調達できて、
あの時藤田さんって結構最年少上場ぐらいだったから、
一斉風靡してっていう感じだったと思うんですけど、
Speaker 1
その後、ITバブル崩壊して大変だったっていう感じだった。
なるほど。
でも当時、2000年入社ぐらい?
Speaker 2
2000年の4月。
Speaker 1
その頃に、創業2年目の、
まだ上場もしてない会社に就職するってこと自体、
超レアな選択肢だったんじゃないかと思うんですけど、
それってどうやってサイバーと出会い、
なぜそういうベンチャーが良かったって、
ベンチャーっていうのは。
Speaker 2
ていうかね、もうあれだよ。
超氷河期だったんだよ。2000年が。
女子大で、収録してる場所の近くにある女子大だったんだけど、
はがき送っても、はがきだよ。
はがき、全然返ってこなかったの。
で、うちの女子大はどっちかっていうと、
銀行の一般職とキャビンアテンダントとか、
そういうのがすごい多かった。
サービス票とかホテルとか。
そういうイメージ。
Speaker 1
イメージあるよね。
Speaker 2
で、そういうのがのきなみ全部なくなり、
銀行は一般職あったんだけど、通るわけないじゃない。
SPIでだいたい落ちるわけ。
適正で落ちるよね。
で、全然ないなーとか思って。
で、なんか私業界、業種どこでもよかったから、
とにかくなんかもう、みんなで働いて、
みんなで一つのことを成し遂げてみたいな、
そういう業界がよかった。
熱い人たちがいる業界がよかった。
で、友達とかに、はがき送っても返ってこないから、
どこが熱いの?とかって聞いたら、
Speaker 1
当時はインテリジェンスって、今のパンソルだよね。
Speaker 2
が、熱いよって言われてて、
行ったらもう超働いてる人たち、
みんなかっこよくてキラキラしてて、
なんか私たち誇り持ってますみたいな。
まだ未成長だったよね、インテリジェンスの。
で、かっこいいと思って、ここで働こうって思って、
馬車馬のように働きます!とか言ってたんだけど、
最後やっぱ当時、女子大からすると無名だったから、
まあ失礼な話だけどね。
なんか最後迷いが出ちゃって。
で、最終メッセージ落ちて、
どうしようかな、もう行くことなくなっちゃったな、
やりたいこともないな、と思ってた時に、
たまたまリクルートブックだよね。
今でこそ。
で、見てたら、インテリジェンス出身の2人が作った
インターネット広告の会社が出てて、
当時はサイバークリックっていう、
クリック保証型のバナー広告って書いてあった。
Speaker 1
全部が意味がわからなかった。
クリック保証もわからないし、
Speaker 2
バナー広告もわからないし、
なんだかよくわかんないんだけど、
当時表参道の入木ビルって今ももちろんあるんだけど、
今だとアニベルセルカフェとかあるじゃん。
あそこの横に細いビルがある。
あそこに入ってて、
なんか表参道だし、遊びのついでに受けてみようかなって
入って、受けたら受かったから、
そこだけしか泣いてもらってないの。
サイバーエージェントしか泣いてもらってないの。
で、本当になんか受かる気も全然ないし、
やる気もないかんじで、
なんなら履歴書に写真も貼らないで行っちゃったぐらいの感じで、
なめくさってたんだけど、
まあなんか、そうだね。
奇跡的に泣いていただいたっていう。
Speaker 1
新卒第1号ぐらいですか?
Speaker 2
そう。渋谷の社長の告白っていう藤田さんの本があるんだけど、
あそこに本当は新卒1期生が出てくるんだけど、
もうアルバイトしてる子たちがそのまま入ったっていうゼロがいて、
ちゃんとリクルートとかに広告を出して取ったっていうのが私たちの1期になってる。
Speaker 1
何人ぐらいだったんですか?
Speaker 2
結構多かったよ。20人ぐらいいて、
これもなんか、私17年VCやってて、
未だに見たことないなと思うんだけど、
会社できて1年目で、大阪と東京合わせて25人の会社、
20人ぐらいの会社が25人に内定出すって。
Speaker 1
既存社員より多く取っちゃうみたいな。
それはマネジメントとかいろいろ考えたらなかなかに大変な。
Speaker 2
内定出して、私が入社したのが4月でしょ?
私94番だったから、半年で、
あ、てか1年ぐらいで70人ぐらい増えてるってことだった。
Speaker 1
なるほど。
Speaker 2
そっから毎月30人とかどんどん入ってくる。
もうちょっとわけわかんない感じだね。
Speaker 1
それは崩壊するよね。
Speaker 2
バブルも崩壊したけど、
組織もね。
Speaker 1
クラウドワークスもね、社員100人ぐらいしかいないときに新卒30人取って、
まあまあ崩壊しましたよ。
その後地獄でしたよ。
本当に。
100人で30人取っても大変なのに、
20数人で25人。
だから信じられないね。
Speaker 2
まあまだ市場もなかったし、
インターネット広告っていう市場もなかったし、
まだ会社もさ、よくわかってなかったんじゃない?
多分。
Speaker 1
でもまあ、
本当にインターネット黎明期って日本では、
だからここは張っていくんだみたいな
強い意志がやっぱり藤田さんにはあったと思うんですよね。
Speaker 2
そうだよね。藤田さんにはあった。
Speaker 1
だからめっちゃ赤字出して、
Speaker 2
人をいっぱい採用してみたいな感じだったわけじゃないですか。
まあ営業会社だもんね。
でも、そうだよね。
あれ、サイバークリックってさ、
もともとはさ、
ダブルクリックで海外のやつを持ってきて、
それを代理販売するみたいな感じだったけど、
なかなかこう、利益は他社のものを売っててもしょうがないからって、
自社で開発するんだけどさ、
だいたい失敗するじゃない?
で、ニッチもサッチもいかなくなったときに堀江さんがさ、
オンザエッジって会社で、
じゃあ僕たちシステム作ってあげるよみたいな感じで、
バーって作ってくれて、
それを私たちが売るっていう感じでレベニューだったんだよね。
そういう感じだったんだ。
だから今から考えるとすごいんだけどさ、
1クリック80円で売ってたからね。
クリック保証型のバナーコークスって。
こんな絵だよ。
Speaker 1
1クリックしたら80円。
やばくない?
Speaker 2
それでも、1000クリックとか言って80万とかで売ってた。