00:01
Speaker 2
ダイアログカフェ。筋書きのない会話から新しいアイデアと自分自身に出会う場所。この番組は様々なテーマで楽しみながらお届けします。
今日は、もう8月の終わりで台風が近づいておりますが、そんな足元ももうすぐ雨が降りそうぐらいな感じの中、またゲストの方に来ていただきました。
Speaker 1
Warisの田中美和さんです。
はい、こんにちは。よろしくお願いします。
これ、入ってるんですよね。
Speaker 2
入ってますよ。もう簡易なですね。スマホにピッて挿すマイクでいつも撮ってるんですけど。
Speaker 1
初めてね、見た方、え、これって。
そうそうそうそう。もっとなんかちゃんとした感じに。
被害で収録してる。
Speaker 2
そうそうそう。っていうかスタジオじゃないんだみたいな。
Speaker 1
いつもどうやって撮られてるのかなと思って。適度にBGMが流れてたりとか。
ざわざわね。
ありつつ、でもすごく聴きやすいので、どんな感じで撮られてるのかなって思ったんですよね。
Speaker 2
こんな感じなんです。
Speaker 1
リアルカフェで。
Speaker 2
リアルカフェで撮っております。
Speaker 1
よろしくお願いします。
お願いします。
Speaker 2
田中美和さんはですね、私はお名前は存じ上げてましたし、お顔も存じ上げてたんですけれども、
実際にようやくちゃんとお話ができたというか、言葉を交わすことができたのが、
7月の初めのIBS京都であったIBSで、
Speaker 1
IBSの2泊3日間あったんで、そこで宿泊で行ってたんだけれども、
Speaker 2
朝食会をね、企画してくれた方がいて、そこでいらしてて。
お会いしました。
Speaker 1
田中美和さん、お会いしたかったですみたいな。
私もです、私もです。
とっても嬉しかったですし、
ゆう子さんが登壇されてるIBSのセッションを聞きに行ったら、隣にゆう子さんがいらっしゃって。
確かに確かに。
私全然存じ上げなくて、たまたまお隣に座られた女性の方と。
たまたまってわかった?
私ね、なんとなくそうじゃないかなと思ったけど、
私はメディアでは拝見したので、リアルで初めてだったから、想像以上に小柄。
よく言われます。
小柄ですねってよく言われます。
かなと思ったけど、でも違うかなどうかなぐらいな感じで、
お隣にいらして、せっかくお隣なので名刺交換しましょうってなったら、
あ、やっぱり美和さんで。
なるほど、なるほど。
Speaker 2
そういうことなんですね。
Speaker 1
びっくりしました。たまたまで名刺交換したんですけど、
ゆう子さん、ゆう子さんとのお隣が。
Speaker 2
ヨコユコでね。
Speaker 1
ヨコユコのホットキャストやってますみたいな話だったので、
03:01
Speaker 1
あら、そうですかって言って。
Speaker 2
なので来ていただくびっくりして来ていただきました。
本当に嬉しいです。
なんかいろんなところで取材を受けられたりとか、登壇されたりとかで、
目にするというか、機会があったんですけど、
ワリスを、ワリスっていう会社の説明は、
ご自身からしていただこうかなと思うんですけど、
Speaker 1
創業されたのが。
2013年に私含めて女性3人で創業した会社でして、
ワリスってアフリカの言葉で砂漠に咲く花っていう意味があって、
そうなんだ。
なので砂漠のように厳しい現代ではあるんですけれども、
一人一人に能力って花を咲かせて生きていける社会を作りたいねっていうことで、
女性が3人集まって作った会社なんですね。
何をやってる会社かというと、一言で言うと人材サービスになるんですけど、
そういう思いで作ったので、
女性たちに多様な生き方、働き方の選択肢をご提供したいっていう気持ちでやってまして、
具体的にはフリーランスとして働きたいっていう女性と企業をマッチングしたりとか、
あとは女性の管理職とか役員として頑張りたいよっていう方々と企業をマッチングしたりとか、
あとは最近よくメディアでリスキリングとかって言われてますけど、
リスキリングを通じて女性たちに新たなスキルを学んでいただいて、
新しいお仕事を獲得するのをお手伝いするみたいな事業もやってます。
女性×働くっていう領域で活動している会社ですね。
Speaker 2
女性3人での企業なんですね。
Speaker 1
そうなんです。2013年、今から11年前。
創業3人のメンバーも変わらず今も?
そうなんです。
私たち共同創業で共同代表なので、ちょっと珍しい形だとは思うんですけど、
11年間変わらずその形で。
確かに共同代表3人って珍しい感じがしますね。
Speaker 2
その3人は元々どういう関係だったんですか?
Speaker 1
元々たまたま出身大学が一緒だったんですけど、
でも大学で知り合ったわけではなくて、年齢もバラバラでして、
きっかけは私この会社を作る前は日経BPっていう会社で記者をしてたんですけど、
日経BPを退職してフリーランスで活動してたんですね、一時期。
フリーランスで活動してる時に、いろんな人に女性が生き生き働き続けられるような、
社会を作るような活動がしたいって言ってたら紹介してもらったんです。
そういうことであれば、同じようなこと言ってる人がいるから紹介してあげるって言われて、
ヨネクラっていう共同代表を紹介してもらって、
06:00
Speaker 1
また別の友人から、そういうことであればルームメイトの河ちゃんと話してみるといいかもみたいな形で、
私の友人のルームメイトが今の共同創業者なんですけれども、
Speaker 2
ヨネクラさんもIBSでサイドイベントでお会いしたんですけど、
そしたら今フェイスブックで繋がってるじゃない、
ヨネクラさんはなんと小笠原さんの同期だった。
ジェビックの同期だった。
Speaker 1
だからここ繋がってんの?みたいな感じで狭い。
Speaker 2
もう一人の方結構若いですよね。
今年40になりましたね。
お友達のルームメイトだった。
みんなさんのバックグラウンドが、ヨネクラさんは元金融というか、
政府で金融で、
そこからコンサル行って、
Speaker 1
コンサルでリサーチャーやって、
その後リクルートで新規事業の仕事とかしてて、
もう一人の河っていう共同代表はリクルートキャリアっていう
リクルートグループの人材紹介の会社で、
個人営業ですとか採用支援とかの仕事をしてて、
私はもともと日経BUPでメディアの編集とか記者をしていたので、
私は日経BUPでは日経ウーマンという、
働く女性向けの雑誌があるんですけど、
それを長年担当してまして、
なるほどなるほど。
Speaker 2
そっかそっか。
全然3人とも違う分野から経験を積んでいらっしゃってますけど、
日経ウーマンというところで女性の働き方、キャリアみたいなことには
向き合っていらっしゃったっていう強みがみなさんにもあるし、
共同代表の方のリクルートキャリアで実際に人材ビジネスをやってた企業さん、
開拓してたっていう方が事業をドライブする部分もあるし、
ちょっと得意分野が違う感じ。
そうですね。
役割分とあるんですか?今の社内で。
Speaker 1
そうですね、あります。
やっぱりもともとリクルートキャリアに行った側が営業面とか統括してたりとか、
あとはコーポレートも基本的な彼女が見てたりとか、
あとはヨネクラは経営管理みたいなところとか、
あとはリスキリングっていう、先ほどちょっとお話したリスキリングの事業なんかも
ちょっと鑑賞してたりとかしますね。
私はPRとかマーケティング領域を見てるんですけど、
なるほど。
ざっくり担当は分けつつ、
でも経営的な意思決定は3人でディスカッションしながら決めていくっていうのが
11年前から。
すごい。
一応その役割あるにしても、今の皆さんの言い方って
09:01
Speaker 1
ざっくりとっていう感じで、ざっくり分けて、
でもその大きなところの判断みたいなのが
Speaker 2
適宜3人適合しながらみたいな感じってことですね。
Speaker 1
それを1年同じメンバーでやり続けて、
その組織も結構大きくなってますよね。
そうですね。社員だと30数名ぐらいの組織規模ですね。
あと業務宅で関わってくださっているメンバーもいるので、
業務宅の方とか入れると50名ぐらいの組織なんですけど。
Speaker 2
なんかそんな、皆さん大人というか相互のリスペクトがないと
なかなか別に男性だとか女性だとか関係なく
共同創業者みたいな2人でもずっとは仲良くやれないことって
仲が悪いわけじゃないかもしれないけど考え方が合わないとか
Speaker 1
高校生とかね。
Speaker 2
すごくよく聞くじゃないですか。
Speaker 1
環境も変化していく中で。
Speaker 2
もともとお友達だったわけでも何でもない3人が
そういう形でお互いを信頼し合いながら
ここまで11年誰一人抜けることなく
関係性も仲良いんですか?
Speaker 1
そうですね。もうなんかソウルメートだなって思ってるんですけど
なんか私晩婚晩産だったので
私正直夫といる期間よりも共同創業者たちといる期間の方が長いので
何て言うんでしょう。むしろ家族というか
友達っていうのともまたちょっと違うんですけど
ソウルメートですって最近は言ってるんですけど
なるほどね。
11年の中でやっぱり色んなフェーズというか
会社のフェーズとかあるいはその3人の中のフェーズ
関係の変化とかあるかもしれないですけど
そういう感じごと何かフェーズが変わったなみたいなのって
タイミングとしてあったりするんですか?
そうですね。やっぱりなんか女性みたいなところで言うと
みんな3人とも会社を作った後に
出産のタイミングが来てまして
ヨネクラっていう共同代表は
もともと創業時に子供が1人いたんですけれども
2人目はワイスっていうお母さんを作ってから産んでたりとか
あとはカワも2人産んでますし
私も1人子供がいるんですけど
ということで会社を作った後に3人それぞれ
そういうライフイベントがあったので
その期間お互いに、やっぱり3人いるんで
権限を託しながら休みも取りつつみたいな形で
やったりするのが一つ変化だったかなとか
12:00
Speaker 1
あとは住む場所もですね、ちょっと変わってまして
私はずっと東京にいるんですけど
カワっていう共同代表は福岡がとても好きでして
福岡出身ではないんですけれども
家族で福岡に移住して
Speaker 2
今福岡の本拠地なんですか?
Speaker 1
福岡の本拠地なんですね。福岡にも住んでますし普段
出張ベースで月1ぐらいは東京に来ることもあるんですけど
基本的には子供2人育てながら福岡でカワはやってて
カワはもう1社の別のスタートアップ
福岡の糸島ってところに住んでるんですけど
糸島で別のスタートアップを経営してまして
なのでそういうちょっと住む場所が変わるとか
あとはもう1人の共同代表の米倉も
夫の転勤でベトナムに駐在してまして
3年ぐらいでしたかね、ベトナムに住んでて
なのでちょっと一時期は本当にベトナムの放置民
糸島、東京っていう3拠点から
リモート共同経営みたいな時期もあったりしましたね
Speaker 2
すごい、すごいよ、なんかいいよ
Speaker 1
今のいろんなエッセンスが盛りだった
Speaker 2
盛り盛りでしたよ、みんなこうできるんだよ
いろんなね、転勤とかね、駐在についていくとか
子供ができたとかね
いろんな事情があってだから働けないじゃなくて
でもじゃあどうやって働く?みたいな
そういうのってトライすればできるっていうのを
Speaker 1
体現されていったんですね
でもまさにゆう子さんがおっしゃった
本当に事情っていう意味だと
なんていうか
トラツバの話になっちゃいますけど
こないだもやっぱりトラツバ見てて
ドラ子ちゃんのセリフで
お互いみんなこだわりとかこうありたいってありますよねって
例えばあんこが好きとか何が好きみたいなレベル感から
いろんなレベルでみんな好きとかこだわりってありますよね
お互いの好きとかこだわりを尊重し合うみたいなことが大事だと思うんです
っていうようなセリフがあったかと思うんですけど
例えば住む場所とか
子供持つ持たないとか
その方のスタイルとかこだわりとかってやっぱりあると思うので
それは結構お互い大事にしたいよねっていう価値観で
やってきたのだなって
ドラ子ちゃんのセリフ見ながら聞きながら思った
Speaker 2
私もすごいあのシーンはすごい好きでした
Speaker 1
角澤さんにね
Speaker 2
夫婦別姓みたいなね
夫婦別姓って事実婚だけど
15:00
Speaker 2
結婚したと救世を使っていいですかって言ったら
それはダメだっていう話で
そんなくだらないこだわりみたいなことを言われて
何が悪いんだっていう果てが出るって話なんだけど
でもそのこだわりって今表現してるけれども
わがままってお互いね
言う方もこれは私のわがままかなとか
それはあなたのわがままでしょみたいな
そうすると心が折れ合わないと
どっちかと折れるないとダメになっちゃうんだけど
そのこだわりを折ったらお互い傷つくみたいな
そういう話もあの時ありましたよね
そうじゃないんじゃないかって
そのこだわりを尊重し合うというか
どうやってお互いのこだわりを共存できるのだろうとか
いい形でみんなが環境を作れるんだろうみたいな
そういうのが私もあのシーンすごくいいなと思ったんですけど
でもそのこだわりをちゃんと
その都度やっぱりこうしたいんだけどって言ったら
話し合ってじゃあこうしようよみたいな感じですか
Speaker 1
そうですね話し合ってですね
やっぱり確かに共同創業者が
もともと東京で3人で作った会社なので
東京以外の場所に行くってなると
不安だなとかどうなっちゃうのかなとか
いう気持ちはなくはなかったんですけれども
でもなんて言うんでしょうやっぱり
そうしたいんだったら
それの決断を応援してあげたいなっていう気持ちもありますし
あとなんかお互い様っていう気持ちもあったりとか
それが彼女のとかそのAさんのこだわりかもしれないけど
別のところで自分のこだわりとかってあるじゃないですか
大事にしたいこととか
だからそうですね
Speaker 2
確かにお互い様
お互い様が自分が休むこともあるだろうし
Speaker 1
そうですよね
Speaker 2
相手が休むこともあると思うし
Speaker 1
本当ですよね
でもそれは本当にありがたかったかなとは思いますね
共同創業者がいて
女性の経営者さんだとなかなか
育休すらも取れないってお話もよく聞くので
Speaker 2
任せられる人がいなくて
最初に創業される前の段階で
こういうビジネスをやりたい
こういうビジネスっていう
ビジネスの具体的なイメージがあったかどうかも
お聞きしたいんですけど
ニッケウマンの仕事とかをされながら
女性の働き方キャリアっていうことに対して
課題意識をお持ちだったり
それは女性のキャリアって
いろんな観点あると思うんですけど
Speaker 1
具体的にはどういうことを想定してたんですか
18:01
Speaker 1
当時はニッケウマンっていう雑誌の担当記者やっていて
非常に読者密着型の取材をするメディアだったので
本当に毎日のように
働く女性の皆さんの
当日も今では死後ですけど
OLさんって呼ばれてた
女性たちの取材をするっていうことをやってたんですよね
そうするとやっぱり
本当に時にはご自宅にお伺いして
ワンルームみたいな部屋でお話し伺ったりとか
あとは仕事帰りのカフェで伺うとか
そういうのをやってたんですけれども
そうするとやっぱり皆さんすごく不安だし
もやもやしてるし
葛藤を抱えている方が多くて
葛藤としてはそもそも
今から20年くらい前の話なので
やっぱりまだまだ
そもそも働いてるけど
仕事続けていかないのかしらとか
子どもになれ
子どもになればやっぱり
キャリアは諦めなきゃいけないのかなとか
そのライフとキャリアのバランスって
どうやったら取れるの?取れないの?
みたいなことだったりとか
本当にありとあらゆる悩みとか
もやもやにあったんですよね
それがとても
もっとイキイキワクワクしながら
働いていける世の中になったら
いいのになと思って
それが最初の一歩ですね
Speaker 2
そういう思いがあって
記者っていう立場から
それでビジネスを何か立ち上げよう
当初はご自分一人でを想定してたんですか?
Speaker 1
当初は
まず在職中に
全職の在職中に
キャリアカウンセラーの資格を取ったんですね
それもひとつきっかけにはなったんですけど
キャリアカウンセラーの資格を活かしつつ
女性のキャリアカウンセリングをしながら
フリーランスのキャリアカウンセラーとして
そういう仕事をしながら
自分に何かできるかを考えよう
ということを思ってたんですね
フリーランスのライターと編集と
キャリアカウンセラーをするっていう生活を
日経BBを卒業して送り始めたんですけれども
そんな中でやっぱり
フリーランスっていう働き方が
非常に自分に合っていて
働く時間と場所の需要度も高いですし
いつどこで誰とどんな仕事をするかとかも
全部自分で決めていいですし
こういう働き方をご紹介できると
女性の生き方の選択肢って広がるんじゃないかな
っていうふうに思ったりしてた頃に
カワさんとかヨネクラさんと
共同創業者たちの出会いもあり
そこから動き出した感じですね
彼女たちもやっぱり
当時ヨネクラさんも
グループを辞めてフリーランスで働いてて
21:01
Speaker 1
同じフリーランス同士で
先ほどの友人の紹介で出会って
行きとおして
働く女性向けの勉強会の企画とか
同士で仲良くなりまして
カワさんとも別ルートでまた出会って
カワさんはやっぱり
人材紹介の会社にいたので
当時だと本当に
女性ってそもそも
女性っていうだけで中途採用で
面接に呼ばれにくい
子供がいるっていうだけで
フリとか
そういう時代だったんですよね
今では本当考えられないですけど
そういうのを彼女も見聞きしていて
まさにハテですよね
これおかしいよねって
彼女も感じていて
っていう中で出会って
当時の自分たちの課題意識としては
やっぱり働き方って
もっとバリエーションがあって
いいんじゃないかっていう
もっと自由で多様なものであっていいし
みんながみんな
オフィスに常駐で
がっつり残業たっぷりみたいな
働き方じゃなくてもいいよねっていう
ところから一つ選択肢として
フリーランスで働くっていうのを
女性が知る
そういう働き方をご紹介するっていうのは
一つ解決策になるかもね
っていうアイディアが
広がっていった感じですね
Speaker 2
なるほどね
たまたま私たちも含め
みんなフリーランスな感じで
自分がフリーランスになってみると
フリーランスの人に
めちゃくちゃ合うんだけど
女性すごい多い
みんな結構ハッピーな感じを
だいたい受けるんですけど
でも世間的には
フリーランスってまだ
そんなにメジャーな働き方では
多分ない
Speaker 1
以前に比べたらね
だいぶ変わってきたかな
Speaker 2
だいぶ変わってきたかもしれないけど
Speaker 1
みなさんは
創業までの期間というか
ご自身のフリーランス期間は何年くらい
1年ちょっとフリーで働いてました
でもじゃあその1年で
もう創業
そうですね
2012年の初め頃に
日経BPを退職しまして
ワリスを作ったのは
2013年の4月なので
ただ自分たちでは
出稼ぎ期間って呼んでるんですけど
やっぱりスタートアップって
どこもベンチャーって
どこもそうだと思うんですけど
会社作ってすぐに
売上が立つわけではないじゃないですか
なので最初の頃は
自分のフリーランス時代の仕事を続くつつ
フリーランスとしての仕事なんですけれども
それを会社の売上にする形でやってました
なので会社を立ち上げるまでは
1年ちょっとなんですけど
立ち上げてからも
フリーランスの仕事は続けていて
自分自身も活動してた感じです
Speaker 2
それは記者の仕事を
フリーランスでやってたんですか
Speaker 1
そうですね
ライターと編集と
あとはキャリアカウンセラーも
やらせていただいてまして
例えば大学のキャリアセンターで
学生さんたち
それは男女ともにですけど
学生さんたちのキャリア相談に乗るとか
24:01
Speaker 1
あとは企業でキャリアカウンセラーとして
お勤めの皆さんのキャリア相談に乗る仕事なんかも
フリーランスだったと思うんですけど
そういう仕事をしてましたね
Speaker 2
なるほどね
Speaker 1
これは最初の立ち上げの出稼ぎ機みたいなのがあって
フリーランスの女性と企業の
マッチングみたいな形のビジネスは
最初の時からプラットフォームとしては
もう用意はしてたんですか
はい、そうです
2013年の4月に会社をつくって
その時からフリーランスとして働きたい女性と
企業の仕事のマッチングをするっていうのは
決めていたので
そこからサービスサイトのようなものをつくって
ちょうど6月くらいから
そういう働き方をしたいという女性たちの
ご登録とかもサービスサイトからできるようになったので
最初のお一人目の登録があった時とか
3人でわーって
なりながら喜んだのとか
なるほどね
Speaker 2
覚えてますね
私もクラウドワークスに
2014年の4月なんで
ちょうどワリスさんが創業されて1年後くらいに
クラウドワークスは
ビジネスモデルは少し違うかもしれないけれども
フリーランスと企業をマッチングするっていう
ビジネスという意味では
同じ領域に入っていったわけですね
当時、少なくとも私が入った時は
まだフリーランス
企業がフリーランスを使うっていうことは
もちろんスタートアップでは
人を採用できないで
フリーランスを使うってあったんですけど
今に比べたらまだまだ本当に
そんな?みたいな
働く側も
企業側も
全然まだ市場が出来上がってないっていう状態だったかな
と思うんですけど
立ち上げられた時の周りの企業さんや
すでにフリーランスとしてやってらっしゃる方というよりは
これからフリーランスになるとか
始めるみたいな方も
きっと最初は登録される方
最初はそうだったんじゃないかなと思うんですけど
どうでした?反応といいますか
Speaker 1
そうですね
まずやっぱり女性
女性の方たちには本当に喜んでいただけて
やっぱり30代40代で
フリーランスでやりたいっていう方たちなので
それなりにやっぱりご経験とか
積んでこられてる方が多くて
だけれどもやはりご自身のライフステージが変化する中で
もうちょっと柔軟な働き方したいわっていう方が
多かったんですよね
そういう方たちの受け皿が
当時はあまりなかったので
27:02
Speaker 1
そういう意味では
ワリスさんに出会って
人生変わったとか
言ってくださる方もたくさんいらっしゃいましたし
そもそも私たち
フリーランスでマッチングする時に
結構職種的にも
女性が多い
マーケティングとか人事とか
PRとか
あとはコーポレートですね
経理財務とか
そういう領域で
フリーランスとして働くっていう
マッチングをしていたので
そもそも人事でフリーランスとか経理でフリーランスとか
できるって知りませんでしたっていう方も
多くて当時は
そういう意味でも
新しい選択肢をご提供できて
すごく喜んでいただけてっていう
やりがいはとてもありましたね
でも一方でやっぱり
企業さんは
さっきユコさんもおっしゃったように
正直
フリーランスの方に
企業が
お仕事を頼むっていうことが
まだあまり
イメージされづらい時期で
なので
派遣?社員なんですか?
みたいな
やっぱり派遣とよく混同されましたね
当時は
その違いとかもやっぱり
あまり分かってらっしゃらない方が
企業は特に多くて
そこは違うんですよってお話ししたりとか
あとフリーランスとフリーターの違いとかも分からない
とても多くて
まずはそこからですよね
そうですよね
非常にスキルフルな人材の方たちがいて
そういう方たちが
なぜそういう生き方を選ぶのか
みたいなところも
想像が及ばない方も
企業関係者さんも多かったので
Speaker 2
私のイメージでは
アリスさんに登録している女性の方って
結構
大企業とか
しっかりした経験を積まれてきて
でも
フルタイムで
会社勤めをするっていうことに関しては
ちょっと今
その働き方はできないっていう
スキルレベルがかなり高い方が
登録してらっしゃるっていう
イメージがあったんですけど
実際そういう方が多いんですか
Speaker 1
そうですね
やっぱりフリーランスだと
主因ではないので
やっぱり会社からすると
教育とか育成の対象ではないので
そういう環境下で
これまでのご経験を
発揮して
やっていける方達
っていうことで
スキルもある方が
中心ですし
あとやっぱりマインド面
結構大きいと思いますね
自立的な方が
多いって言うんですけど
自分を利する方の
自立ですね
そういう自立
自立的な方が多いなって
思いますね
そういう方がフリーランスに向いてる
30:00
Speaker 1
っていうのもあると思うんですけど
マーケットとかPRみたいな
ところだけじゃなくて
経理とか人事みたいなところもある
案件の種類
みたいな感じでいくと
プロジェクトベース
期間が限定の
そうですね
結構プロジェクトベースですね
期間的には
高くても3ヶ月ぐらい
一般的には
半年ぐらいとか
一旦ご契約されて
内容によっては企業とお話が
折り合えば
さらにそこから延長される方もいるんですけど
なので
それぐらいの期間ですかね
Speaker 2
でもなんか
最終的なプロジェクトの
アウトプットというか
ここまでにこれを達成しようみたいなものが
比較的明確な
ものがあるのか
それとも社内で人を
本来社員が
やってることを
人が足りない
スキルのある人がいないとかで
社員的な立ち回り
をする人
Speaker 1
っていうケース
両方あるんですね
例えば成果物が明確で
例えばこれこれの
新規事業に関する
調査レポートを作りたいので
レポートを作ってほしい
みたいなこともありますし
あとは例えば半年間で
人事制度の見直しをしたいので
制度設計みたいなところが
アウトプットになることもありますし
一方で
採用チームの中で
採用経験豊かな方に
入っていただくことで
採用力を上げたい
という場合だと
チームの一員として
その場合は
私たちプロジェクト型かミッション型
というんですけど
ミッション型に近い感じになりますけど
明らかに成果物があるというよりは
採用業務に携わる
ミッションに対して
能力を発揮していただける
そういう形もありますね
ミッション型でいくと
最初の頃って
自社でスキルがないときに
プロを入れるというか
みたいな形で補うというのも
あるのかなと思うんですけど
最近のトレンドで
マネジメント層みたいなところでの
ミッション型で
フリーランス部長みたいな
そういうのとかもあったりするんですか?
ありますね
あとは
かつ社員の方の
育成もやってほしいという
依頼もあるので
それは業務の一つとして
PRをもっと注力したいんだけれども
PR経験のいる社員がいないので
その社員の方を
33:00
Speaker 1
一人前の
候補パーソンとして育て上げる
みたいなところも含めてやっていただきたい
というようなオーダーがあります
Speaker 2
それね
働く側からしてみると
そこまでの責任を負うんだったら
どっちがメリットがあるかは
わかんないんだけれども
結構社員に近い
責任があるような気もするんだけれども
それでも
フリーランスというか
業務委託という形での
契約というか
働き方を選択するのは
働く側にとっては
どういうメリットがあるんですか?
Speaker 1
そうですね
うーん
やっぱり
フリーランスを選ぶことによって
一つは複数の
クライアントのお仕事を
同時並行で持てるので
そこに魅力を感じてらっしゃる
方は多いのかなと思いますね
私たちの会社で
ご紹介するお仕事って
だいたい平均すると
週3コミット前後ぐらいの
お仕事が多いので
私たちの会社からご紹介するもの
プラスご自分でも
いくつか案件掛け持ちされている方が
多いんですよね
それだけっていうよりは
なので複数案件を
同時並行で持てるみたいなところは
結構フリーランスの
メリットだったりとか
あとはやっぱり
自由度ですかね
フリーランスであることによって
それこそ
勤怠管理もないですし
働き方の
裁量ですとか
そういったものも非常に大きくなるので
その働き方の
スタイルとしてそういうものを
したいっていうような
自由度を大事にしたい
Speaker 2
っていう方達ですか
うーん
Speaker 1
それはすごいよく分かる
Speaker 2
まあね
そうそうそう
ただ
フリーランスになって自由な時間が欲しい
っていうことよりも
私はどっちかといろいろやりたい
まあ結果的にそんな仕事も
詰め込んでないけど
でもどこかの会社の
社員だとなかなか
副業とかっていう
そしたらどっちかが主で
どっちかが自由になっちゃうから
やっぱり主の方は
コミットしなければみたいな
プラスアルファの余裕でやるっていう
スタンスになるんだけど
Speaker 1
それぞれ
Speaker 2
パラレルに
自分のテーマ
これはやりたいやりたくない
っていう選択権を
自分側で持てるっていうのも
私にとってはすごく
Speaker 1
いいなと
やっぱりフリーランスって自分自身も
フリーランスで活動してた時期がありますけど
その裁量権の大きさみたいなところは
非常に魅力かなと思っていて
本当にいつどこで誰と
何の仕事をするのかみたいなことを
やっぱり自分で決められるので
会社員だとなかなか
会社の都合とかもありますし
36:00
Speaker 1
確かに
その辺は
以前もホットキャストで
少し話した気がするけれども
管理職の中で
本来的には管理職は
裁量権がある程度
あるはずの中で
ただやっぱり
どこまで言っても
ほとんどの管理職は中間管理職なわけじゃないですか
その上から降りてくる時に
降りてきた仕事を
やるやらないみたいな
選択権がどこまであるのか
っていうのは
ほぼない人の方が
多いだろうし
だけど
とりあえず言った
やらないっていうのは
やっぱり
チームの構成とか
今やるべきこと
みたいなところと
あってないもの
とかが来ることも当然ある
わけじゃない
っていう中で
これ本当にやっちゃいますか
あとはどうしても
今これをやるんだったら
この案件を
ちょっと延期させてもらっていいですか
とか
この案件は
ローキーで
最低レベルのところでは行きますと
止められないから
みたいな
その辺の調整みたいなのを
結構やってたんですけど
でもそういう調整を
やっぱりやれない
チームは
疲弊してくっていうか
どんどんどんどん
みんなやらないといけないし
結構真面目なスタッフだと
みんな一生懸命
頑張るし
みたいな形になるので
その辺の
裁量権
みたいなのを
すごいフリーランスの
醍醐味でもあるけれども
会社員の人も
もっと発揮していいんじゃないかな
って個人的には思ってる
ところです
なるほど
確かに
最初の方の話じゃないですけど
個人を
出すことが
個人のこだわりを
出すことが
若まま
やっちゃいけないんじゃないかな
みたいな思いとか
言われたことはちゃんとやるべき
みたいな
いい意味での真面目さみたいなのが
結構ブロックしてるところって
すごくある気がするので
そこはもっと
そういう個人の部分
主張も含めて会社員も
そう主張していいんじゃないかな
それを若ままと捉えずに
議論というか
対話
対話の場という風に
双方が捉えていくと
健全
なのになぁって
思うんですよね
それはあれですね
組織が対話をできる組織かどうか
39:00
Speaker 1
っていうのがとても
重要なポイントになってきますね
そういうのができると
結構
硬直しにくくなる
というか
面倒くさいと思うんですけど
そういえば
いちいち下に
これやる必要ありますか
とか言われる
つり込み言わずに
やれよお前って
思うじゃないですか
それは色々
難しさはあると思うんですけど
でもそこのやっぱり会話とか
対話ができるかどうかで
組織で働く人の
結構満足度も変わると思いますし
なんかよく
個人の方のキャリアのご相談とか
載ってても
色々皆さん悩んでることとか
考えてることがあって
でもそれって会社に行ってますか
とか聞くとやっぱり
ほとんどの方がいやいや言ってないです
って言ってもしょうがないかな
と思ってとか
言えてないんですよね
そうなんですよね
Speaker 2
みんな
はてと思ってもね
言わない
飲み込んじゃう
言っても無駄なんじゃないかって
Speaker 1
思ってるんだよね
無駄なんじゃないかっていうのと
私もメンターで
サポートしたりするんですけど
それは言ってますか
やっぱり言ってない
なんで言わないのって話を聞いてたら
例えばチームに
部の中に一人結構
言う人がいるでしょう
その人完全に
めんどくさい扱いを
されていると
またあいつがうるさいこと言ってるよ
という風なポジションになっていて
それを見ていると
自分はああいう扱いには
なりたくないし
そうなってくると自分自身の仕事も
見にくくなってくる
Speaker 2
実際そこの境目は難しい
本当にそれはめんどくさい
わがままなのか
Speaker 1
放出をついて
ぐるっと回って
組織にも
必要な議論なのか
Speaker 2
ものすごい薄い感じ
いや難しい
Speaker 1
実際分かんないよね
その場ではさらに分かんない
分かんないね
後になってみて
あの議論は
あのポイント正しかったね
あの時もうちょっとちゃんと議論しとけばよかったね
Speaker 2
とかいうのがあるかもしれない
同じことを言っても
言い方とか
その人のキャラクターとかもあるしね
だから難しいよね
でもすごい
重要なというか
それがね
42:00
Speaker 2
なんかギスギスしないというか
わがまま
個人に任せられてるんじゃなくて
組織の中で
うまくみんなが言う場を作れる
とかそういう仕組みを作れる
とか
なんかその選挙を
上司がするのが正解なのかどうか
わからないけど
うまくそれが回ってる
そういう議論ができる
組織になってればいいんだろうけれども
Speaker 1
トラツバのライアンみたいなね
いるとね
Speaker 2
言いやすい
Speaker 1
確かに
場作り空気作りですね
先生は
企業の中にフリーランスの方が
入るっていうのは
意味見ての
空気
読めない読まない
しかも別にずっとそこに
いないといけないとも思ってないから
確かに
変な選択をする必要もない
っていう意味では
良いカンフル剤っていうか
Speaker 2
でも確かにね
Speaker 1
ありますあります
多様性っていう意味だと本当に
フリーランスの方ってそもそも
社員の方ではないのでそういう意味では
外部の視点
をお持ちだったりしますし
あと経験っていう意味でも
様々なクライアントの
ご経験を持っていらっしゃったりもするので
そういうところから来る
指摘だったりとか
意見とか観点
っていうのがすごく
組織の
良い意味でもカンフル剤になる
っていうのはよく
クライアントからも言われますね
あとやっぱり売れっ子のフリーランスの方は
氏名の途切れない
人とかでいらっしゃるんですけど
売れっ子の方は
そういうご自身の
なんて言うんでしょう
ポジションを
上手く
組織に還元してらっしゃるな
って思うんですよね
例えば前お話聞いたことがある
人事のフリーランスの方は
やっぱり自分自身が
フリーランスだからこそ
言えることとか
同じ会社員
正社員同士だと
微妙な派閥のような
仲がいい悪いとかも
やっぱりありますよね
それを上手く見て
フリーの立場だからこそ
上手く立ち回って
組織の潤滑油になれるように
意識して動いてます
っておっしゃる方がいるんですけど
確かにそういう方が
フリーの立場で入っていただけると
むしろ
職場が上手く回っていくという
そういう観点はあるのかな
って思いますね
Speaker 2
売れっ子フリーランス
って話が出たんですけど
フリーランスになってみたいけど
今会社員だとか
っていう人からしたら
なんか怖いとか上手くやれるのかな
みたいな不安だったり
リスキリングを事業として
始めてらっしゃるって話とかも
45:00
Speaker 2
あったんで
2本目は
そのあたりのフリーランスを
始めるために
それでちゃんと食べていくために
というか
そのフリーランス生活を楽しむために
何があるといいのかな
みたいな話を
Speaker 1
したいなと思います