1. ギャップトマッチ
  2. ♯2「宿題を出さない子ども」
2024-03-13 16:58

♯2「宿題を出さない子ども」

宿題を出さない子どもだったといういしだま。

反対に、宿題を完璧に出す子どもだった和音の反応は?

「そんな光の当て方ある?」byいしだま

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ギャップトマッチ、年齢も性格も趣味も異なる石玉と和音の2人が、日常のあちこちからギャップや共通点を見つけ出す番組です。
はい。じゃあ、ギャップトマッチ第2回目。前回どうでした?
前回、普通に喋っていると楽しくなってきてしまう、私のこの敵。
だんだん慣れていく感じありますね。
慣れていく感じある。でも本当なんか面白い。ギャップが最後にドーンと私と、繰原さんと私のギャップが出てきた。
この感じが醍醐味だな、自分的にはって感じがします。
でも私も、やっぱこう自精神が良くも悪くも働いて、多分作ることを本当に作らなければいけないものしか作れないだなっていうのが分かりましたね。
1回目で出てきたギャップの自精神のあるかないかのところっていうのは、これ本当にめちゃ面白い。
めちゃめちゃあるんだよ、私自精神。
すごいですよね。だって私、作る前にゴミとかがあんまり出ないようにするとか、みたいなところが行動のやるやらないのジャッジになることほぼほぼないですもんね。
作った後どうなるんだろうとか思っちゃうから。
すっご!
子供の時ワクワクさん好きだったんですけど、見てて作りたいじゃないですか、工作。
水の上を走る船とかやりたいけど、作った後のことを考えると、見るだけでいいかなとか思っちゃって。
なんて浪勢した子供なんだ。
しかも3Dじゃないですか、水の上を走る船とかって。だからかさばるじゃないですか。
でも折り紙だったらできるんですよ。
そういうこと?
平面だから。
ちょっと待って、今の話って何歳ぐらいの時の栗原さんの話?
でも小学校低学年ぐらいじゃないですか。
マジかよ。
よくお祭りとかに行って、アンパンマンとかキティちゃんとかを折り紙で折ったやつを配られてたんですよね。
例えばアンパンマンだったら3色ぐらい色があるわけですよ。赤と黒と白みたいな。
だから折り紙多分3種類ぐらい使ってるんですけど、糊で貼られてるわけですよね。
その糊を剥がして、こうやって折ってんだって言って、解剖して、折り紙のアンパンマンを。
で、再現するとかはすごい好きだったんですよ。
めっちゃ面白い。何そのユニークな子供。
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でもそれができたのは多分平面だったから、型番ないからだと思います。
めっちゃ面白い。ちょっと聞いてもいい?
ぜひ。
その頃に自分がそういうことやってる、自分には気づいて今覚えてるわけじゃん。
周りの子供たち、同学年の子たちってどんな感じだった?
あんまり友達と楽しい遊びはなかったですね。
そうそう。何ですか?何だろう?
結構ハマってなくて、今思うと何してたかわかんないんですけど、
やっぱりリボンって漫画がね、流行ってて、リボン読んでる友達とか、ゲームやってる友達とか、
あとお互いに泊まりに行ったりとかしてる友達多かったんですけど、
私泊まりに行くのも好きじゃないし、リボンも読まないし、ゲームもしないし、
走るの好きじゃなかったんで、鬼ごっことかしたくないし、
シルバーニアファミリーみたいな人形を使って遊ぶやつもうちなかったからやらなかったんですよね。
いったい何して遊んでたんだろうっていう。
本当だ。
言ってしまえば、だから栗原さんの年齢の子たちがみんなやって遊んでた、
メインストリームはあんまりやってないってこと?
一輪車とか好きでしたけどね。
個人競技。
しかも作る、何も生み出さない、別に。
何も生み出さない。
ただただ一輪車に乗る。
今の話ちょっと面白いなと思って、さっき折り紙は、
ちっちゃくしたりとかできるから、かさばらない意味がちゃんとそこにあるみたいな感じだったのに、
一輪車は意味ないけどやってたんですね。
一輪車はね、競わなくていいし、目的ないじゃないですか。
どこにたどり着きたいとか、勝ち負けとかないからよかったですね。
ただ単に一輪車にうまく乗れる、うまく操れる自分が楽しかったって感じ?
別にその技とか、新しい技を身に付けたいとかもなく、ただただ乗ってましたね。
なるほど。
もう競ったりとか、逃げたり追いかけたりするのは好きじゃなかったんで。
好きでした?
私はもうバリバリにドッジボールとか。
一番嫌いなやつ。
そうでしょ。
ドッジボール。
男子とバリバリ球投げあったり、蹴りあったりしてましたもん。
球技楽しめるタイプだったんですね。
そうそう、もうスポーツ大好きっ子だったから。
すごい。
ギャップだ。
ギャップ、ここで出てきた。面白い。
どんな感じなんですか?ドッジボールしてる時の気持ち。
もうね、ワクワクさんですよ。
本当に、ボールを投げてこられた、自分が標的になってボールを男子がビュンって投げてくるでしょ。
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その投げてきたのをすごいスローモーションで見つめながら、今ここやわし取ったるみたいな感じで、パーンって取った瞬間にまずエクスタシーですよね。
その、わし取ったるの後のボールを取った自分で返す刀で、そのボールをまた体を引き絞って右手からビューンって投げて相手にパーン投げて。
当たるんだ。
それが相手に当たって相手をアウトにした瞬間、これまたエクスタシーですよ。
すごい短い時間のスパンの中にエクスタシーがバンバン来る。これが球技ですよ。
そっか。え、ドッジボールに限らずですか?
そうですね。球技は基本的に結構得意です。
私、ドッジボールでボールを取る気ないですもん。だから楽しくないんだと思います。
それはそうだ。
逃げるものだと思ってるから。
えー面白い。
全く取る気がなかったですね。なんでだろう。
なんでだろうね。こういうのっていつも思うんですけどめっちゃ面白いですよね。
それこそさっき意味もなんもないけど、一輪車に乗って何かといえば乗ってるっていう栗原さんの話が私、それすごくむしろそこがすごい子供っぽくてキュンとした。
これ子供っぽいですか?
子供の時の栗原さんの子供のかずねちゃんの感覚がそこにある感じがすごいする。
焦りたくないんですよ。焦りたくないから本当。かくれんぼすら嫌ですもん。
うける。
じゃあ小学生の頃の世界のメジャーの遊びって基本的に楽しくないですね。
そうなんですよ。私オーナー飛びとかもめっちゃ嫌いだったんで。
ちょっと待ってでもこれすごいさ、私いろんな人に聞いてみたいなに。
子供の時にね、好きだった遊び。
好きだった遊びとか、なんかすごい嫌だった遊びみたいな。
だって今ここ二人で喋ってるだけで。
結構違いますね。
びっくりするくらい違う。
何して遊んでたんですか?子供の時。
本当に野山を駆け巡り。
でも図書館に行って本を読んだりとかもしていた。
何読んでました?
エラリークイーンとか。
何ですか?エラリークイーンって。人?
違う。エラリークイーンじゃない。アダサクリスティとかを読んだりとか。
あとあの、ワイの悲劇とかみたいな、ちょっとしたミステリーみたいな。
そんなのを読んでましたよ。確かに。
それ何歳くらいですか?
小4くらいの時に。
私電気の面白さ分からなかったんですよ。子供の時。
電気ではないか。アダサクリスティとかは何だろう、小説?
ちょっと奇妙な小説みたいな。
電気は私もちょっと、子供の時は分からなかったけど、今は面白い。
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ミステリーが好きだったってことですか?
ミステリーは好きだったんだろうな。きっとそうだと思う。
電気というよりはミステリー。
ミステリーとか、小説を読んでた記憶がありますね。
でもめっちゃ本読む子供だったんじゃない?
って思われるでしょ?そんなことじゃなくて。
そうなの?
一応両親小学校の先生で、専門の科があるんですけど、国語なんですね、二人とも。
一応国語が専門なんで、子供の時よく寝る前に本を読んでもらってたんで、
読むことに抵抗はなくて。
小学校の時に、何年生推奨みたいな、一応目安になる年齢とか学年が書いてあるんですよ、本に。
で、大体一、二年生の時は三、四年生の本を読むし、三、四年生の時は五、六年生の本を読むっていう感じではあったんですけど、
中学生になって、何を思ったか、剣道部に入るんですよ、私。急に。
急だね。さっきまで。
さっきまで、全然嫌そうだったじゃん。
そう、これ巻き添えですけど、よくある。
友達についてったら、一緒に入ることになったってやつなんですけど、そっからもう本読まなくなっちゃって、中高大読んでない。
そうなんだ。
で、小学校の時は、もう電気とかね、過去の人の話読んでどうなんの、みたいな。
それぐらい意味わかってなくって。
いや、なんかちょっといいですよ。今みたいな話、大好物。
子供の時の感じがバリバリ出てる気がします。
そう。
面白い。
なんか、そういうのを今思うと、子供の時にそういう、今当たり前に電気を使ってるけど、電気がなかった時代にどうやって電気が発明されたんだろうとか、
どうやって空を飛べるようになったんだろうとか、そこに純粋に興味があったりとか、
確かに過去のことではあるけど、新しいことに挑戦する人ってどういう考え方をしてるのかとか、
そこから抽象的に考えると、学びがあるわけじゃないですか、過去の話でも。
そういうものの見方ができなかったんですよ、子供の時は。
それ、でもみんなそうなんじゃないの?
そうなんもんですか?
みんなって言うと乱暴かもだけど、結構多数派はそうな気がするけどな。
私、小学生の時とかマジでアホアホだったですよ。
アホってどんな感じですか?
だから、学校に宿題をして持って行くことなどないとか。
全然宿題しない子で。
私マジで出してました。完璧に。
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すげー。
どういう気持ちなんですか?宿題出さない気持ちって。
そうか、面白い。
全然分かんない。
分からんのか、この気持ちが。
もう私から言うと、これに尽きるんですよ。
なんでと。これさって、授業で習ったやん。
で、一回習ったら分かるやん。
なんでその分かったことをまたわざわざ分かったのに書いて出さんといかんとって思ってたんですよ。
疑うなと。
疑うな、ウケるね。
確かめてくるんじゃねえってことですか?
宿題っていうのが、意味が当時、自分の理解だと多分、分からないことを分かるために追加でさせられるものっていう認識だったんですよ。
分かってなかったらやんなきゃいけないけど、分かってる人宿題しなくていいじゃんって思ったってことか。
そう、多分そう思ってたんだと思う。
こういう考えが浅いところが、やっぱ自分もすごいアホだなって思うし、そういう自分を振り返って見てると、ウケるこの人って思う。
私逆に考えが深いと思っちゃうんですけど。
どういうこと?
だって宿題を何のためにやるのかって問いがたってるわけですよね。
ちょっと待って、もうちょっと聞こうか。
だって私問いがたってないから、言われたことをただやってたわけですよ。
あ、そういうこと?
そう、でもそこでちゃんと、なんで宿題やらなきゃいけないの?
分かってない人が分かってるかどうかを先生が確かめなきゃいけないからとか、分かってないから分かるためにやらなきゃいけない。
で、そう考えたときに自分にとって宿題は必要がないって考えたわけですよね。
そう。
私考えてないからやっちゃうんですよ、宿題を。素直に。
え、何この話。今までそんな考え方したことなかったわ。
いやでも私大人になってすごい思うんですけど、やっぱ楽したいっていう気持ちが工夫を生むなって思うんですよ。
それにはもう全力で頷きます。
私楽したいっていう気持ちがなかったから、言われたことそのままやっちゃったし、工夫しなかったなって大人になって思って。
へー。
だから何かをサボってる人とか見るとすごい賢く見えちゃうんですよね。
すごい。
1回素直に受け入れずにその必要性を考えてるっていうことを私してなかったし、
私がすごい衝撃を受けたのが、素直に部活に入ったんですよね、中学校、剣道部に。
で、学校としては部活加入率何%みたいな高いことを歌ってるから、部活に入ってることはいいもんだって思うじゃないですか。
はいはい。
でも大人になって出会った友達が帰宅部だったって言ったんですよね。
で、絶対部活入りたくないみたいな。
なんでかっていうと、自分本を読みたいのに部活に入ったら自分が本読む時間が減る。絶対やだって言って帰宅部だったらしいんですけど、
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それ聞いてなんて素敵なんだろうと思って。
確かにその話聞くと賢いって思うな。
自分のやりたいことがあるから部活を拒絶するわけじゃないですか。
で、私はやりたいこととかそれによって減る時間、減ったら嫌な時間を持ってなかったから、素直に受け入れちゃったなと思って。
面白いその考え方。
石玉さんとかアホチンじゃなくて全然考える方だったんだなっていう風に思っちゃう。
第2回の締めは、石玉実はアホチンじゃなくて賢かったんじゃないか説でクロージングってこと。
自己認識のギャップみたいな。
自己認識のギャップ。いいまとめだ。
他者がいるとギャップはいい。
本当ですね。
ギャップっていいこともあるんだね。
他者といないと気づけないですよギャップは。
ほんまや。ギャップもいっぱいあるぞっていういい話で終わったこれ。
急に関西みたいになった。
今ちょっと動揺したから。
はい、動揺したんですね。
というわけで第2回ギャップとマッチ、この辺で終わっていきますか。
ギャップとマッチ、お届けしたのは石玉と和音でした。
聞くほどに心がほぐれ、何かとの境界線が解けて、ちょっと豊かな気持ちになりますように。
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