1. ハイパー起業ラジオ
  2. #5-2 金利って悪?儲けて社会..
2024-07-17 31:45

#5-2 金利って悪?儲けて社会を良くする金利と信用の話

金利と聞くと貧富の格差を広げる悪の道具と思うかもしれません。実はテクノロジーのチカラは金利と、それを支える信用スコアは社会と個人を支援するものなのです。尾原の金融道、お楽しみください!


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▼MC:

尾原和啓(IT批評家) https://twitter.com/kazobara


京都大学院で人工知能を研究。マッキンゼー、Google、iモード、楽天執行役員、2回のリクルートなど事業立上げ・投資を専門とし、内閣府新AI戦略検討、産総研人工知能研究センターアドバイザー、現在13職目 、近著「アフターデジタル」は11万部、元 経産大臣 世耕氏より推挙。「プロセスエコノミー」はビジネス書グランプリ イノベーション部門受賞


▼サブMC:

けんすう(アル株式会社代表取締役) https://twitter.com/kensuu


アル株式会社代表取締役。学生時代からインターネットサービスに携わり、2006年株式会社リクルートに入社。新規事業担当を経て、2009年に株式会社nanapiを創業。2014年にKDDIグループにジョインし、2018年から現職。


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▼音声編集:株式会社BOOK


▼アドバイザー:株式会社BOOK代表取締役 樋口聖典

00:05
Speaker 2
はい、それでは信用スコア編第2回でございますが、前回は簡単に信用スコアってこんな感じだよ、レビューとかもそうだよね、みたいなお話をしましたが、今日はどんな感じでしょうか?
Speaker 1
へえ、今日はね、前回はハイパー起業ラジオということで、ネットの本質という話をしましたけれども。
Speaker 2
誰?
Speaker 1
関西人ですからね。
Speaker 2
いきなり関西人ね。
Speaker 1
そうなんですよ。
Speaker 2
説明をくださいよ、最初に。
Speaker 1
説明としては、要はハイパー起業家ですから、我々は。だからネットの本質大好きでありながらも、やっぱりビジネスとしては儲けない意味がないわけよ、お前へんか。
Speaker 2
なるほどね、儲けるのを強調するために関西弁っぽい感じで来てるっていう感じなんですね。
Speaker 1
そうね。なんで乗ってくれへんねん、ほんま。
Speaker 2
知らんがな。
Speaker 1
要は信用スコアの裏表になる話として、信用できへん人には金利取りまへんとか、信用できへん人には保証費払ってもらうのは困りまへんねんっていう、いわゆる何は金融道の話があるわけですね。
なので第2回は、信用って儲けに直結するよ、3つの軸っていう話をしていきたいなと。
めっちゃ面白そう、いいっすね。
だからさっき信用スコアっていう話はネットの本質として見たときに新しい繋がり、トークの繋がりを作って、その人と取引をするときに大事には指標になりますよねっていう話は第1回の話なんですけど、
実はでも信用を儲けに繋げるっていう話になってくると、何は金融道、金融に繋がっていくわけですわな。
Speaker 2
はいはい、お金。
Speaker 1
関西弁と関東弁を行き来にするとややこしくなるので標準語に統一させていただくと、金融ってビジネスとして大きく分けると4つなんですよ。
4つ。
第1回で話した取引、決算ですね。
2個目が投資。
投資の話は今回からは外して、信用スコアが儲けに直結するところで言うと、3番目の融資論。
要はお金を貸すとか物を貸すっていう話と、あと保険ですね。
Speaker 2
保険もか。
Speaker 1
結局未来に対して先にお金を借りるから、冒険をしやすくなるねっていうのが融資で。
一方で未来で何か起こったらリスクに対してお金を払ってあげるからっていうふうに保証をするっていうのが保険なわけです。
Speaker 2
なるほど。
Speaker 1
ぶっちゃけな話、融資と保険というのがベリベリ儲かるわけで、じゃあ儲かりの秘訣っていうのが信用スコアっていう話なんですよね。
03:08
Speaker 2
なるほど。
Speaker 1
ちょっと古典ラジオっぽい話をするんですけど、金利を取る。
要はお金を貸す時に利息を取るっていうので、キリスト教は止めるぐらい禁止してたぐらい、実はここってタブーだった時代があって。
Speaker 2
そうですよね。
Speaker 1
結局貸す側が借りる側に対して金利をつけていくと、金利だけでどんどんどんどん支払いが増えていくから、貧富の二極化につながるから金利はやめた方がいいよねみたいな議論があったわけです。
今は世界中の時価総額トップランキング、トップ8はIT系が占めて、先日NVIDIAがAIのコアのチップを作ってる会社がAppleの時価総額を超えましたねみたいにITのように見えるんですけど、
実はこのトップ8の中には常にパーク社ハザードウェイっていうお金を投資するっていうところのトップがゴーンと入ってるぐらいやっぱり金融って儲かるんですよ。
じゃあこのそもそもの話なんですけど、金利って悪なんでしたっけって話があるわけですよ。
Speaker 2
なるほどね。
Speaker 1
これってどういうイメージありますか。だってシリアルアントレプレナー、企業家として数々の人から融資と投資を受けながらやってるわけじゃないですか。
Speaker 2
そうですね。やっぱり金利、僕はそんなに悪だと思っていなくて、やっぱり手元に資金がないとできないビジネスってたくさんあるけれども、
それを金利、金利というものがあることによってお金を借りれたりとかして新しいビジネスを立ち上げられるので、とてもいいなと思う一方で、
お金持ってる人がめちゃくちゃ有利で、お金持ってるだけでめちゃくちゃ儲かるっていう面もあるので、貧富の差はつくっていうのもそうだろうなと思ってます。
Speaker 1
そうでしょ。でも信用スコアがあればそこが開放されていくんですよっていうのがポイントなわけなんですけど、その話に入る前に、やっぱり日本金って低金利でずっと続いちゃってるから、
金利が高くなるっていうことが悪になるっていう話だったり、そこをビジネスにするのっていいことなの?みたいなことのバイアスがあるから、そこをちょっと話したいんですけど、
例えば件数って、たぶん家を買うときの住宅ローンだったりとか、一方で会社で借りるときとかって結構金利差ありますよね。
Speaker 2
金利差めちゃくちゃありますね。たぶん言えない範囲ですけど、たぶん3倍ぐらいありますね。
Speaker 1
そうですよね。じゃあ、事業をやるときの借金が金利が3倍なのって悪なのかって話なわけですよ。
06:07
Speaker 1
結局、金利っていうものって、ベンチャーへの投資をある種金利的に捉えると、ベンチャーって投資家の金利って18%から19%ぐらいで回らないと困るよねとか、
特にシーズン投資とかだと24%ぐらいで回らないと困るよねっていう話になると、これ借金で考えたら18%の金利とか24%の金利ってとんでもない金利じゃないですか。
Speaker 2
そうですよね。確か消費者金融の上限が18%とかでしたっけ。
Speaker 1
そうですそうです。
Speaker 2
法定金利がですもんね。
Speaker 1
そう。だけどなんで投資として18%から24%のリターンがあってでも投資を受け入れるかっていうと、結局言い方悪いけど企業って5社に1社ぐらいしか儲からん。
残り4社とかが死んじゃうとかっていう世界だから、その残った1社で儲けない限り残り4社に投資できないわけですよね。
Speaker 2
そうですね。
Speaker 1
そうすると金利が20%ぐらいで10年で回すと大体4倍ぐらいになるので、そうすると4社に1社しか生き残らなくても安心してお金を投資できるっていう環境を作ってるわけですよね。
Speaker 2
なるほど。
Speaker 1
つまり、消費者金融って上限金利である15.8%から18%ぐらいの金利を取ることって悪なのかっていうと、実は10%ぐらいの人がお金を返せずに終わるっていうことを前提で飲み込んで、
それでも10%ぐらいに返せない人でもお金がないと次の生活が困って動けなくなっちゃうからその人に貸しましょうって話なんですよね。
つまり何かっていうと、金融ビジネスの本質っていうのは最初に言ったようにある程度失敗する人がいるかもしれない。
でもその失敗する人を乗り越えて他の人がお金を返してくれるから、だったらお金を貸すことによって未来の冒険を増やしましょう。これが正確な投資であり融資の世界ってことなんですよね。
Speaker 2
はいはい。でも嫌われてはいますよね。なんとなくその金利とか消費者金融とかなんか悪どいイメージがあったりすると思うんですけれども。なんでなんすかね。
Speaker 1
そこは結局、金融というものが2種類に分かれていて。
要は今困ってるからどうにかしたいっていうお金を貸すっていう話と、それを元でにして、より大きな収入を得ることができるからお返しするよっていうものの2種類があって。
09:11
Speaker 2
なるほど。
Speaker 1
やっぱり、例えばわかりやすい話で言うと、マイクロファイナンスっていうですね、バングラディッシュにあるグラミンバンクって知ってます?
Speaker 2
はい知ってます。発展途上国の人たちにお金をお貸しして、服作る人にはミシンか何かを買って、そこで収益上がったら返してねみたいなやつですよね。
Speaker 1
そう。だからそういうふうに事業を作るための最初の資金を借りてくる、投資をするっていうような、将来お金がお金を生むとか、将来自分の事業がお金を生んでくれるから、じゃあお金を借りるよっていう性質っていうのは、
日本っていつの間にか総中流社会で総サラリーマン社会っていうふうに見えるようになったから、なんかそのもとで何かをするっていうよりかは、生活をつなぐために借りる。そうすると貧しいところに付け込み上がってっていうふうに見えちゃう。
Speaker 2
それは理想ですね。だから貧しい人たちが上のステップに行くためにお金を貸して事業を起こしてもらってみたいな感覚がほとんどないってことですね。
Speaker 1
そうです。だからさっきのグラミンバンクの例なんて分かりやすくて、グラミンバンクってそういうふうに世のため、人のために、故作人としてデンバタを借りてる人に搾取されてるところを自分でやりましょう、自分で事業をやりましょうみたいなふうに事前事業のように見えるんですけど、配金って何パーセントだと思いますか。
Speaker 2
結構高いんじゃないですか。要は返す当てがなさそうな人に貸すので。
Speaker 1
そうです。20%取ってるんですよ。
Speaker 2
やっぱそうですよね。
Speaker 1
でも逆に言うと20%取られたとしても、その人が搾取をずっとされて貧困から抜け出せないっていうところから貧困に抜け出せるチャンスがあればいいっていう話だし、逆に20%取ってるってことは、
行ってしまえば10%とか15%の人は返せなくて、夢破れる人もいたとしても夢に挑戦する人が増えればいいっていうことが、この金利っていうもののビジネスに大事になってくるわけですね。
Speaker 2
なるほどね。
Speaker 1
そうすると信用スコアの話に戻ってくると、結局ここにおいて、僕たちは借金を返せるんですっていう実力を示すことができれば、
あなたは普通だったら10人倒れる、10人に1人10%倒れるけれども、あなただったらビジネスの成功確率が高いから5%しか倒れないよねっていうふうに思えば金利を半分にしてもいいわけですよね。
12:06
Speaker 2
なるほど。これ債券とかがまさにそのいわゆる格付けみたいなのがあるじゃないですか。あれも信用スコアなんですよね、きっと。
Speaker 1
そうです。おっしゃる通りです。だから債券というものは会社が事業をやるときに何%でお金を増やしてお返しするので、ぜひうちの債券を買ってくださいということで資金を調達するっていうものなんですけれども、
じゃあこの資金を調達するときに、お前のとこ言ったって倒産するかもしんないじゃないかとか、お前の事業うまくいくかどうかわかんないよみたいなことを一人一人が吟味してると大変になっちゃうので、そのフィデリティだったりとかいろんな格付けの会社がここはAプラスですよとかBマイナスですよとかっていう形で、
プロが評価をすることによって投資をしやすくするっていうある種外部の専門家がつける信用スコアっていう話ですね。
Speaker 2
でもあれ見てよく思うんですけど、Googleってめちゃくちゃ金利低いんですよ、債券の。なんでGoogleって今でも儲かってるのにさらにお金を安く集められるじゃないですか。
でもやばい会社って金利めっちゃ上がるので、すごくお金を調達するコスト高い上に本業で儲かってないからより苦境になっていくじゃないですか。そういう歪みってないんですか。
Speaker 1
だからそこは逆に言うとそこに歪みがあるから、そうじゃない人たちでもその信用を食べることによってエントリーに入ることができますよねっていうところが新しい信用スコアって話なんですよね。
だからちょっと台本ブレックされたので、前の次の回に話す話をすると、日本かつでフィリピンでめちゃめちゃタクシードライバーとかシェアライドのグラブドライバーに使われてるプラットフォームにGMSっていう会社があってですね。
ここは何をやってるかっていうと、東南アジアにおいて労働者がやっぱり一歩目に自分でビジネスができるようになるっていうのはやっぱりタクシーって大きいんですよね。
でもタクシーの人たちって当たり前だけど車持ってないとできないじゃないですか。
ここにおいては安全運転をしてる人だったら、車のローンが安く組めますっていうふうなことをやっていくことによって、持たざる人でも持てる人に変わっていくということを支援したりしてるわけなんですよね。
15:12
Speaker 2
これ持たざる者っていうのは、要は今お金がなかったりするけど、もうめちゃくちゃ安全運転してれば多分この人タクシー運転手としてこれから稼いでいくだろうみたいな、今まで信用スコアにならなかったものを持ってきたみたいなイメージですか。
なるほど。
Speaker 1
他の人よりも圧倒的にこの人は事故らない運転してるなっていうのを、行動のデータで見ていくことができるわけですよね。
そうすると、この人だったら安全運転をしてるから、他の人だったら事故をするから、この人はタクシーとして稼げなくなるかもしれない。
ないしはお客様からいいレビューがつかないから、お客さんがつかなくなるかもしれないっていうことを、行動だけで判定ができるので。
そうすると、真面目にコツコツやっているという行動データがその人の信用になり、その信用が評価されると安い金利で車が借りれる。
最初にデポジットの金額をしなくても車が借りれる。
そうすると、やがてコツコツやっていくと、その人は低金利で車を買うことができるから、自分の車で働けるようになっていくから、いつかローンは返せるわけじゃないですか。
そうすると、やっぱり貧困から抜け出すっていうようなところになったりするんですよね。
Speaker 2
これはいいですね。要は貯金がないから銀行口座の通帳もないし、お金払ってるかとかもわからないのでお金貸せませんよってなってたのが、安全運転してるっていうのが稼ぎの証明になるみたいな、そんな感じなんですね。
Speaker 1
そうなんです。しかもここにプラスアルファして、例えば東南アジアであるグラブとかであれば、先ほど言ったようにお客様からのレビューみたいなものも入ってくるわけなので、
この人は愛想いいよねみたいなことがわかってくるといけるよねっていう話だったりとか、あと同じように東南アジアでは、シェアライドのグラブとトヨタが組んで、そういう人たちに1日いくらで車をお貸ししますみたいなサービスも実験的にやってたりするんですね。
18:06
Speaker 1
そうすると最初はレンタル代が高くても、1週間2週間運転してると、あなただったら事故らせないから、その1日のレンタル代を低くしてあげますよ。ある程度3ヶ月なり半年継続してやっていくと、あなた見込みがありますねと。じゃあローンで車買いませんかと。
こういうふうにコツコツ行動データを貯めていくことによって、私は事故らないですっていうリスクを減らすっていう1個目と、2個目がそれを続けていくと、私は習慣的にそれを続けていける人ですっていう証明になるから、じゃああなただったら安心してお金を貸せますねっていう段階。
こういうものをステップアップしていくことによって、さっき言ったように、お金を持ってるから信頼がたまって、信頼がたまってるから安くお金が借りれるからさらに勝負が打てるみたいな2極化から、どっちかっていうと小さく積み上げていくっていうことの階段を広げていく。こういうことができるフェーズになってるんですよね。
Speaker 2
なるほど。よく会社員の時は不動産借りるの簡単だったけれども、独立したらいきなり借りれないとか、クレジットカード作れないとか、あれは要は正社員で大きな会社にいれば稼ぎが安定するだろうっていう信用スコアが所属先ぐらいしかなかったからやっていたけれども、他の方法でも別にそれが担保されるんだったら全然貸せるよねっていうことですね。
Speaker 1
だから単純にわかりやすい話で言えば、ココナラさんみたいなフリーランスの方でもイラストの受注発注を受けてみたいなところのプラットフォームっていっぱい出てきてるわけじゃないですか。
そうすると今まで、僕も含めてフリーランスの人って銀行からお金を借りにくかったりとか、あと不動産を借りられなかったりとか、そういうふうなものがあるわけですけれども、実際ココナラでそこまでスコアがあるんだったらこの人は大丈夫だよねって。
さっき言った1段階目のリスクがない、2段階目のこの人は定常的にずっとちゃんとお客様から信頼続けてるからこれからもそれが続くだろうっていうものが見られると、ココナラのスコアが高かったらお金が借りれる未来みたいなことがあり得るんですよね。
Speaker 2
ありますね。アメリカでもカラットフィナンシャルでしたっけ、クリエイター向けのクレジットカード、金融サービスやってて、YouTubeでこれだけ再生されてれば広告代入るよねとか、そういうデータ見るって言ってて、確かに有名YouTuberの人って絶対お金稼いでるだろうけど、既存の信用スコアを使っちゃうと稼ないよねになっちゃうので、
21:08
Speaker 2
金融機関にとってもビジネスチャンスを逃してるっていう状態だったわけですもんね。
Speaker 1
そうなんです。
おっしゃるように、だからこの信用スコアが作る社会っていうものが3つあるっていう話があって、1つ目はやっぱりそうやってリスクを可視化できるから、今まで経済活動の中に入れなかった人の子孫を広げる。
これが1個大きいわけですね。
2個目が、じゃあそれが定常的に続けられるっていうふうになってくると、じゃあ今度は自分がやる事業、それはフリーランス的なものなのか、シェアライドだったりタクシー的な運転手なのか、それはエアピー的な部屋を貸すのがめっちゃ上手いよっていうことなのかっていうふうに、自分の仕事を事業に変えていくっていうところに上げていけるっていうところも大きいわけですね。
Speaker 2
うーん、なるほどね。
だから、この前もユーコスさんと話をしてて、今ユーコスさんってライバーって呼ばれる、主にユーコスさんはポコチャとかで投げ銭をもらって生きる方々の、日本で1番の確か事務所になってるよね。
うん、ですね。
Speaker 1
彼女が言ってたのは、同じで、結構シングルマザーの方々とかが、お子さんを見る時間が空いたときにライブをやって、月20万ぐらい稼いでる人みたいな人が増えていてて、こういう人たちが部屋を借りたりとか、何かをするみたいなことを支援できるような資格みたいなものを提供できないかみたいな話があって。
Speaker 2
ああ、なるほど。面白い。
Speaker 1
こういうふうに、1番目の裾野を広げることによって社会を優しくしていく、こういうのをインクルージョンだっていうので、インクルージョンファイナンスって言い方をしたりするんですけれども、こういうような効果が強いってところもすごくいいと思うんだよね。
Speaker 2
すごくいいですね。シングルマザーの人で配信で稼いでますと、今までだったらもうそれ無職じゃないってなって、借りれないとかが起こっちゃってたわけですもんね。
でもそこは全然、お金稼いでるので普通に貸しましょうっていう当たり前のところを、ちゃんと信用スコアが何らかで担保されてできるようになる。それによって社会がもうちょっと滑らかになるっていうのができそうですね。
Speaker 1
そうなんです。そういうふうに見て、昔からおテント様が見てるから真面目に暮らそうよみたいな話があったんですけども。
これからっていうのは人のレビューとデータが見てくれるから、真面目に暮らすといいことがあるんだよっていう。
24:03
Speaker 1
そういう社会になっていくっていうふうなことを考えていくと、最初言ったように金利っていうものが悪っていうよりは金利っていうものをしっかりコントロールしていくことによってチャンスを増やしていく。
こういうものの裏側に信用スコアがあるんだよっていう話がすごく大事になってくると思いますよね。
Speaker 2
これネガティブな話をしていいですか。
Speaker 1
もちろんです。
Speaker 2
でもそれを言うと、体調崩しそうな人とか病気の人は排除しようみたいな方向にやっぱりなるじゃないですか。
なぜなら払えないからっていうみたいな問題ってどう見るといいんですかね。
Speaker 1
そこはいろいろあってですね。
まず、本当台本ブレイク今回多いなと思われちゃってるんですけど、そのためにまず保険があるわけですよね。
Speaker 2
なるほどね。
なので本当は今日この第2回では3つの軸があるって話してたじゃないですか。
Speaker 1
2番目のその人の可能性を広げてあげるっていう話が盛り上がって、3番目の軸である何か失敗したときに補償してあげるっていう保険っていうものが3番目の軸として大事なので、3番目の話は次回話したいと思います。
Speaker 2
次回にしましょうか。
Speaker 1
ただ一方でもう1個大事な話が、例えばウーバーとか乗っていると、この人が聞こえてるけど喋れない人なんですとかっていうことが注釈できて乗ったりもできるんですよね。
Speaker 2
なるほどね。
Speaker 1
つまり何かっていうと今までだと喋れない人のタクシーって乗りたくないとか、そもそもタクシーのドライバーとして受け入れられないみたいなことがあるわけじゃないですか。
でも考えてみてくださいと。
ウーバーとかグラブとかって目的地はアプリで教えてくれるよね。
で、支払いは現地に着いたら自動でやるよね。
だから実は運転手の方は車が正確に安全に運転できるという能力だけあれば他の能力って別にいらないわけですよ。
Speaker 2
確かに。
Speaker 1
そうすると実はウーバーとかグラブによって喋ることが困難な方々っていうものがむしろドライバーとして活躍されるっていうようなことが出てきたりとかもしてるんですよね。
Speaker 2
はいはい。
Speaker 1
こういう風にテクノロジーって本当に人間でしかできないことだけにフォーカスして、それ以外のことはもうAIだとかにやってもらおうよっていうテクノロジー分業ができることによって入り口を増やすっていうことをしてるわけですね。
Speaker 2
オンラインミーティングとかもこれによって通勤とかが苦手な人とかでも全然働けるよねとかで広げたみたいなのもそうですもんね。
27:08
Speaker 1
例えばVTuberみたいな方々もやっぱり顔を出すことが苦手だけれども、声で人を明るくすることは得意ですみたいな方々に就業機会を増やしたりとかしていて。
やっぱり一つの強み、しかもその強みっていうのが天才的な強みじゃなくてコツコツやることの才能が一つあればそれ以外の部分はAIとかテクノロジーが埋めてくれるよっていうことがこういうのをバリューアンバンドルって言ったりするんですけども。
その価値を分解してここの部分だけ提供すればいいからねみたいな。
こういうのって僕はそのテクノロジーのちょっと信用スクワートはずれちゃうんですけどいいところだなって思うんですよね。
Speaker 2
そうですね。これ話ずれたまま言っちゃうと、小原さんってやっぱりシンガポールとか海外にいた方が海外企業家とつながれるのでいい一方で、喋って日本人に伝えるっていうすごくここもいいスキルがあるのにこれがコンフリクトするので。
今までオンラインミーティングとかなかった時って毎回移動したりとかすごい苦労されてたのがここ数年で一気に解決してこんな感じでシンガポールと日本でラジオが撮れるみたいなこともできるようになってとてもこう生産性が上がったというか、もう2つの能力をめちゃくちゃ活かしてるって状態なので。
これやっぱり10年前とか大変でしたもんね。
Speaker 1
そうそう。だから逆に言うと今は僕みたいないびつな能力を持ってる人間を活かしやすくなってるっていうふうに捉えることができて。
それってやっぱり最初に話したインターネットって遠くにあるものをピンポイントでつなぐことができるっていう力があるからだと思うんですよ。
だから例えばわかりやすい話で言うと、これはでも7年前かな。
スイスであるゲーム開発会社と会ったんですけど、スイスで日本人向けの美少女ゲームを作ってる社長っていうのに会って。
Speaker 2
へー。面白い。
Speaker 1
なんでお前日本に行かないの?って言うと、いやいや小原さん、僕スイス愛してるんですよと。
だからできるだけスイスで暮らしたいっていうのもあるし、あともう一個僕が日本に行ったら、日本ではそういうゲームを作る会社がたくさんあるから、いい開発者が雇えないと。
Speaker 2
確かに競争がすごいからね。
Speaker 1
でもスイスにいたら、もう日本のためにできんの美少女ゲームって言って、ありえないぐらい優秀なエンジニアが集まってくれるんでしょうみたいな話があって。
30:01
Speaker 1
やっぱりこういう一つの尖りっていうものが、他のことを犠牲にしなきゃいけないからなかなか活躍できなかったっていう方々がつながるっていうことが大事で。
だから僕よく日本の中でグローバルビジネスイコール世界を均一に出ていくみたいなことを想像する人多いんですけど、本当のインターネットにおけるグローバルっていうのはローカルでピンポイントとピンポイントがつながることによって、
その歪みを肯定しながら生き生きと生きることができるっていうことだと思ってるんですよ。
Speaker 2
なるほど、それいいですね。いい話。
Speaker 1
しかもこの歪みっていうものが遠くにいて一回も会ったことがなくても、信用スコアだったりレビューだったり、その人が作ったものの履歴だったりっていうものが可視化されることによって、遠くにいても何の問題もなくゼロスタートでいきなり取引をすることができる。
これがやっぱりそのネットが遠くをつなぐということと、その信用というものを可視化するというものがコインの裏表だっていうところのいい話なんじゃないかなっていうわけです。
なるほど、ありがとうございます。
Speaker 2
というわけで次回はその3つの軸の。
Speaker 1
3番目。
Speaker 2
保険。
Speaker 1
保険っていう話が信用スコアの中でも大事だよっていう風に急遽台本を変えて話させていただきたいと思います。
いえいえ、全然楽しいです。
Speaker 2
そんな感じですかね。じゃあありがとうございます。
Speaker 1
ありがとうございます。
31:45

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