00:05
はい、みなさんお疲れ様です。本日も放送室を始めていこうと思っています。
本日の放送室は川沿いからお送りしております。
昨日の放送ですけども、昨日マクドナルドの値上げの話をしたんですけど、
自分が思っている以上に再生数が伸びていることにびっくりしました。
自分のフォロワー数と始めた放送の回数の割には、結構効かれているんだなってことで、
みなさんMacが好きなんだなってことを感じましたね。
今日お話しするのは、お金の授業を学校でする時に気をつけておかなければいけないこと、3つということでお話ししたいと思います。
まずはじめに結論から言いますと、1個目、お金はデリケートな話題であるということ。
2つ目、これはお金の授業に限ったことではないんですけども、事業者が話しすぎないこと。
3つ目は、事業者が思っているほど授業は深まらないということです。
じゃあまず1個目から話していこうと思うんですけども、今日まずお金の授業をまたしたんです。
今日の題材は道徳の授業だったんですけども、ある女の子がアメリカに海外留学に行ったという話です。
その概要を話すと、海外留学のホームステイ先は宿泊費は無料なんです。
ただそれまでにかかるお金、パスポートとか身の回りのこと、日用品とかそういうものを揃えるのは
全て親が用意してくれて、そこで結構お金をかけてしまったなって思う場面が1個あります。
アメリカに行ったら行ったで、そこの家は老夫婦がホームステイ先だったんですけども、
質素な暮らしをしている、結構貧しめのお家だったんですね。
同じ時期に行った他の友達は結構裕福なところのホストファミリーのところに行くんです。
毎週映画に行ったり、買い物に行ったりしたなんていう話を聞かされるんだけども、
その子の行っているお家はそういったエンターメンもなく、車も結構ボロボロだったり、
遊ぶとしたら親戚のお家に行ってお話しするとか家具を作ったりするとか、
そういうことをしているお家だったんです。
そういうの前提であって、その子は宿泊費が無料なので、
その分何かお手伝いをして返そうということを思いつくんですね。
その本でいうと高校生の時給が700円として考えられていました。
03:01
その子が普段は学校に行って1日2、3時間お手伝いをするとすると、
3時間だとしたら3時間×700円ということで2100円。
その子は2100円で泊めてもらえるなんてすごくありがたいことだってことを思うんですね。
普通だったら5000円とか1万円とかかかる宿泊費を2100円で泊めさせてもらっている。
そこにありがたみを感じたり、長く過ごしているうちに老夫婦と仲良くなって、
お金では買えないような貴重な経験をしたというお話だったんですね。
そのお話の最後には、自分にとってこの留学は生きたお金の使い方だったという風にして終わるんですよ。
それを基に生徒たちに、自分にとって生きたお金の使い方ってなんだろうということで授業を進めていったんですね。
道徳の授業にしろ何にしろ、授業の一番初めにすぐにこの物語を読むなんてことはしません。
やっぱり掴みというか導入が大事ですので、今回導入でお話ししたのは雑談なんですけれども、
お年玉どれくらいもらったとか、最近買ってよかったもの何とか、逆に最近買って後悔したもの何なんて話から入っていきました。
ただこれが1個目の注意点なんですけれども、非常にデリケートな問題です。
お年玉いくらもらったって質問もお年玉をもらえる前提でもこちら側が話していますよね。
中には10万円もらっている子もいるかもしれないし、そもそももらえてない子ももちろんいます。
そういう中でこの話をするのは非常にデリケートな問題でありますし、
そのとこで失敗しちゃうとその後の授業、その子ちょっと傷ついちゃった子なんかは授業に参加しなくなってしまうような恐れもありますので、
この辺は注意しなければいけないかなと思っています。
普段ずっと過ごして接している関係であればそういう話をしてOKなのかどうなのか分かりますけど、
出張で行くような場合はそういう前提が分かりませんので、一層注意が必要かなって思います。
次2つ目なんですけれども、事業者が話しすぎないというところですね。
つい事業者は話したい子がいっぱいありますので、自分のことをしゃべっちゃうんですけども、
生徒たちに話し合わせて、代表者がそれを発表してとか、
そういうふうな生徒が中心となって発言させる事業を自分は意識してやっていますので、
06:00
この点もですね、出張の事業となってくるとやっぱり講義形式が多くなってくると思うんですけども、
ずっと講師とか事業者がしゃべるような活動ではなく、
あいまいまに生徒たちが話し合ってアウトプットするような時間は必要かなって思います。
最後3つ目なんですけども、事業者が思っているほど深まらないということです。
もちろん事業者は事業を作るときに自分が言いたいことを詰め込みますし、
きっとこういう反応をしてくるだろうなって思ったり、
こういうところをゴールに事業を進めていこうということで、
プランを作ると思うんですけども、相手は人間ですから。
こっちが思っている以上に深まらなかったりすることは結構あります。
例えばそういう導入をした後に本文を読んで、
じゃあ生きたお金の使い方ってどんなものか考えてみようってことを言ったんですけど、
結構導入の部分でもお金についてお話ししたし、
物語についてもしっかり集中して聞かせてはいたんですけども、
いざじゃあ自分にとって生きたお金ってどんなお金って聞くと、
好きなことに使うとか、自分のためになることに使う、
知識や経験に使うっていうふうにまず答えるんですね。
ここまではまあいいじゃないですか。
じゃあ例えばってなるともう出ないんですね。
今日言った子はどういう使い方をするって聞いたら好きなものに使う。
じゃあ好きなものって何って聞くと趣味に使う。
趣味って何?楽しいこと、物を買うこと。
何を買うの?もう無言になっちゃうんですね。
例えばそういう好きなものに使うと自分にとってどういう効果、
生きたお金ってことは自分にとってどんないいことがあるのって聞くと、
結構沈黙があってやっと出た言葉が嬉しくなる。
あと別の子はですね、生きたお金の使い方ってどんなことって聞くと、
漫画や小説を買うことですって答えました。
例えばそう聞くと、てっきり自分は漫画家になりたいんだとか、
小説家になりたいんだとか、それを得た知識で何か自分の力を伸ばしたいんだ
とかっていうような答えが出るかなってこっちは期待しちゃうんですけども、
どう生きるのっていうと、暇つぶしですとか、現実逃避できるからですとか答えるんですよ。
別にこの子たち悪気があって答えてるわけでもないし、
すごく特段勉強ができないとかそういうことでもない、
いわゆる普通の子なんですけども、なかなかやっぱりこっちが一生懸命話しても
09:00
思っている以上の反応がなくて、変な空気になっちゃうんですよね。
そんなのが続くので、結局こっちが期待してた答えは出なかったり、
思ってたゴールに行けなかったりしたまま、結局時間切れ、
感想を書いておしまいっていうふうになってしまったんですよ。
これって結構今日に限らずやっぱりあるんですよね。
こっちが力を入れて作ったものほど、期待している答えが返ってこない。
そういうことって結構あるんですよ。
なので、出張で授業に行く場合は特になんですけども、
自分なんかいつもいるところでいつも会っている子に対してでもそうなってしまうので、
初めて行く学校なんかに関しては結構そこらへん考えていかないと、
お互いすっきりしないまま終わってしまうような授業になっちゃうのかなと思っています。
もちろんね、今回もやっぱり自分で反省はしますね。
どういう言い方をすれば、ああいう答えにならないのかなとか、
深い答えが出るのかなとか。
幸いね、うちは5クラスあるんですね。
なので、今日の授業を踏まえて別のクラス出てできるから、
最後の授業は結構いい授業になるのかなと思ったりしてるんですけど、
一発勝負のところではすごく注意が必要だなと思いますので、
ここらへん意識したほうがいいかなと思います。
ということで、お金の授業をするときに気をつけておきたい3つのことということで、
お金はデリケートなものであるということ。
2つ目、事業者が話しすぎないこと。
3つ目、ここ大事ですね。
こちらが思っているほど深まらないかもしれないよということでした。
このことを自分も考えて、授業改善をしていこうと思っています。
では、今日はこの辺でおいておいたします。