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2024-11-17 13:49

#135 受け継ぐ大切さを考える

📻 【栃木県真岡市 二宮金次郎さんの命日】例大祭に初参加してきました

栃木県真岡市は二宮金次郎さんのゆかりの地。蓮城院のすぐ近くにある桜町陣屋で暮らし、農村復興に尽力した金次郎さん。その功績を称えて建てられた桜町二宮神社で、命日である11月17日に行われた例大祭に初めて参加しました。

五穀豊穣を願い、金次郎さんの教えである「一円融合」の精神が今も受け継がれる中で、地域のコミュニティと伝統を次世代に繋げていくための課題と展望についてお話しします。

地域の伝統行事の意義、そしてその継承について考えるきっかけとなれば幸いです。

#二宮金次郎 #報徳仕法 #栃木県真岡市 #桜町二宮神社 #例大祭 #伝統行事 #蓮城院 #お寺 #地域コミュニティ #地域活性化 #継承
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Summary

このエピソードでは、二宮金次郎の霊体祭が行われ、その意義や金次郎の教えが地域社会に与える影響について考察されます。特に、金次郎の「一縁融合」という思想が現代にも引き継がれ、地域の発展に寄与していることが強調されます。

霊体祭の参加
どうも、コウブンです。 栃木県の片田川にある蓮城院というお寺で副住職をしております。
本日は11月の17日ですが、この日はですね、
私の住んでいる地域、二宮金次郎さんのゆかりの地なんですが、その二宮金次郎さんの
11月17日は明日ということで、霊体祭が行われました。 その霊体祭というものに
参加してきましたよという、そういうお話をしていきたいと思います。
ちょっとね、今情報がガガガッとあったんでね、ちょっと混乱してしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、
少し整理しながらお話をしたいと思います。 私の住んでいる地域、栃木県茂川市というところはですね、
二宮金次郎さんの
ゆかりがある地域なんですよね。 そのどういうふうにゆかりがあるのかと言いますと、二宮金次郎さんが
二宮金次郎さんの
活躍した場所なんですね。しかも一番最初に活躍した場所と言っていいのかな。 二宮金次郎さんというとですね、
木を背負って本を読んでいる姿が有名ですが、実はですね、あれは物語の一部をね、
イメージを具現化したものなので、あれが本当かどうかというのは実はわからないんですね。
あれはあくまでも二宮金次郎さんという人を象徴する意味で作られたものというふうに考えられるわけなんですが、
本当のところ、二宮金次郎さんのすごいところというのは、大人になってから、
私の住んでいる栃木県茂川市にて、昔は霜月の国と言ったんですが、この霜月の国にて
農村のね、復興した、V字回復させたというところがものすごいところなんですよね。
そのV字回復を行ってきた、復興させてきた手腕、金次郎さんのメソッドがあるわけなんですけど、そのV字回復のメソッド。
その法徳司法というんですね。その法徳司法を完成させた場所が、
栃木県の茂川市というわけなんですね。というわけで、二宮金次郎さんが後々、後世にいろいろと活躍が認められて、
そして小学校の銅像になったりとか、あるいは一円札の肖像画になったりとか、そういった理由の最初の部分、
そういった法徳司法というのを完成させて、いろんな農村を復興させた、その最初の場所というのが、栃木県茂川市、私の住んでいる地域というわけなんですね。
その金次郎さんが当時、住まいとして使っていた桜町陣野というのが、
私の住んでいる地域の、私のお寺ですね。年上院のすぐ近くにありまして、陣野というのはいわゆる役所ですね。
役所の出張所的な感じでしょうか。そういう出張所というのがありまして、陣野というものが、桜町陣野というのがありまして、そこに住みながら、
私の住んでいる地域の農村を見て回って、そして農民相手にいろんなやり取りをしながら、復興を遂げていったというわけです。
その時の活躍、遺徳を偲んで、桜町陣野の隣に桜町二宮神社というものを、後世の人たちは作ったんですね。
昭和の15年というふうに聞いております。昭和の15年に二宮金次郎さんの活躍というものを、忘れないために、後世に伝えるために作られたもの、それが桜町二宮神社。
この今日の11月17日が二宮金次郎さんの命日ということで、毎年この日に例大祭を開いているんですね。
その例大祭の目的というのは、もちろん金次郎さんのことを忘れないためであると同時に、
後刻法上を願ったりとか、あとは自分たちの現在の活動というんでしょうかね、例えば農業がどれくらい上手くいったか、作物がどれくらいできたかというご報告であったりとか、
そういった感謝を述べたりとかいうような意味合いの儀式でございます。
それに参加してきたわけなんですが、実は私初めて参加したんです。
今までは私の父、住職が参加したというわけなんですけれども、一人参加すればいいかなというところで、今まで参加してこなかったというわけなんですが、
今回は先日の放送で伝えた通り、これから私のお寺、蓮城院を盛り上げるために、
三宮金次郎さんのゆかりがあるというところをきちんと使って、そしてブランディングして、唯一無二のお寺として盛り上げていくんだという考えを述べさせていただきましたけれども、
それをやっていくにあたって、まずは金次郎さんという人をしっかりと知らなくてはならないし、
金次郎さんの思いというものを、私の地域がどういうふうに思っているのかというのを知らなくてはならないし、
といういろんなことを考えて参加するというふうに決めたんですね。
その霊体祭、参加してみて思ったことなんですけれども、
この霊体祭というのは、蓮城院の周りの金次郎さんの昔住んでいた地域の子孫の人たちが、
金次郎の思想
持ち回りで祭りの霊体祭の準備をしたり、お掃除をしたり、
あとはいろんなゲストを呼んだり、そのゲストの世話をしたりとか、そういったとにかくみんなで力を合わせて霊体祭というのを作っていくんですね。
実施していく、実行していくというわけなんですね。
それを見て、今も金次郎さんの行ってきたこと、
金次郎さんはこういう言葉を残されているんです。一縁融合というね。
一縁というのは、一は数字の一、縁は一縁二縁、お金の単位の縁と同じですね。
そこに融合、交わるということですね。一つの縁に交わるというような意味ですよね。みんな仲良くということですね、簡単に言うと。
まさにその一縁融合の思想というものが今も脈々と引き継がれているなというふうに思いました。
これを大事にしていかなくちゃならないなというふうにも同時に思ったんです。
だってね、その一縁融合の思想があるおかげで、私たちの地域、栃木県もおかしというのはね、今までね、
みんな仲良く協力し合いながら発展してきたというわけなんですから、
その思想が元かどうかは直接は関係ないかもしれませんが、栃木県は実はイチゴが有名でして、
そのイチゴの発展に寄与したのがちょうどね、やっぱり私の住んでいる地域、栃木県もおかしからなんですけども、
そういった私たちの地域でイチゴが発展してきたのもきっと金次郎さんの一縁融合の思想が根付いていたからなのかなってそんなことを思いながら、
こういったものを大事にしていかなくてはならないなという、こういう儀式を通じて金次郎さんの教えを伝えていかなければならないなってそんなふうに思いました。
地域の未来
そしてね、ちょっと他にも問題点というのを少し感じました。
というのは、その霊体祭、今日は日曜日なんですけども、若い人、特に子どもたちですね、全くおりませんでした。ゼロでしたね。
そういうところか、霊体祭に参加している大人たちはほとんど老人です。
ほとんどね、50歳、60歳以上の年寄りばっかり、30代、40代の方、20、30、40ぐらいの方はほとんどおりませんでしたね。一人、二人ぐらいしか。
これはね、余裕式問題だなというふうに思いました。
だからね、私としてはこれから、連中にもね、金次郎さんの力を使って、金次郎さんの名前を使って、いろいろね、お寺を盛り上げていきたいというふうに思っているわけですから、
当然ながらこの霊体祭に関しても、私自身が協力して、そして若い人たちにも伝える努力をしていかなければならないなというふうに思いました。
でないと、きっとね、私の住んでいる地域というものが、よりね、
コミュニケーション、コミュニティというものがね、崩壊していくし、金次郎さんの教えというのもつながっていかないなというふうに思ったんですね。
なので、今日の霊体祭を通じて、これからやるべきことの一つとして、その霊体祭を守っていく、そして後世に伝えていくということをね、やっていこうというふうにね、心に密かに誓いました。
まだ誰にも言っていません。心の中でまだ密かに誓った状態です。
来年からね、ぜひとも行動に何かしらのアクションをね、していきたいなというふうに思った次第です。
これを聞いている皆さん、きっとね、自分の住んでいる地域でもお祭りってあると思うんですよね。
きっとそれをお祭りというものは、代々伝えられてきた伝統的なものであることがほとんどだと思います。
最近始まったものもあると思うんですが、多くはね、古くから行われてきたものを追い止めます。
そのお祭りというもの、もしかしたらあんまりね、自分は好きじゃないという人もいるかもしれませんが、
そこにね、そのお祭りというものにね、ちょっと携わってみると、もしかしたら自分もその地域のコミュニティというものであったりとか、
自分たちの子供たちにね、何か大切に伝える何かというものをね、感じるかもしれないし、
また、そういったものを守っていく、伝統を守っていくという役割に対して、自分自身のやるべきことであったりとかね、
自分の存在価値というんでしょうかね、そういったものをね、感じることができるかもしれません。
なので、もちろんね、個人の自由ではあるんですが、やっぱりね、子供たちに良い未来をというね、
あとは日本というものをね、より良いものにしていきたいという思いがあるのであればね、少しだけ力を貸すというのはね、どうかなというふうに思いました。
どうぞ少しだけ考えてみてほしいと、そんなふうに思います。
はい、では今日はね、こんなところでお話を終わりたいと思います。
今日のお話を聞いて、いいねと思った方、ぜひともいいねボタンを押していただけると、私の励みとなりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
はい、では、連常院副住職の幸文でした。ではでは、またね。
13:49

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