三沢市を舞台にしたゴスイの表現
ご当地ソング捜索隊ポッドキャスト、オバンです。この配信では、日本各地のどこかを描いた歌一曲と、その場所にまつわる話をしていきます。
お相手はMCワタンドです。よろしくお願いいたします。 そんなわけで、今回お届けする曲は、スワローのゴスイという曲です。
このスワローというアーティストは、青森県三沢市出身の3ピースバンドになっています。
今回のこの曲、ゴスイは、2023年3月リリースのアルバム、音質育ちEからの曲となっています。
このゴスイが描く場所なんですけども、アーティストの出身地である三沢市Eが舞台になっています。
三沢市を通る青森県道10号線、そして国道338号線、この2つが地名として出てきます。
三沢市という言葉は出なくてですね、道路が2つ出てきて、
その道路がどちらも三沢市を通る道路という感じになってますね。
県道10号線は三沢市から十和田の方に至る道路というところで、
国道338号線は函館から青森県宇都市を経て、尾入瀬町に至るという長い道路という風になってます。
三沢市といえば、米軍基地がある場所で、そういった軍人関係の家族の方も多く住まわれる場所であったりですとか、
劇作家の寺山修司さんの故郷だったりするような特徴もある町になってます。
そんな特徴のある町でもあるんですけども、今回三沢市ってズバリ言わないで道路2つを描くっていうのがなかなか面白い描き方だなというふうに思いますね。
道路っていうのは線なわけじゃないですか。
どこか特定の場所を描くものではなくて、さっき言ったように何々町から何々町を結んでいる。
道路によって役割がいろいろあって、
大きい都市と大きい都市を結ぶみたいなものもあれば、交通の要所、例えば港とかにつながる道路というふうな形で運搬を目的としたものみたいな感じもあったりするかなと思います。
だから異なる目的がそれぞれ道路にあって、その目的が交わることでそれぞれになかった新しいものが出てくるのかなという気がします。
長い街道の途中に城下町の山道がぶつかることで、
そこが宿場町だとか市場が形成されていくみたいなところもあるかなと思いますし、
単一の道路では見られなかった景色が出てくるというところがいいですよね。
この歌なんかも、ずばり見さわしというようなことで言わなくてですね、
道路と道路のところにある街という形で見さわしらしさを表現しているのかなというところで、
間接的にでもちょっと街らしさが見えてくるというところでも憎い描き方だなというふうに思います。
道路の数字による地域らしさの表現
地元ならではの表現だと思うんですよね、あと道路っていうのは。
例えば今回の道路で言うと15線とか33パーとかいうふうな感じで、
数字で地元のよく使う道路のことを言いませんか。
道路の数字とか道路の名前って結構地域の人にとっての共通言語でありつつ、
他の人から聞いたらその数字の裏列何?みたいなこともあったりするので、
そういう意味でも、
地域の人に特に刺さるキーワードだったりするのかなという意味でも、
道路という言葉自体の数字自体の扱いが地域らしさも表すなというふうなところも思っております。
そんなわけでですね、
そんな地域の人だからこそ伝わる共通言語だったり、
道路と道路が交わることで生まれるドラマ、
そんなところも感じてくれればいいかなというふうに思います。
聞いていただきましょう。
すわろでごすい。