オンライン日本語教師の日常
オンライン日本語教師の日記という形で、また、声日記というか、声日記じゃなくて、
明日は休みなんですけれども、火曜日と金曜日を休みにしていて、土曜日からまた3日間仕事をすることになるので、
その今いる生徒について、ちょっと自分で意識しておくために、この記録をつけます。
土曜日30日、朝9時から午後10時まで、自分のスケジュールを開けていますが、
この生徒は夫婦で受けてくれている人で、アメリカ人なんですが、親族に日本人がいて、日本ともつながりがある奥さんがいます。
夫婦で受けてくれているので、非常に雰囲気はいいんですが、グループレッスンをするときにすごくよくなるのは、
お互いが助け合うという関係になって、成功体験をたくさん連ねられるといいんですけれども、
この生徒の場合はとても仲良く楽しくやっていて、旦那さんのほうが日本語の理解が早いと思うんですけれども、
旦那さんは結構いい感じで楽しい雰囲気でやれてると思いますが、基本的に楽しい雰囲気でやれているからいいかなと思うんですが、
自分が何か努力することによって、奥さんの理解とか習得が早くなるといいなと思うんですが、
基本的に自分は、やはり週1回の授業しかその生徒と関わることがなかったりすることが多いので、
それ以外のところでどのように日本語と触れているかということが重要になってくるわけですけど、
その機会をいかに作るか促すかということなのかなと思っています。
なので基本的に日記を書いてもらったりとか、その人が日本語につながる、日本語に触れることを促進するみたいなことが大事なのかなと思ってるんですが、
その辺は自分でも考えていっていこうかなと思います。
今のところは日記を書いてもらうとか、書く練習としていろいろなお題を用意して書いてもらったりしてるんですけれども、
あとはハロートークのようなアプリを紹介して、
ハロートークっていうのは、日本語を勉強している英語の母語話者と英語を勉強している日本語の母語話者がマッチングするというか、
ソーシャルネットワークのようなところでつながるサービスですね。
そういうのを紹介したりとか、いろいろ紹介するということですね。
それが9時からの生徒。アメリカの夫婦の生徒ですね。
生徒との関わり方
10時からの生徒はオーストラリアの生徒です。
この人は奥さんが日本人ですね。
日本語はかなり慣れているというか、話せるわけではなく、初級なんですけれども、フレーズ単位で覚えてることがたくさんあるんですけれども、
言語を勉強するっていうような感じがあんまり慣れていなくて、言語不安があるというか、
失敗したときにごめんってすごく謝るんですね。
見た目はものすごくいかつい人で、ごっつい人なんですけれども、
すごく気になるのは、なるべく自然にごめんって言わないようにしなきゃなって思ってます。
むしろ自分が言わせてるのかなっていうことが気になりますね。
基本的にはその人とも楽しくやっていこうと思ってるんですけれども、
この生徒は結構できてるのに、ちょっと間違えただけでごめんというところがあって、
そこがどうしたもんかなという感じですね。
でも基本楽しくやるっていう感じですか。
それから11時からの人は、これはアメリカの生徒なんですけれども、
この人は基本的にあんまり教科書ベースで教えるとあまり良くない生徒ですね。
単純に日本語を教えるときに活用とかを教えるわけですけれども、
最初に辞書形から入って、例えば食べる、食べます、食べませんとか、そういう活用を教えたりするんですけども、
その活用を教えるということ自体が、本当に最初に授業をしたときに全然意味がわからないというような感じだったので、
もうその時点で教科書を捨ててですね、じゃあ会話主体にしましょうと。
そもそも活用みたいなものは全部マス形から覚えればいいと。
そういうふうな教科書もありますし、そういう感じでマス形から覚えて、食べますとか買いますとか。
マスが入ったら、じゃあ過去のことを言ってみましょうと。食べました、買いましたとか。
本当に会話を自然に、英語で会話をして、最近どうですかっていうような会話をして、
その中に自然にごまかしながら日本語を混ぜていくみたいな感じでやっていくという感じですね。
本当にすごくノリのいい人で、すごくテンションが上がったら自分にいろんなものを教えてくれる、見せてくれるような人です。
その人に関しては、今JLPTという日本語能力試験を受けたいと言っていて、
本当はこの人には僕には合わないと思うんですけれども、つまり文法とか単語とか100とかは覚えなきゃいけないわけですね。
ですけど、この人はなぜか僕以外の日本語の教師をオンラインでとっていて、その先生と一緒に何かやってたりとかするので、
もしかしてその先生にJLPTを受けてみなよっていうことを言われたのかもしれません。
だからその生徒とは、他の先生に何を教えてもらったのっていうことを聞いて、
その文型とか言葉を使って、この授業では遊びながらその人の好きなことについて語ってもらうとかですね。
そういった感じで、一緒に他の先生と共同で教えるという形にしていって、JLPTを受けるのであれば、そっちの方向にしていきたいなと思います。
準備することで、JLPTとか文法とかを意識するようなゲームみたいなのを準備してもいいかなと思うんですが、ちょっとそれは考えなければいけませんね。
それが11時からの生徒ですね。
その後しばらく休んで、午後7時からの生徒はイギリス人の生徒で、この人はすごくマイペースなんですよね。
日本語の勉強に関して、決してスピードがものすごく速いわけじゃないんですね。
自分の無理のないペースで日本語の学習を進めていて、去年4月に日本に来たときに会いました。
あれは新宿御苑でしたね。桜の満開のときに会って、長い間話をして、とても楽しかったんですけど、もうすぐあれから1年経つと思うと感慨深いんですけど。
あれから本当に淡々と、ちょっとずつ自分のできることをやっていって、JLPTのN5も去年の段階で合格しました。
生徒の中でも気負いすぎて、最初の段階でものすごく一生懸命やって、その後途中で取らなくなってしまう生徒もいたりする中で、
一生懸命頑張って、難しかったから辞める人もいる中で、この生徒はできなくても別に問題ないという感じで、マイペースにやってます。でも本当に着実にやってると思いますね。素晴らしいと思います。
この生徒との課題は、今のところこの感じで僕はいいかなと思ってます。
異なる生徒の多様性
それが19時からのイギリス人の生徒ですね。
それから20時からは、これはアメリカ近郊の島に住んでいる人なんですけれども。
この人はアニメがとても好きで、そういったところでアニメからのインプットとか、日本に対する憧れみたいな、すごい楽しいっていう憧れもすごくあったりとか。
あとは、そもそも何個か言語が話せる。英語も話せるし、他の言語も話せるということで、メタ言語能力みたいなものはすごくある生徒です。
今は初級からちょっと脱しつつある、初級の中でもちょっと上のほうに来てる感じで、そこでちょっとつまずきがある感じなんですね。
いつも自分のやり方としては、初級の最初の段階から日記を書いてもらったりして、
日記があんまり面白くなくなってきたっていう生徒に対しては、書くお題を与えて書いてもらうというふうにしてるんですが、
この人に関しては宿題は基本的にはあんまり欲しくないというリクエストなので、
そうですね。自分で勉強するから大丈夫って感じでやってます。
この人は、かなりちゃんと着実に日本語を話せるようになってると私は思うんですけども、
今はだんだん初級の上のほうの文法になっていって、ちょっと頭を抱える瞬間があったりしていますけれども、
そうですね。緊張感を和らげたりとか、そういう感じでしょうか。
この件に関してはもう少し考えなければいけませんね。
最後の9時からの生徒は、新しく生徒になってくれた人で、
この人も親族に日本人がいる、日本人のルーツがあるドイツに住んでいる人で、
なので日本語を直に聞いて結構知っているというところもありますね。
結構そういう生徒は多いです。
奥さんが日本人とか、お父さんお母さんが日本人だったり、
おじいちゃんおばあちゃんが日本人だったりとか。
聞いたことはあるけれども、それを別の言葉で文法を応用しようとすると、
よくわからないので教えてくださいという人もいます。
この人に関しては、教科書の練習課題みたいなところをやりつつ、
あとはこの人は書くことが得意な人、職業柄を書くことが得意な人なので、
たくさん書いてもらって、それについてそれを読みながら一緒に話をして、
楽しんで会話をして、そのときにさりげなくフィードバック、
文法の間違いをちょっと直したりとかしていく感じで。
これもやっぱり会話と宿題をただチェックするというものではなくて、
宿題は一つのコミュニケーションツールとして、
この人のことをたくさん知ったりとか、この人を通じてその国の文化をたくさん知るっていうことを、
自分が知りたいと思うことをどんどん掘っていくっていうことが、
結構いいことなのかなって思いますね。
そこがやっぱりどの生徒にも突破口かなって思います。
あるいは自分の問題を生徒に聞いてみて、
例えば自分が抱えている悩みとか、
あるいは自分が知りたいことを表現してみて、生徒に意見を聞いてみるとか。
そういうところを今一度もうちょっとしっかりしたいなって思いますね。
あと、結構長くなってしまったので、17分か。
一旦ここで切ります。
土曜日の分は今終わったので、日曜日と月曜日の分も配信したいと思います。
では一旦失礼します。