2020-04-29 14:36

第18回 新型コロナによる長期休暇中の家庭学習方法~国語編

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新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、多くの学校は現在2ヶ月以上の休みをとるという状況になっていますが、この異例の事態、家庭での過ごし方、今回は特に小学校低学年の向けの国語の勉強方法を話していただきました。
参考図書:
学研レインボー漢字辞典
https://amzn.to/30f8OaU 

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http://bit.ly/36g57VN 
<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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皆さま、こんにちは。PitPaの富山です。本日、2020年4月18日。まだですね、新型コロナの影響が収束する状況が見えないため、引き続きオンラインにて収録をさせていただきたいと思います。
今回もですね、前回に引き続きの内容で、この思わず長期休暇に入ってしまったお子さんたち、子供に何をさせればよいのかというリスナー様からのご質問に対して回答したいと思います。
前回はですね、まずこういった状況の中で、どういう意識で過ごせばよいのかという前提のところ、気持ちのところのお話でした。
簡単におさらいしますと、失った時間というのをですね、取り戻そうとして必死にならないこと。勉強時間もですね、一人でやっぱり勉強するというところで言うと集中力の問題などもあり、
小川先生的には1日3時間ぐらい勉強して、残り5、6時間はダラダラ好きなことをするくらいで上出来ではないかというふうにおっしゃっていました。
また、課題を子供たちに出すのであれば、やる気を失わないような工夫、例えば一気に出すというよりは、できたら次のものを出すというぐらいのやり方などで、子供のモチベーションというんですかね、
集中力が持続するようなやり方を工夫する必要がある。また、気持ちの面、ストレスの面などもあるので、
親と子供の距離感、場合によってはですね、それぞれのパーソナルな時間、個別の時間というのを長めに設けて、ちょっと距離感を取ってみるというのが、
ストレスを減らすというところで重要ではないかというようなお話をしておりました。
今回はですね、具体的に勉強面ではどうすればよいのか、どんな勉強をすればよいのかといったところのお話になります。
もともとご相談ね、新2年生の親御さんが、お子さん何をさせていいか困ったというお悩みがあったと思うので、そこに答える形でお話できたらと思うんですけども、
特に小学校低学年から中学年にかけての家庭学習で、柱に置けばいいのは、国語と算数を大事にすればいいと思うんですよ。
そこに理科や社会の調べ学習というか知識を広げるものが加わってくる。
そういうふうに考えていただいて、まずは国語に関してお話をしたいんですけども、国語といった場合ですね、
多くの方は文章の読み方とか、記述問題をどうしたらいいですかっていう相談をしてこられる方が多いんですね。
もちろん色々な文章を読んだりするのは大事なんですけど、一番大事なのは言葉の数を増やしていくってことに尽きるんですよ。
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言葉の単語の意味を知っている数を増やしていくっていうことですかね。
そうですね。言葉の意味を知って、どんな場面で使われる言葉なのか、これを育てていくことが国語力というものを直接的につながるので、
今みたいに特に家庭でお家の人とで何かしなきゃいけなくて、なかなかどうしたものかと困っているときは、文章のあれこれにあまり欲張らずに言葉の数が増えたら上出来というつもりで取り組んでいただければいいかなと。
その際にですね、気をつけたいのは辞書を引いて頑張ってそれをノートに移すっていうのはしなくていいですよということなんですね。
日本語であろうが外国語であろうが言葉を知ってるっていうのは、それが使われている場面イメージが分かっていて、
どういった事柄が起きたときに使われる言葉なのか、どういった気持ちが生まれたときに出てくる言葉なのか、
そういったシーンがセットになっていることが大事なわけですよね。
ですから辞書を引く場合も言葉があってその下に意味が書いてありますけど、まず見るべきは例文なわけですよ。
どんな文で使われていて、例えば後悔っていう言葉があったとして後悔する。
友人にひどい言葉を言って後悔したっていう例文が載っていたとしたら、言葉の意味を見たときにですね、
自分の行いに罪を感じてやり直したいという思いとか辞書に意味が書いてあるわけですよね。
はい、ありますね。
その意味を先ほど見た例文に当てはめたときに、何となくこういうことかと納得すること。
それが言葉を知るってことなんですね。
確かに説明文自体がちょっと難しいこともあったりするので、
例文から入るっていうのは小学生には非常にわかりやすいかもしれませんね。
はい、この機会に言葉を調べたらわかる。
どういうふうに使われるのかがイメージ湧くっていうその感覚を育ててあげてほしいんですね。
そうしたときに親御さんがどんなお手伝いの仕方があるかというと、
お子さんが調べたり新しく知った言葉についてどんなふうに使うのか教えて、親御さんが聞いてあげる。
子供にその言葉を使った例文を言ってもらうっていうことですかね。
そう、さっき辞書に載ってた例文そのまま言うのでもいいし、
今自分が読んだ文章の中に出てきた文でもいいし、こんなふうに使うんだよってお子さんに言わせてあげる。
インプットしたものをアウトプットするまで促してあげるっていうことですかね。
そうですね、本人が調べてきたものを自分で言わせてあげるということですね。
それは応用的に言うと、ママこの言葉の意味何?ってお子さんが聞いてきたときに、
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ちょっと難しいな、辞書に何て書いてあるか教えてよと言って、子供に辞書を調べてもらって、
親の方が教えてもらう。
そうやってママに教えてねと、お父さんに教えてねと言って、辞書調べを促してあげる。
これはある程度親が知っている言葉でも、教えてあげてねっていうような方がいいってことですかね。
そうそう、知ってるって言って意外に知らないんでね。
そうですね、確かに。
なんとなく使ってるだけで改めて辞書を聞けば、そういうことかと。
言葉の意味の違いっていうのはあまり日常生活で正確には見てないので、
そのお子さんの辞書調べで改めて言葉を詳しくなるのはいいと思うんですよ。
そうやって言葉をとにかく増やしていくっていうのが大事にしてあげてほしい。
この言葉を学ぶことに関連して、もう一つとても大事なことが、漢字を丁寧に学ぶっていうことです。
なるほど、丁寧にというのを具体的に言いますと。
漢字を学ぶときには、その一文字一文字がどんな意味を持っているかを意識するってすごく大事なんですね。
で、その漢字一つの意味っていうのは部分それぞれから成り立っていて、
その意味の組み合わせによって文字の表す内容というのが作られている。
例えば、利益の利っていう字がありますけども、
のぎへんに立刀という組み合わせですね。
のぎへんっていうのは、穀物の稲穂とかをイメージしてもらったらいいんですけど、
稲とか麦とかが身が実っている様子。
で、立刀っていうのは小さい刀、ナイフですね。
で、あれ何かのぎへん、その穀物って横にナイフ、つまり刈り取りなわけですよ。
稲とか麦を刈り取って、刈り取ったから収穫できますよね。
収穫するから利益の利になるわけですよ。
だから利益の利って漢字の部首、
その特に中心となっている部分は何ですかっていうと、
のぎへんの方じゃなくて立刀の方が大事なんですね。
刈り取るから。
といったレベルで、漢字一文字一文字を解読してほしいんです。
これは、えっと、じゃあ、緩和辞典とかも見ながら親の方で。
そうそう、漢字辞典。
今漢字辞典は、いろんな出版社が見やすいもの、イラストを工夫したものが出てるんで、
使われたらいいと思います。
個人的には、学研さんのレインボーというシリーズがあって、
漢字だけでも結構いろんな種類あるんですけど、
そこはね、部首の意味なんかもわかりやすく書いてくれてるし、
成り立ちなんかもイラストも豊富だったりして、
結構読んで楽しい時点じゃないかなと思いますね。
そうやって漢字の一文字がどんな意味を持つかっていうのを調べると、
音読み、訓読みっていうことにも意識が向いて、
特に訓読みというのは日本における意味を表したことの読み方ですから、
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じゃあ文字がなるほどなってことになってくるわけですよね。
そうすると、この字とこの字が組み合わさっているってことは、
多分こんな意味かなと考えられるようになってくる。
そうやってね、その一文字の意味ってのを意識できる子というのは、
言葉そのものの意味にも意識が向きやすくなるし、
言葉そのものの意味に意識が向く子というのは、
一文が何を言ってるか、主語、述語で何を言ってるかっていう読み取りが、
精度が上がるんですよね。
そうやって読むっていうところが深まっていくし、
漢字に興味を持つことで、
なんでって思うことがよく出てきます。
なんでこの字使うのここでって。
そうすると、いわゆる国語力と言われるもののかなりが、
勝手に育ってくれる。
じゃあスタートはある意味、
語句の漢字から入るとつながって、
最終的な国語力が上がってくるっていうのが見えてくる感じなんですね。
そうですそうです。
で、漢字は言葉を知るのって便利なのは数分単位でできるんで。
確かにそうですね。
なので今このタイミングで、
特に低学年のお子さんなんかね、
取り組まれるのにはちょうどいいかなと思います。
この新型コロナによる緊急事態宣言か、
家庭でどのような学習をすればよいのかという具体的なところで、
小学校低学年から中学年の場合は、
やはり国語と算数、
こちらを中心にやるのが良いというところで、
今回は特に国語の勉強についてのお話でした。
この時期に合うような国語の勉強方法として2点ございました。
1つ目はですね、
知っている言葉の数を増やしてみようというところで、
これはこの辞書を見て暗記するとかっていう、
そういうような学習方法ではなくですね、
うまく子供に質問しながら、
この言葉ってどういう意味だろうみたいな、
どういうシーンで使うのかという具体例を出しながら、
一つ一つ言葉を使う場面っていうのを増やしていってあげる
というような勉強になります。
単純に言葉の意味を調べるとなると、
結構難しい高度な勉強かなというので、
具体的なそういった事例ですね。
どういう場面で使う言葉なのかなっていったところを、
一緒に開放しながら勉強する場合によっては、
子供にちょっと辞書で調べてみて、
みたいな形で調べてもらう癖をつける、
いったところの促し学習、
みたいなところがいいのではないかというお話でした。
もう一つ国語でこの時期にあった良い勉強法、
漢字を丁寧に学ぶというところでした。
これはですね、その漢字辞典とかを見ながら、
一文字一文字がどんな意味を持っているのか、
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いったところを理解することによって、
この漢字が出てきたら、
ある程度どんな意味なのかなというのが分かるようになれば、
この先々でですね、
国語の力が非常に付くというところで、
漢字を丁寧に勉強するというところも、
お勧めだというふうにおっしゃっていました。
ご紹介いただいたですね、
学研のレインボーという漢字辞典につきましては、
番組の詳細欄にリンクを貼っておりますので、
ご参考にしていただければなと思います。
国語もですね、前回のお話でもありましたが、
やはり子どもの集中が続く範囲で、
うまく取り上げてあげるという工夫が必要かなと思いますので、
この辺りの勉強法、
数分単位でできるといった学習というのは、
家庭学習、ずっと家の中にいるようなこの状況下での
勉強法には本当によく合っているのかなというふうに思いました。
我が家の子もですね、
今小学校5年生になったばかりなんですけれども、
やはりその午前中から家でずっと勉強するというのは、
なかなかハードルが高い。
一人でやるというところがハードルが高いのかなと。
学校だとですね、だいたい1コマ40分から45分ぐらいなんですかね、
小学校ですと。
ずっと机に座って何かしら勉強する授業を受けるというところがあるんですが、
家でやはり40分、45分机に座っているというのは、
高学年になってもですね、なかなか難しいですよね。
やはり集中力というのは切れますし、
10分、15分、長くても20分とかそのぐらいなんじゃないですかね。
といったところで、勉強させるというところでも、
コマ切れにできるような学習内容がいいかなと思います。
さて次回はですね、今回に引き続き、
新型コロナで休校期間中どういった勉強すればよいかというご話の最後でですね、
算数に関するおすすめの勉強についてご紹介したいと思います。
最後にですね、この子育て受験ラジオでは、
こういったリスナー様からのテーマのリクエストや、
小川先生への子育てや受験についてのご質問、お待ちしております。
番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
子育て受験ラジオは毎週水曜日の更新です。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。
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