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2022-05-16 18:58

#119 【音声業界で働く人】ポッドキャスト専門制作会社Pitpa ディレクターKONさん〜インタビュー前半【S02E019】

ポッドキャストを楽しむ番組 ポッドキャストアンバサダー

特別企画【音声業界で働く人】〜音声業界に興味がある人、これから仕事にしたい人必聴!

音声業界に入ったきっかけ、そして面接で何をアピールしたか?〜インタビュー前半


〜ゲスト情報〜

ポッドキャスト専門制作会社PitPa KONさん Twitter:@konteer10

番組「ポッドキャストが出来るまで

制作会社PitPa ホームページ https://pitpa.jp/


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Summary

ポッドキャスト専門制作会社「Pitpa」のディレクターであるKONさんのインタビューが行われている。前半では、KONさんの経歴や仕事内容について語られており、後半では、音声業界で働く人に向けたアドバイスや業界の現状について話がされている。

ポッドキャスト専門の制作会社ピトパ
ポッドキャストを楽しむ番組、PODCAST AMBASSADOR。この番組では、ボイシーパーソナリティ・ポッドキャスターであるあらいりなが、ポッドキャスターによるポッドキャスターのためのポッドキャスト番組です。
さて、先週から5月いっぱいお届けしていきます、音声とキャリアをテーマにした特別企画、音声業界で働く人。引き続き、国内にある音声業界で働く中の人とのインタビューを今週もお送りしております。
今回はですね、また新たなゲストをお招きいたしております。ポッドキャスト専門の制作会社ピトパより、ディレクターのコンさんにお越しいただいております。
今回も長いインタビューですので、前半後半に分けてお送りいたします。前半の今回は、コンさんがこの業界に入られたきっかけ、そしてピトパの面接でご自身がアピールしたことなど、興味深いエピソードをお伺いしております。
それでは早速本編をお楽しみください。
来てくれるかな?
ピトパ
ありがとうございます。ということで、今回はですね、ポッドキャストアンバサダーの特別版です。今回は音声業界で働く人をテーマに、いつもとは違ったゲストをお迎えしてお話を伺ってまいります。
今回のゲストはですね、ポッドキャスト専門の制作会社ピトパより、ディレクターのコンさんに来ていただきました。今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
簡単に自己紹介をお願いできますでしょうか。
はい、先ほども言ってもらった通りですね、ポッドキャスト専門のプロダクションピトパというところで、番組の企画とか制作をしてます。
最近だと、弊社と文化放送共同でポッドキャストを作って、それのディレクションをしたりだとか、あとは企業のポッドキャストとかも作ってます。
型書きはディレクターという型書きになるんですか?
一個ステップアップしたいから、最近はプロデューサーと言ってますね。
自分の中で。素晴らしい。
ちなみにディレクターとプロデューサーの違いってどうなるんですか?
僕これよく工事現場の例えをするんですけど、ディレクターが現場監督で、プロデューサーが発注業者か。
ここにこういうビルを建てたいんだよねっていうプロデューサーがいて、それに対してビルを建てるっていうのをやる現場監督がいるみたいな。
その役割をポッドキャストの制作で担われていらっしゃるのがコンさんということですね。
結局作ってるんですけどね。ディレクター兼プロデューサーみたいな感じです。
いろんなものを兼務しながらされているということで。
ちなみに私とコンさんの関係性なんですけども、この春ぐらいにコンさんが立ち上げられたポッドキャストのトラというコミュニティに私が参加させていただいたことで、実際につながったといったところなんですよね。
本当にありがとうございます。
今回はですね、実はポッドキャストアンバサダーの特別版ということで、実際になかなか会うことがない音声業界で実際に働いている人にお話をお伺いしたいなと思っておりまして。
今回コンさんをお呼びしたんですけれども、今回ですね、大きく分けて2つ。
1つは実際にコンさんがどういう流れで今こういうポッドキャスト制作会社で働かれているのかというような個人的な部分のお話前半と、後半はですね、今後音声業界で働きたい人に向けて必要な要素だったりとか足りない人材といったところ、業界の中身をちょっとお伺いしていこうかなと思っております。
はい。
では本編早速いきたいと思います。
ではまずコンさんが実際に今されている仕事内容ってどんなものなんでしょうか。
仕事内容は、まず一番は番組制作ですね。
オリジナルの番組を企画して、それを僕が作って配信までしてるみたいなことをするのと、
あとさっき言った企業案件みたいなのがちょいちょい入ってくるので、そういうのをどうやったらいいのかっていうのを考えてクライアントと一緒に、じゃあこういう番組しましょうっていうので収録立ち会って編集してこんな感じでできたんですけどどうですかみたいなのを言ったりするっていう風な感じですね。
番組制作ですね、メインでやってるのは。
番組制作メインでされている中にも2つあって、ご自身で企画されて作るというタイプもあれば、企業さんからこんなことがしたいよって言ったところの要望に応えて作るという2パターンが大きくあるという感じなんですね。
そうです。
今それぞれの割合ってどれくらいなんですか。企業案件って増えてきてるんですか。
企業案件ちょっとずつ増えてきてますね。
7,3でもオリジナルですね今は。
でも今後たぶん5,5くらいになって非常に変わってくる気がしますね。
そんな流れを感じられてると。
そんな流れがあったらいいなという希望的な観測もありつつ。
そうですね。そもそもこんさんってご自身でもポッドキャスト配信されていらっしゃるじゃないですか。
そうですね。
音声業界の現状とアドバイス
それとまた違って会社のオリジナルの番組もあって、企業の案件もあってて、本当にいろんな番組多く配信されてると思うんですけど、
これって作ってたらこんさんっぽい作り方になったなとかって言うのって出てきます?番組作ってる中で。
出てきますよそれは。
こんさんぶしみたいな。
大体同じフォーマットにしちゃうんで僕。
軽く自己紹介して今日はこれやりますっていうなんか引き付けられるタイトル言って、じゃあなんでこれやるのかっていう話をして、
で本編の話するみたいなのが僕のポッドキャストのなんか今んとこのフォーマットとして一番作ってるやつなんで。
じゃあそのフォーマットを使いながらいろんな番組でテーマは違いど配信してるという感じなんですね。
やってます。
これそれこそ企業案件だと自分が詳しくないジャンルのものとかもあったりするかなと思うんですけど。
そうですね。ほぼ知らないことばかりですよ。
そういう時ってどうされるんですか?
もうやるしかないですよね。
じゃあその例えばなんか新しいジャンルでも自分で調べて、そこから制作に携わっていくという流れ。
結構リスナーがどっちなのかなっていうのを考えてやりますね。
その新しいジャンルの番組が全く俺と同じく知らない人に向けて初心者のために作っている番組だったら、
なんかここ難しくてわかんないなっていうとこカットすればいいけど、逆にその道のプロみたいな人しか聞いてないような番組で、
なんかぬるい話してたら面白い番組じゃないなって思われちゃうから、もっと深いところの話の部分を番組に取り入れなきゃなみたいなのは考えますね。
じゃあその例えばまあポッドキャストじゃあ1本作りましょうってなった時に、
その企画の内容もそうだけども、リスナーが対象誰なのかって言ったところも1つキーポイントになるということですね。
ペルソナを考えるじゃないけど、
例えば僕が作って僕が喋っているポッドキャストができるまでっていうのは、
もうポッドキャストを配信している人にしか向けてない番組なんで、
ポッドキャスト配信してない人が聞いてもなんだこれって思うんで、
なのでそういうふうなちょっとニッチなテーマで作ってますね。
私もこの番組ポッドキャストアンバサダーってどちらかというとコーンさんのポッドキャストができるまでと同じ対象リスナーだなと思ってたので、
お互いに聞いていて確かにこういうこと知りたかったとかっていうトピックがやっぱりねニッチだけど自分が聞きたかったら、
例えばランキングとかに載ってるとか載ってないとか関わらず聞きに行くので、
そういった面では見つけると嬉しい面はありますよね。こういうニッチのものをやってくれるポッドキャストっていうのは。
じゃあちょっとあのコーンさんのこれまでの経歴の部分をねちょっとお伺いしようかなと思うんですけど、
今はこのポッドキャスト制作専門会社に勤めていらっしゃるんですけども、
その前って実はラジオ業界出身とお伺いしたんですけど、
どういうお仕事されていらっしゃったんですか。
もう変わらず番組制作。
ラジオでも番組制作。
そうですね、22の時に制作会社入って、
でなんかちょっと変わった制作会社ですごい人数が3人しかいない会社だったんですけど。
そんな小さい制作会社も。
3,4人か、はい。あるんですよ。でなんかうちは変わってて、
結構ラジオって分業じゃないけど作家は作家の仕事、ディレクターはディレクターの仕事みたいに分かれてるんですけど、
その作家も自分でできたら、より深い台本書けるし選曲もできるし、
その作家料も自分でもらえるから、何でも一人でこなせる人になりましょうっていう風なのが強い事務所だったんで。
だからAD時代からもう即作家としていろいろ台本書いたりだとか、編集したりとか、何なら街頭インタビューとかもしてたんで。
ご自身でされてたんですか。
100人くらいインタビューしましたね。
AD時代一番嫌いだった仕事は街頭インタビューですね。
なんで嫌いだったんですか。
僕その時金髪だったんで、金髪の人に普通声かけられたらあれじゃないですか、嫌じゃないですか。
ちょっとゾクッときますね。
そうですね。なんかね、ちょっと変わったアンケートをするみたいなのが多くて、
今週はこのテーマだから、例えば六本木にいる外国人みたいな超絞った絞ったテーマとか、
竹下通りを歩いてるゴスローリしてる人みたいなのとか、めっちゃターゲット絞ってやるから、
結構ね、なんか難しいなって思いながらやってたりとかもしたんですけど。
ていうことは、例えば大学時代にもすでにラジオ業界とかこういう放送業界に興味があったっていうことなんですか。
ずっとですね、子供の頃から何とかしてラジオの仕事をしたいなって思ってて。
好きになったきっかけってあるんですか。
好きになったきっかけは、もう僕は岩手のクッソどいなかの山育ちで、
なんか岩手はテレビ局、なんかMXとテレ東系列がないので、
まあそもそも民放が少ないっていうのと、夜あんまり面白いテレビがやってなくて、
あとはなんか夜更かしもあんまりさせてもらえない家で、
なんか枕元にラジオは置いてていいっていうあれだったから、なんか自然とラジオ聞いてて。
田舎ってなんか、今はもうラジコとかあれですけど、昔って普通にAMラジオを聞いてると、
なんか地方でも夜中になると電波飛ぶんですよ。
だから夜9時から朝3時までは文化放送の電波が入るみたいな感じだったので。
そんなところに。
だから気づいたら、そう気づいたらラジオばっかり聞いてたんですよね。
じゃあまあそういう子供時代からずっとなりしんでた、エンタメがラジオだったっていう。
ラジオ業界からの転職
そうですね。なんとかしてラジオ業界入って、できれば喋る方をやりたいなと思ったけど、
なんかコミュニティFMで一瞬喋ってみて、いやこれは喋るの向いてないなっていうか、
自分の喋り方があんまりにも気に食わないというか、客観視した時に結構なんかムカつく喋り方してるから、
これを聞く人はかわいそうだなって思って。
でもなんか裏方はいけそうな気がするって思って。
そこからもうずっと裏方でいいやって思って、裏方をやってるって感じですね。
そうなんですか。
じゃあまあ今から4年前ぐらいにそのラジオから離れたっていう。
離れて、そこから2年別な仕事をしてたんですよ。
そのラジオ関係、音声関係とかですか。
全く関係ないです。
違うものに。
でも副業として番組はずっと作ってましたね。
会社辞めても作れる人は少ないから、こんくんこの仕事どう?って言われて、やりますよっていうので、
個人で仕事をもらって番組を作ってたんで。
だから腕は衰えてなかったんですよ。
毎週2、3本は。
それまでコミュニティAMでバイトしてたんで、番組は作れますよっていうのと、
あとはちょっと大きいところで働きたいんで、よかったら話聞いてくださいって言って話聞いてもらって、
若いしいいんじゃないのっていうので雇ってもらったって経緯があるんで。
他の制作会社の人はどうやって来たのかは知らないですけど、結構そんな感じで。
だってなんか放送作家とか元はがき職人多いみたいな。
それは結構聞きますね。
元芸人さんで、芸人として売れなかったけど構成作家でしてるっていう方とか時々聞きます。
そもそも入る間口が少ないみたいなのは多いですね。
あとは専門学校とかに通ってる時に運良くなんかインターンでなんか番組作れる子探してますっていうところで、
私できますって言う中に入ってきて、そのまま入社したみたいな人はよく知ってますけど。
ピットパーへの入社経緯
でもそんな中で、じゃあポッドキャストに行くといった流れに、
ピットパーに行き着いた流れってどう流れ着いたんですか?コンさんは。
流れ着いたのはですね、別な仕事をしつつ副業をやってた時に、
転職エージェント、そういう制作系の転職エージェントに登録してたけど、
登録して3年くらい何も落とさたなかったんですけど、
ある突然ちょっとポッドキャストの制作興味ありませんかっていう風に言われて、
その時ちょうどコロナが流行りだしたくらいで本業が全然稼げなくなっちゃったんですよ、その時やってた。
2020年の頭ぐらいってことですか。
その時に、稼げなくなったしどうしようかなって思って、中で制作のお仕事あるんですよって言われて、
ちょうどその時やってた仕事2年で辞めるって決めてたんで、
ちょうど2年目だったから、これはいいタイミングかもしれないって思って、
ピットパーでまず半年番組制作して、いい感じだったらそのまま社員になります?って言われて、
そのままピットパーの社員1号になりました。
社員1号なんですか。
2人が共同経営者で、僕がその下にいるっていう感じで。
じゃあその転職エージェントからの連絡がきっかけで、
そう、転職エージェントからのきっかけですね。
あえて自分ではその道に戻るっていうことは探してなかったんですか、その当時。
コロナとかなくお金さえ貯まってたら、僕アメリカ行こうかなとか思ってたんですよ。
漠然と。
またなんか全然違う道ですね。
そう、なんかこう、やりたい、結局音楽とかそういうのは好きだったんで、
海外のアーティスト日本に連れてくるみたいな、ライブのブッキングのバターみたいなことをする仕事をしたいなって思ってて、
っていうので、お金貯めてアメリカでも行こうかなって思ってたんですけど。
まあ行けないですよね、コロナでね。
まあ行けないですね。
タイミングがね。
ラジオとはまた違う音声制作、しかも生放送が一切ないっていう。
ああ理想だって思ったんで。
これこそ俺の理想の職場やんけって思って。
でなんか、調べれば調べるほどポッドキャストこれから来そうだなっていうのはあったんで、
なので、これはもうこの勝ち馬に乗るしかないって思って僕はピットパンに何としてでも入ろうと思って入った感じですね。
ああ、そうだったんですか。
ちなみにそのピットパンに入る社員第一号で入ったと。
そこで面接とかっていろいろされました?
しましたね。2,3回したかな。
その時はどういったことをお話しされるんですか?
いかに僕が素晴らしい番組を作れるかっていうのをめちゃくちゃアピールしました。
でもコンさんはそれこそ、自分の番組を単に作ってらっしゃるっていうだけではなくて、
これまでいろいろな他の方の番組とか幅広いものを作ってらっしゃるから、
そのポートポリオみたいなのがあるし、そういった意味ではパッとこの経験がね、ちゃんとレジュメに出せそうなイメージがありますね。
あと最近聞いたんですが、なんで俺雇ったんですか?って結構な人数で面接したらしくて、
その中でなんで俺だったんだろうっていうのをちょっと聞いたら、
その面接の時にパソコン持ってきて編集画面見せつけてきたのがコンさんだけだったって言って。
こここういう感じで編集するとこんな感じになるんですよ。
だから僕はこういういい番組作れますっていうのをめちゃくちゃ言ってました。
前半のインタビューいかがでしたでしょうか?
コンさんラジオ業界出身でいらっしゃったんですね。
そこから今回あえてポッドキャストの専門の制作会社に働くという、結構また面白い経歴の方じゃないかなというふうに思いました。
また元々ラジオが好きだったといったお話もお伺いしてですね、結構ここ共感されるリスナーさんのも多いんじゃないかなというふうに思います。
さて後半のエピソードこちらもですね、今週の金曜日にリリース予定です。
業界で働く人から見る今後のポッドキャスト音声業界の未来、とっても興味深いお話ししていただいております。
ぜひお楽しみにお待ちください。
今回のエピソードの感想はツイッターや新しいお便りフォームよりお待ちしております。
ポッドキャストの番組概要欄にも記載しておりますのでぜひチェックしてみてください。
そして番組フォローやレビューも大変励みになります。
ぜひよろしくお願いいたします。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ポッドキャストアンバサダーのあらいりながお送りしました。
それでは次回のエピソードで。
18:58

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