2021-10-29 10:16

#75 コラボ配信振り返り

音声業界の海外市場が見えてくる番組 ポッドキャストアンバサダー

これまで配信してきたコラボ配信を「収録・編集・配信」という3つの視点で振り返り

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音声業界の海外市場が見えてくる番組、PODCAST AMBASSADOR。
この番組では、受賞オーディオジャーナリストであるあらいりなが、音声を通じて、音声業界の気になるニュースや注目の動きをお伝えします。
音声配信者やポッドキャスターが知っておきたい情報、音声配信が気になっている企業に役立つ視点を、業界目線とリスナー目線でお届けしていきます。
さて、今回は、ポッドキャストのコラボ配信についてお話をしたいと思います。
この番組、ポッドキャストアンバサダーでも、通常は私、あらいの一人喋りでお送りをしているんですが、月に1回、音声配信者の方をお迎えしたゲスト会をお送りしています。
そこで、今回はこれまでのコラボ放送を振り返って、収録・編集・配信という3つの視点で、コラボ配信についてお話をしていきたいと思います。
本編の書き起こしをご覧になりたい方は、概要欄にリンクを貼っておりますので、そちらからご覧ください。
さて、今回は、ポッドキャスターとしてのコラボ配信について振り返ってみたいと思います。
そもそも音声配信をされている方の中でも、個人配信、一人で配信をされていらっしゃる方って結構いらっしゃると思うんです。
それこそ、ポッドキャストに限らず、ボイシーやラジオトークなどの音声配信プラットフォームでも、全体を見てみると、実は個人配信の方が非常に多い感覚です。
ただ、そんな中でも、ゲストを招いたコラボ配信というのは、スペシャル回といった立ち位置でもよく見かけます。
私もまさにゲスト会をコラボという形で、月1回のペースで実証してきているんですが、前回月曜日までで第8弾までコラボ放送を配信することができました。
これまでにゲストに来ていただいて、皆さんありがとうございます。
今回は、そんな普段個人で配信している配信者が、コラボ放送で気づいた普段との違い、いろんな配信者の皆さんとのお話の中で気づいたことを、収録方法、編集方法、そして配信方法という3つの視点で振り返ってみたいと思います。
まずは一つ目、収録方法です。当たり前なんですが、普段の一人配信と違います。
特に昔はコラボ放送といえば、実際に2人が会って同じ空間で収録をする、いわばラジオ局のスタジオにゲストが来て2人で喋るというのを想像していたんですが、今やオンラインで場所を選ばず収録をすることができる時代となりました。
私も香港に住んでいるので、例えば日本在住のポッドキャスターさんとコラボをするというのが、これまで以上にオンラインのツールを使って簡単にできるようになったなというふうに感じています。
そこで普段私が使うのはズームです。過去にはクラブハウスだったり、スポティファイのライブ放送ができるアプリ、グリーンルームを使って収録をしたこともあるんですが、その際はリスナーさんの視聴が多そうな時間というのも見極めながら配信ということをしていました。
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今では特に生放送間というのがなくてもしょうがない設定にして、コラボ相手の方との時間調整のみで進めています。
いろんな相手の方とコラボをするからこその収録方法の発見というのも最近ありました。
そこで見つけた新たな収録用プログラムというのがありまして、Zencasterというものです。
これはブラウザー上で収録できるもので海外のプログラムなんですが、遠方に住むポッドキャスターとのオンライン収録のための機能が満載でした。
こういった新しい発見も、他の配信者さんとコラボをすることで新しいプログラムだったり、きれいにお互いの音を収録する方法なども教えてもらったりすることができるので、配信者としてはこれもコラボ放送の特典かなというふうに感じています。
さて次が編集方法についてです。
実は私自身の番組は普段ほとんど編集をしなくていいように作っているんですね。
収録するまでの原稿書きから構成、ここに一番時間を割いていって、実際に収録したらスマホでほぼワンタッチで放送予約までしています。
ただコラボ放送はそういうふうにはいかないんですよね。
何が違うかというと原稿がありません。
コラボ収録の場合にはある程度テーマだったり、質問事項を事前に準備をしつつも、普段とは違うポッドキャスターたちの自然な喋りが持ち味のコンテンツにしています。
普段はというと、このポッドキャスターアンバサダーは業界ニュースだったり、さくっと10分以内でお伝えする、言ってみればニュース系番組なので、無駄なく情報をさっとお伝えできる組み立てにするんですね。
なので例えば、えーとかあーとかいうようなフィラーなんかが入らないように事前に原稿を準備してから収録をしています。
逆にコラボ放送の場合は事前に相手と話したいテーマや質問などをざっくりとやり取りをする程度で、当然だからコラボ相手の原稿なんて書きませんよね。
ただそこで必要になってくるのが編集です。
事前準備がいらない分編集がいるというと、ちょっと極端な言い方かもしれないんですが、
特にオンライン収録をしていると、電波の調子なんかによってもお互いの喋りのテンポが遅れたり、それこそ今ちょっと聞こえませんでしたなんてやり取りもあったりするんですよね。
あとは、ざっくばらんにコラボ相手の方とお喋りをしていると、例えば同じことを何回も自分が言っていたりとか、本題からずれた話で論点がずれているということもあったりします。
そんな時は、ざっくりと会話の一部を切る、なんていう編集もしたりします。
編集作業で一番気をつけていることは何かというと、結局はリスナーさんが聞いてて聞きやすいかというところですね。
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喋りのテンポを早めたりとか、フィラーを削除したり、ざっくり会話を切ってしまうという判断もそのためです。
リスナーさんがテンポをよく聞いてくださるために、いらない部分は大胆にカットする。これ実は結構大事だなというふうに感じています。
最後3つ目、個人配信とコラボ配信の違いは配信方法です。
私の普段の番組、1エピソードの長さはだいたい10分以内に収めているんですが、これはリスナーさんが普段音声を聴くルーティーンにはまりやすくするためなんですね。
リスナー視点で考えてみると、私自身にも見覚えがあるんですが、ポッドキャストを聞く時間って、例えば通勤時間とか、課上している時間とか、決まった聞く時間というのがあると思います。
その作業の長さ、例えば通勤時間なんて、これまで30分だったのに、明日から1時間とかコロコロ変わったりはしないですよね。
音声を聞く、ちまたで言う隙間時間と呼ばれるものも人それぞれ違うと思うんですが、その中でも習慣的にある時間にスポッとはまる長さの番組であるといいんですよね。
そのためには事前にこの番組がどれくらいの長さなのかというのが決まっているということも、実は聞く側がですね、
この番組大体いつも10分だから、今からコンビニ行くまでの時間に聞けるな、みたいな感じで準備ができるんじゃないかと思います。
ここまで普段10分に決めているということなんですが、コラボ配信ではどうなっているかというと、最大30分とちょっと長めになります。
これ実は私も今実験中なんですね。
もともと一つのコラボが大体45分から1時間ぐらい、結構長い時間の音源を今まではそのまま1本のエピソードとして配信をしてたんです。
が、それだと一気に聞かれないということがありました。
そこで今ではコラボ放送も最適な長さはじゃあどれぐらいなんかというところを探し出すために、現在は一つのコラボ放送を2つに切って大体30分弱ぐらいに収まるようにしています。
前半後半というイメージの切り方ですね。
他の配信者さんもいろんな配信のされ方していらっしゃいまして、例えば一つのコラボを3つ4つのエピソードに分割していたり、10分単位まで落とし込んでいる方もいらっしゃいます。
ここで私の番組を聞いてくださっている皆さんがどれぐらいの長さが心地いいのか、どれぐらいの長さだとそれぞれの隙間違いにはまるのか、ここを実は私も見つけていきたいと思っています。
まとめると、こんないろいろ新しい発見のある収録方法、そしてテンポよく聞き続けてもらえる編集方法、最後に隙間時間にはまる配信方法という3つの視点で最終的にレスナーさんが楽しんで聞いていただけるコラボ放送を目指して、今も実験をいろいろとしているというところです。
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さて、今回はコラボ放送で気づいた普段との違いについて、収録方法、編集方法、そして配信方法という3つの視点で振り返ってみました。
今月はですね、宇宙ポッドキャスターのりょうさんとのコラボ放送をリリースしたんですが、実はりょうさんもいろんな方とコラボされているとあってですね、りょうさんのコラボ相手の方から私にコメントをいただいたりと、また音声配信者の方との面白いつながりができて、放送後も何かと面白いコラボ放送だなというふうに感じています。
そういう私もコラボしていただける皆さん絶賛募集中なので、ぜひ一緒にお話ししていただける方がいらっしゃいましたら、ぜひツイッターや書き起こし配信をしているノートのコメント欄などでご連絡お待ちしています。そして今回の放送が役に立った、面白かったという方は、ぜひAppleポッドキャスターやSpotifyからのフォローやレビューも嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ポッドキャスターアンバサダーのあらいりながお送りしました。それでは次回のエピソードで。
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