2024-05-22 26:53

【1-9】ジェンダーをどう意識する?社会がつくる生物学的性差との向き合い方【RADIO Kitsch 脳とジェンダー編9】

ジェンダーをどのように認識すればよいのか。リスナーの皆さんがこの問いについて新しい視点が得られたら、放送して良かったシリーズになったと思います。

全9回にわたり配信してきましたが、ここまで聴いていただきありがとうございました。ただの大学生で、ポッドキャスト初心者の私の話は、聞き苦しい部分もあったと思いますが、それでも最後までついてきてくださった皆さんに、心からの感謝を申し上げます。そして、この番組について感想や意見がございましたら、おたよりフォームからぜひお送りください。リスナーの皆さんからのおたよりが本当に励みになります!

ラジオキッチュは本編シリーズ第2弾の配信を予定しています。台本は現在作成中です。お楽しみにお待ちください!




【今回の内容】

男性脳と女性脳/脳とジェンダー/まとめ/類似性と差異性/メタ分析の限界/モデル構造理解




【参考文献】

アンジェラ・サイニー『科学の女性差別とたたかう 脳科学から人類の進化史まで』東郷えりか訳、作品社、2019年

サイモン・ルベイ『脳が決める男と女 性の起源とジェンダー・アイデンティティ』新井康允訳、文光堂、2000年

ダフナ・ジョエルほか『ジェンダーと脳』鍛原多恵子訳、紀伊国屋書店、2021年

ポーラ・J・カプランほか『認知や行動に性差はあるのか』森永康子訳、北大路書房、2010年

リーズ・エリオット『女の子脳 男の子脳 神経科学から見る子供の育て方』竹田円訳、NHK出版、2010年

新井康允『男脳と女脳 こんなに違う』河出書房、1997年

竹内謙彰「空間能力の性差は生得的か?」『心理科学』第16巻第2号(1994)

田中冨久子『脳の進化学 男女の脳はなぜ違うのか』中公新書ラクレ、2004年




【おたよりフォーム】

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ジェンダー論GEEKが素敵なジェンダー論について語るラジオです。

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【出演】

■三嬉雪蘭(STUDIO Kitsch)

武蔵大学人文学部ヨーロッパ史専攻。好きな科目は世界史。

実は専攻はジェンダー研究ではないのだが、好きすぎるがあまりラジオを始めてしまった。




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00:04
おはようございます。STUDIO Kitschの三木裕蘭です。
【RADIO Kitsch 脳とジェンダー編】最終回でございます。
ということで、ここまでのまとめ、そして最初に提示した問いへの答え合わせをしていきましょう。
皆さん、これまでのこと覚えてますか?
第9回、9回やってきたかな?これまで。
だいぶ長丁場でしたが、皆さん覚えてますかね?これまで喋ってきたこと。
まず今回の問いは、脳にジェンダーはあるのか?という問いでした。
でもその前に、男性脳、女性脳が存在するのか?
ここも解明する必要がありましたね。
じゃあまず男性の女性脳の存在からいきましょうか。
男性の女性脳は一体存在したのでしょうか?
男性の女性脳、俗に言う従来の定説かな?
テストステロンがどれだけ分泌されるか。
どれだけテストステロンにさらされるか。
これで女脳から男脳に切り替わる。
つまり女脳から男脳へのスペクトルのどこかに脳が位置するようになるよと。
そういうふうな従来の定説でしたが、脳の形成にはテストステロンが関わっているだけじゃない。
テストステロンだけじゃなく、エンドロゲン?
違う違う違う。
エストロゲン。エストロゲンが関わっているということでしたね。
エストロゲンが関わっているということもありました。
アンドロゲンとエストロゲンが混ざりましたね。
テストステロンとかエストロゲンが関わっているということでした。
なのでテストステロンとかそういう一つの指標でバロメーターで男の女のが決まるというわけではないよということでした。
そしてさらに男性的な特徴とか女性的な特徴、男性によく見られる特徴、女性によく見られる特徴というのが存在します。
そして男性の脳と女性の脳を比較すると男女差があります。
女性の方がここの部位は大きいとか、男性の方がここの部位は厚い薄いとか、そういう男女差というのが脳を比べると存在しました。
けどもその精査というのはあくまで平均の差でしたね。
それはあくまで平均の差だったんです。
さらにですねこの男性的な特徴つまり男性によく見られる特徴とか女性によく見られる特徴、女性的な特徴というのが脳に揃うのかどうなのか。
03:08
つまり男性の脳には男性的な特徴が揃っているのか。
女性の脳に女性的な特徴が揃っているのかと言われたら実態はそうでもないよということでした。
男性の脳の中にも男性的な特徴があれば女性的な特徴もある。
例えば女性はここの部位がめちゃめちゃ大きいんですっていうふうな結果がとある実験結果で出てきたとしたとしても、
とある男性の脳でもその部位が大きいみたいなことはあり得るんです。
そういうふうに私たちの脳っていうのは男性的な特徴と女性的な特徴のモザイク状態なんだ。
その特徴たちのパッチワーク状態にあるというのがより正確な脳の捉え方ですね。
そう捉えた方が正確だよ、手取ればいいよということでした。
つまりはですね、男性的な特徴が女性の脳にもあって、女性の脳に男性的な特徴もある。
そして一つの脳の中に男性的な特徴、女性的な特徴が混在して混ざり合っているんです。
となるとですね、どの脳を男性脳、どの脳を女性脳と呼べばいいのかがわからないんですよね。
つまり、男性の女性脳は存在しないんじゃないかと、そういうふうに思えるということでした。
一つ補足をしておくと、いわゆる私たちの脳の基盤となるところ、
生まれた時から持っている基盤となる男の女のみたいな、そういうマザーボード的なもの。
アスロックとエースウスのマザーボードぐらい違うみたいなね。
そんなマザーボードのようなもの、ベース脳と言われるもの、男のベース脳、女のベース脳みたいなものも、
それはあくまで幻想に過ぎない、いわゆる神話の一部に過ぎないんですよ。
実態を見てみると、男性の脳と女性の脳っていうのは平均して比べると、
男女差がある、性差があるとはいえ、その性差っていうのは重なり合うんですよね。
そして大抵の性差っていうのは小さいんです。
ということで、男性の女性脳は存在しないというふうに言えるということです。
さあさて、脳にジェンダーはあるのか?これが最初の問いでしたが、
まずね、なぜ最初の問いで脳にセックスはあるかじゃなくて、脳にジェンダーはあるのかとあえてしたのか。
私がなぜそういう問い作りにしたのか。脳にセックスはあるのかという問いならば、さっきの話で物事は片付くんです。
06:03
もし脳にセックスはあるのか、つまり脳に性別はあるのかというふうに疑問を持つのであれば、
まあ脳に性別はないというのが結論となるでしょう。
だっていわゆるベース脳もないし、女性的な特徴とか男性的な特徴が本当に混ざり合っているのが普通の脳の状態だし、
まあ脳にセックスはないといって過言じゃないだろうというのが導き出せるんですが、今回は脳にセックスがあるのかという問いではありません。
脳にジェンダーはあるのかという問いです。つまりジェンダーです。我々が見るべきはジェンダーです。
さあ番組の後半くらいからかな、脳には仮想性という性質があるというふうに言いました。
つまり私たちの行動とか私たちの身の回りの環境によって脳はすぐに変化してしまうということがあると。
そして例えば競争みたいなジェンダーと結びついた行為、競争というものによって私たちのテストステロの分泌量が変わると。
というようにジェンダーというものはそういう例がありましたね。そしてその後には言語能力、空間能力について見ていきました。
空間能力とか言語能力っていうのは確かに精査があります。
例えば言語能力、アメリカのテストSATとかいわゆる共通テストというやつですね。日本で言う共通テストセンター試験共通一致のようなもの。
アメリカのSATというテストがありますけど、そこの国語の点数は女子の方が高いんだそうですね。
そこら辺で見られる女性の方が言語能力が高いということ。
その類の能力として男性の方が空間能力に長けているとか。
心的回転という脳内CG、脳内3Dの扱うテストでは男性の方がスコアが高い。
よって男性の方が空間能力が高いとかね、ああいうことがありましたけど。
あれらのこの2つの能力だけを見ても、そもそも言語能力ってもちろん生徒的な要因もあるんだけども、
それよりかは環境が及ぼしている影響がものすごくでかいということでした。
例えば言語経験の量、どれだけ言葉を使ったか、どれだけおしゃべりをしたかということが、
その人の言語への発達、つまりは言語能力に大きく影響してくる。
さらには大人は男の子より女の子に積極的に話しかける、そういうデータが出ていましたね。
とするのであれば、ここには私たちのジェンダーバイアス、
09:02
つまり男の子なのか女の子によって私たちは行為を変えている、態度を変えているんです。
その変えた態度、変わった態度、変わった行為によって、
その子の言語能力の発達に変化を及ぼしてしまっているということです。
つまりはジェンダーによって言語能力が変わってしまっているのです。
これは生徒的な要因というものではなく、環境的な私たちのジェンダーの意識によって、
その子の言語能力が変わってきているということなんですね。
不思議ですよね。こういうことがあるんだそうですね。
さらには空間能力においても、ブロックのおもちゃで遊んだりテレビゲームで遊んだり、
こういう行為によって私たちの空間能力は高まっていくということでした。
そしてラジオ内で紹介した実験では、ビデオゲームで遊ばせる、
テレビゲームで遊ぶと空間能力がアップするんだと。
そしてそれは男女問わず、男女どちらでも空間能力がアップしたんだと。
テレビゲームで遊ぶと。
となれば、男だから女だから先天的に生徒的に空間能力が高いということは正直考えづらい。
最も大きい空間能力に対する影響因子っていうのは、
この場合ビデオゲームで遊ぶという行為にあるんだと。
そしてブロックで遊ぶという行為にある。
つまりビデオゲームを子供に与えるかで子供の空間能力は変わってくるんですね。
そしてBBCの実験においては、男の子の見た目をした女の子。
この子にベビーシッターが付く。
この子にベビーシッターが付く。
するとそのベビーシッターは、その子は本当は女の子なんだけど男の子の見なりをしているからブロックのおもちゃとかトラックのおもちゃを与えた。
そしてベビーシッターはこの子はこの子供は私が与えたおもちゃで喜んで遊んでいましたと。
そういうふうに述べたと。
とするならばこのベビーシッターの実験から分かるように、
私たちはここでもまた男の子か女の子かによって少なくとも男の子に見えるか女の子に見えるか。
私たちが男の子だと認識するか女の子だと認識するかによってその子に対する行動態度を変えているんですね。
その結果その子の空間能力が育ったり育たなかったりする。
つまりここにも生徒的な要因はないんですよね。
むしろ環境の要因の方がでかいということです。
12:00
こんなことが起きているんですよ。
意外と科学が示す私たちの性差男女差っていうものは、
もちろんあるにはあるんですよ。生徒的な要因はあるにはあるんですが、それよりも環境的な要因が大きい。
その環境的な要因の一つに私たちのジェンダーによって起こされた行動とか行為が関係してきているんだということでしたね。
つまり最初の問いに戻ると脳にジェンダーはあるのかといったらば脳にジェンダーはあるのかはわからない。
わからないよ。わからないんだけども。
まずね脳にセックスはないよね。脳に性別はない。
男性の女性のはない。
じゃあ脳にジェンダーはあるのかと言われたらそれはわからない。
それはわからないんだけど脳っていうものはジェンダーによって変わる。
私たちの持っているジェンダー意識、ジェンダーバイアスとかこの社会にあるジェンダーが脳を変えているということが今回の結論でございます。
そうですね。面白いですよね脳にセックスはないけれどもジェンダーは脳を変えるんですね。
さっきジェンダーバイアスって言いましたけどもジェンダーバイアス以外にも社会的なこの社会レベルの視点で合わせて話をすると
女性に社会が期待する行動とか行為とか態度とか男性に社会が期待する行為とか行動とか態度とか
そういうものが私たちの脳に影響している。
そしてその結果男女差が出てきて生まれてしまう、醸成されてしまうということ。
それは社会が生物学的な精査を作り出しているということなんです。
生物学的な精査と言われたらそう私たちが認識するとあたかもそれが先天的なね生まれつきのもの生まれつき男と女は違うみたいな
ものに見えてしまうんだけれども実体はそれは社会が作り出した生物学的な精査だったと。
そういうことでしたね。
ということでこんな感じですかね。脳とジェンダー編ということで本編はこんな感じにしてエンディングに行きたいと思います。
でもその前に私はちょっと疲れたので少し休憩をしてからエンディングを撮ろうと思います。
ということでエンディングでございます。
さあ皆さんどうでしたかね。
このラジオキッチこれが初めてのシリーズなんですが
全10回かな。全10回にわたって脳にジェンダーはあるのか脳とジェンダーの話をしていきました。
15:09
僕がやってみた感想としては
本当に正直な感想を言うと僕が今回の台本を作成するために揃えた本が
大体心理学とか神経科学とかそういう科学系の本なんですよね。
科学系の本を今回10冊ぐらい調達して
本当にそこから実際に参考文献として使ったのは5、6冊ぐらいなんですけど
それを見てみてほとんどが科学系の本だったんですよね。
だから今回僕の主戦場じゃない
僕のホームタウンではないところに今回勝負を仕掛けるという形だったんですけど
僕のホームグラウンドは人文系
僕は人文系の方を学んでいる人間大学生なので
人文系じゃない全く関係ない科学
神経科学とか心理学とか生物学とかそこら辺を見に来ていたので
だいぶちょっと構えながら
今回だいぶ構えながら
見知らぬところに入っていくのでだいぶ構えながら
調べ進めてはいたんですけど
だんだん調べていくうちにね
まず男性脳女性脳は存在しないなということが
というか何を男女脳と言えばいいのか分からないなっていうのが
なんとなく分かってきて
その後にですね
脳みそっていうのはすぐ変化するんだよみたいなことが分かってきて
そしてそれはジェンダーと結びついた行動とかも私たちを変えると
だからここにはジェンダーが関わっている話なんだと思って
僕はね科学の話を聞きに来たつもりだったんだけど
もうねパッとね気づいた瞬間ね周りが社会学だったんですよ
周りがジェンダーというものに囲まれていて
ジェンダーかいって思って
科学の話かと思ったらジェンダーかいと思って
ここにもジェンダーがいたんだなというのは非常に驚いたところではありましたね
で特に最初調べたのは男女脳とかのモザイクロンとかの話から入ったんですけど
その後に男性の女性脳の歴史も調べ始めて
いろいろな研究がねこれまで出てきていて
その研究を分析する
そういう精査に関する過去行われてきた分析を分析する
そういったメタ分析を行うっていうことをしてきた
それをまとめた本があってそれを読んで
男性の女性の歴史とかを調べてはいたんですけど
その本に書いてあってすごく興味深いなと思ったことは
18:00
こういう精査に関する研究とか論文たちっていうのは
ほとんど再生を重視するそういう論文であると
再生っていうのは類似性の逆の言葉ですね
類似と再違うことの性質ですね
この再生を基盤にして作られた論文研究実験なんだと
逆に類似性こことここは同じですよとか
こことここはほとんど似通ってますよっていう風なことを示す研究っていうのは
まずメディアに扱われにくい取り扱われにくいんだと
だから世に知れ渡らない
根本的なことを言うとそういうこことここが同じでしたみたいなことは
そもそも雑誌論文に掲載されない受理されないんだと
だから類似性ではなく再生を基盤にした論文つまり
こことここは違う男性と女性を比較すると平均して
ここが違うこの働き方が違うここの大きさが違う
そういうことを示す論文っていうのは
まず雑誌論文に学術雑誌に掲載されやすい受理されやすいと
そしてメディアにも扱われやすい
その方がインパクトがあって
世間の注目を浴びるからですね
だからメディアに掲載されてそして私たちの目に届くところに来る
そういうふうな性質があるんだと
だからその本はこれまでの分析を分析する
そういうメタ分析を行うという本だったんですけど
このメタ分析を行うにもその分析する対象
様々な研究を分析するんですが
そのいろいろな研究たちっていうのがほとんど再生
その違うことここにこことここに差異があるということを示す
ということをベースに作られた論文なんだと
だからその類似性を重視した
類似性を基盤にした論文とかを本当は見たい
だってその方が類似してることのほうがほとんど多いんだから
だけども数少ない再生
違うことを取り扱った論文しか見ることがほとんどできないんだと
そういう著者の嘆きが書いてあって
そういうこともあるのかと思いました
本当にびっくりした
というかへーって思った
心の底からへーって思った
そうなんだねと
確かにそうですよね
こことここが同じですって言っても
まあだから何みたいな
というところになってくるんでしょうね
逆に違うこと
実際には似ていることのほうが
異なっていることよりも多いにも関わらず
21:03
こことここが違うっていう発表のほうが
まず論文として掲載されやすいし
メディアにも扱われやすいと
そういう傾向実態があるんだということでしたね
ここもね僕はねすごくびっくりしたし
なんというか感動した
感動したであってるのかな
て感じでしたね
同じ本に書いてあって
面白いというか興味深いという意味で面白いものが
私たちの理解についてですね
私たちが性別とか性とかジェンダーとか
そういうものをひっくるめて
どういうふうに物事を認識するのか
そのベースとなる思考方法が
男性の女性の認識とか
なぜ男性の女性のっていうのができてしまうのか
そういう認識が出来上がってしまうのかということに
つながるなと思って
少し面白いので紹介したいと思います
なぜ私たちが男性のとか女性のっていうのが
あるんだと思ってしまうのか
これは私たちの理解モデルの構造によるんだと
私たちが性食器を認識するとき
それは性別の性食器に対する影響
性別がオスだったらオスの性食器
メスだったらメスの性食器
というふうに認識するこの理解モデル
実際には性食器は2つじゃないので
誤差が出てくるところではあるんですけど
一旦それは置いておいて
私たちが性別の性食器に対する影響
この理解構造モデルを脳にも当てはめてしまうと
だからオスならばオスの脳
メスならばメスの脳を持っている
というふうな理解モデルを作ってしまう
これは性別と性食器の理解構造モデルを流用しているんですけどね
これを流用してそれが脳にも当てはまる
このモデルが脳にも当てはまるというふうに思ってしまうと
だから男性脳とか女性脳という意見が出てくるんだということでした
この理解モデルの構造というのは
脳とか性食器だけじゃなくて
私たちの見た目とか行動とか性格とか気持ちにも
当てはまるなと本当に僕自身は感じていて
男性オスならばこういう性格である
メスならばこういう行動をするはずである
24:00
オスならばこういう見た目をしているはずである
メスならばこう思うはずである
みたいな性別の性食器に対する影響
この一対一の理解モデルを他にも当てはめてしまう
性格とか行動にも当てはめてしまう
実態は違うんだけどね
オスだからこの行動をするとか
メスだからこの見た目をしているはずであるとか
多分違うんですよ本当はね
例えばメスであるならば化粧をしているはずであるとかね
実際はそうじゃないでしょ
メスだから化粧をするわけじゃないでしょ
あとはオスならば単発であるとかね
別にそうじゃないでしょ
髪の長さなんてその人が伸ばすか切るかでしかないわけですよ
たとえオスだとして
オスならば単発であるみたいな理解認識モデル
この理解モデルは当てはまらないわけですよね
つまり私たちのベースにある性別の性食器に対する影響
オスならばオスの性食器
メスならばメスの性食器
っていうこの理解モデルを他のものにも当てはめてしまっている
こういうのが根本的な色々な認知を
少し変な方向へ向けてしまう
私たちの認知を間違った方向
ちょっぴり変わった方向へ向けてしまう
変なのではないかなと考えられるなと私は思いました
実際脳に当てはめてしまうと
このモデルを脳に当てはめると
男性の女性のは存在するはずだという風になってしまいますけど
実体はそうじゃなかったらしいよね
なのでこういうことが本に書いてあって
非常に面白いなと思ったことなので
本編の中では紹介しなかったんですけど
ちょっとエンディングでここで紹介しようと思いました
という感じですね
これぐらいですね話すことは
あと皆さんお疲れ様でした
お疲れ様でした
長丁場でしたがお付き合いいただきありがとうございました
てなわけでラジオキッチュ脳とジェンダー編
今回のシリーズはここでおしまいです
最後までお聞きいただきありがとうございます
ここまでのお相手はスタジオキッチュの三木裕蘭でした
それではまた次回お会いしましょう
さようなら
26:53

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