2024-05-15 25:06

【1-8】男性は女性より高い空間能力をもっているのか?テレビゲームで遊ぶと空間能力が高まる【RADIO Kitsch 脳とジェンダー編8】

空間認知能力にはなぜ男女差があるのでしょうか?前回に引き続き、現存する性差の由来にまで掘り下げて、その要因が何なのかについてみていきましょう!




【今回の内容】

空間能力に性差が生まれる理由/テレビゲームで遊ぶと/ブロックの玩具で遊ぶと/男の子は大人の男性を、女の子は大人の女性を真似る




【参考文献】

アンジェラ・サイニー『科学の女性差別とたたかう 脳科学から人類の進化史まで』東郷えりか訳、作品社、2019年

サイモン・ルベイ『脳が決める男と女 性の起源とジェンダー・アイデンティティ』新井康允訳、文光堂、2000年

ダフナ・ジョエルほか『ジェンダーと脳』鍛原多恵子訳、紀伊国屋書店、2021年

ポーラ・J・カプランほか『認知や行動に性差はあるのか』森永康子訳、北大路書房、2010年

リーズ・エリオット『女の子脳 男の子脳 神経科学から見る子供の育て方』竹田円訳、NHK出版、2010年

新井康允『男脳と女脳 こんなに違う』河出書房、1997年

竹内謙彰「空間能力の性差は生得的か?」『心理科学』第16巻第2号(1994)

田中冨久子『脳の進化学 男女の脳はなぜ違うのか』中公新書ラクレ、2004年




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武蔵大学人文学部ヨーロッパ史専攻。好きな科目は世界史。

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Summary

今回は前回の脳とジェンダー編に引き続き、空間能力について検証しています。男性と女性の空間能力の違いについて、テレビゲームやブロックのおもちゃの影響、BBCの実験結果が述べられています。男性は女性より高い空間能力を持っているのでしょうか?テレビゲームをすることで空間能力が高まるのか、という問いについて考察しています。

空間能力の精査とジェンダーバイアス
おはようございます。STUDIO Kitschの水木裕蘭です。
前回からの続きでございます。前回はですね、脳にジェンダーはあるのかという問いについて、
そして言語能力、言語能力の精査というのは正徳的なものなのか、
そして子どもに対する実験を見て、この言語能力の精査を見ていくということをやっていきました。
今回はですね、その言語能力に引き続き、その類の能力、よく引き合いに出される空間能力というもの。
この空間能力に見られる精査、それは正徳的なものなのか、また言語能力と同じように環境的な要因が絡んでいるのか、
ここを検証してみていきたいと思います。ではまず空間能力に精査があるのかどうなのかというところから、
空間能力に精査があると思いますか、皆さん。空間能力、空間把握能力とか空間認知能力というふうに言われたりすると、
空間能力に関するジェンダーバイアスみたいなところでいくと、
車の運転下手上手いのどっちなのか論争みたいな、父親の運転上手いけど母親の運転は下手だみたいなやつ。
ああいうやつ、あれは空間能力の精査ですよね。
あとこれは僕が興味関心のある範囲の話なんですけど、
ゲーム、最近じゃあeスポーツっていう風に言われる、eスポーツの大会などで、
eスポーツの大会ってほとんどの人が男の人なんですよね、選手が。
別に男性とか女性というふうに、男性だけの部門、女性だけの部門というふうに、
他のスポーツみたいに従来のスポーツみたいに分かれているわけではなくて、
基本的に男女どっちも参加できるようになっていて、
実際に男女混合のチームが出動したりする大会もあります。
けれども基本的には男性の方が多いんですよね。
それを是正するために女性しか出れない大会、ゲームの大会みたいなのが開かれたりするんですけど、
そういう大会に対して、ゲームの大会なので、コンピューターゲームの大会なので、
女は空間能力が男よりどたらこたらだから弱いみたいなね、
そういう意見も出てきたりするんですね、ちらほら。
っていうところに僕は空間能力の精査に関するジェットワーク、
っていうところに僕は空間能力の精査に関するジェットワークとかをよく見たりするんですけど、
じゃあこの空間能力に関する精査があるのかどうなのかというところ。
テレビゲームと空間認知能力
これは厳密に言うとあるっちゃある。
どっちかというと、男性が得意にする空間能力と女性が得意にする空間能力っていうのがそれぞれあるという形ですね。
基本的に心的回転と呼ばれるテストで測ることができる空間能力に関しては、
男性の方がスコアが高いという風になっています。
心的回転っていうのは、頭の中で脳内3Dで図形を動かせるかみたいなテストらしいですね。
例えば、よくわかんない形の図形、展開図がよくわかんない多角形図形みたいなものの展開図みたいなのが測されて、
それを脳内で組み立ててどういう図形になりますかみたいなのをテストさせられるんですね。
これをいわゆる心的回転、通称脳内3Dみたいなね。
この脳内3Dの精度、これはテストの結果によれば男性の方が高い。
そういう点で男性の方が空間能力が得意なんじゃないかという風に言われている。
対して女性の空間能力、女性が得意にする空間能力は何なのかというと目印把握というやつですね。
例えばある一つの写真が見せられます。
その写真の中にはいろんなイラストが点々としています。
小さいイラストがコーヒーのイラスト、カフェのイラスト、家のイラスト、動物のイラスト、靴のイラストみたいなのが各所に散りばめられている。
そんな写真が見せられます。
その後、その写真が一旦隠されます。
そしてその後にこの物はどこにありましたかみたいな物の場所を記憶する質問が、その記憶を測る質問がされます。
そしてどれだけ物の場所が記憶できているのかっていうのを測られるテストがあるんですけど、
この物の場所を記憶するテストに関しては女性の方がテストスコアが高かったです。
なのでこういうタイプの空間認識能力、空間把握能力っていうのは女性の方が高いというふうに言われます。
ただなぜかは知りませんが、空間把握能力と言われると、
前者の心的回転のテストを空間把握能力、空間能力のある種絶対的なバロメーターとして扱われることが多いので、
今回は一旦仮に空間能力を心的回転の精査によるもの、心的回転のスコアで測れるものだとして、
空間把握能力は男性の方が高いというふうに仮に定義した上で、
なぜその男性の方が高いのかというのを見ていきたいと思います。
さあではなぜ男性の方が空間把握能力が高いのか。
ブロックのおもちゃとBBCの実験結果
これは先に断言しておきますが、
例によって言語能力のようなみたいに、性ホルモン、いわゆるテストステロン、エストロゲンみたいな性ホルモンはまず関係ないです。
先に断言しておきます。
もはや過去の研究とかを紹介するまでもなく関係ないです。性ホルモンは。
影響がある場合もあるんですが、その影響ってすごく弱いものなので、今回は関係ないというふうに断言します。
ということでじゃあなぜホルモンが影響するんじゃなかったら、なぜ空間能力の異性差が出てしまうのか。
主に2つ要因がある。考えられる要因があるというふうになっています。
1つはですね、これは学術雑誌Natureに形成された論文によるんですけど、テレビゲームで遊ぶと空間認知能力が高まるという結果が発表されています。
Nature社はですね、テレビゲームで遊んだことのある人の方が遊んだことのない人より空間能力に優れているということを発表しました。
つまり最初に言ったような、eスポーツみたいなコンピューターゲーム、テレビゲームで遊ぶと空間認知能力が高まるそうですね。
とはいえですよ。とはいえ、テレビゲームで遊んだことのある人に男の人が多いだけなんじゃないか。鋭い。その可能性も考えられます。
確かにそうですよね。テレビゲームで遊んだことのある人の方が男性の方が多いかな。その人の方が空間把握能力が高いと言われれば、
まあ確かに一概にテレビゲームで遊べば空間把握能力が高まるというふうに結論を導き出すのは少し安直な気もする。
ということで、このネイチャーの実験をちょっと詳しく見ていきたいと思います。
まず実験内容としてはですね、テレビゲームで遊んだ経験が全くない男女に実験に参加してもらいます。
そしてぴったり10時間、その被験者男女にぴったり10時間シューティングゲームを遊んでもらいます。
そして視覚空間に対する注意力を図るテストを行わせます。
とするとですね、男女ともにこの視覚空間に対する注意力が向上しました。
つまりはですよ、これ被験者はゲーム経験が全くない男女です。
だから男の人の方がそもそもゲーム経験が多いとかそういうのは一切関係しないように設定されています。
その上で10時間シューティングゲームを遊んでもらい、結果としたら男女ともに視覚空間に対する注意力は上がっています。
つまり元々男だからとか女だからとか、生き物として人間のメスだからオスだからというのは関係なくシューティングゲームで遊べば空間認知能力は高まるんです。
面白いですよね。
この類の研究ってたくさん行われていまして、似たような方向の研究。
いろんな研究があるんですが、どの年齢関わらずどの性別でも男女関わらず同じ結果が出ます。
同じ結果というのはゲームで遊べば空間能力が高まるんです。
実際に行われたテレビゲームはテトリスとかザクソンなどの空間認知能力が必要なゲームで遊ばせる。
その結果テストの成績が上がるということですね。
テトリスとザクソンですね。他にもいろいろあったんですけど。
テトリスはまだわかるけど僕ザクソンがわからないね。
ザクソンって何?誰か教えて!って読んでてなりました。
最近のゲームしかわからないので。
もっとわかりやすいものを用意してくれればいいのになぁと思いつつ。
ストリートファイターはいらないか空間能力。
APEXとかバロラントとか言ってくれたらもっとわかりやすかったのになぁと思いつつ。
ザクソンを調べてみたら、もっと昔のゲームだったんだっけな。
ザクソン。セガが開発したシューティングゲーム。
日本では1982年1月よりアーケードゲームとして稼働した。
1982年。だいたい私が生まれる20年前ですね。
それはわからないか。
テトリスとかザクソンっていうゲームを使って空間認知能力が高まることが証明されたということですね。
で、冒頭言ったように空間認知能力が高まる要因はテレビゲームだけじゃありません。
実はブロックのおもちゃで遊ぶことも空間認知能力を高めます。
ブロックのおもちゃ。子供用のおもちゃです。
本当に未就学児ぐらいかな。用のおもちゃ。
例えば極端な例をすると、たまたま人形じゃなくてブロックのおもちゃをもらった。
その結果空間認知能力が高まる人間に育ってしまう。
こういうことがあり得るわけですね。
でも待てよ。男の子ってさ、そもそもアクションゲームやブロックのおもちゃを好む生き物でしょ?
そんな社会が子供を歪めたみたいな言い方をするなよ。
本当に申し訳ない。
確かにそのことも考えれます。
ということでBBCの面白い興味深い実験を一つ紹介したいと思います。
BBC、イギリスの放送局ですね。
BBCが行った実験で子供2人とベビーシッターを数人用意します。
そして被験者はベビーシッターたちです。
このベビーシッターたちを対象に実験を行います。
実験内容としては、まず子供を2人用意すると言いました。
この2人はオスメス両方です。
オスメス両方の子供を1人ずつ用意して、
オスの子供に女の子の服を着させます。
そしてメスの子供に男の子の服を着させます。
つまり男の子に見えるメスと女の子に見えるオスを用意します。
この2人の子供はまだ未就学児で小さい段階なので、
服を交換してしまえばほとんどその性別に見えます。
本当はメスなんだけど男の子の服を着ているので本当に男の子に見える。
そんなことをその逆の子、反対の子とこの2人を用意します。
そして1つの部屋を用意します。
その部屋に男の子に見えるメスを1匹用意します。
で、その子を遊ばせる部屋としてこの部屋を定義します。
なのでその部屋にはいろんなおもちゃが置いてあります。
さっき言ったブロックのおもちゃとか車のおもちゃ、トラックのおもちゃ、
他には人形のおもちゃとかいわゆる女の子用のおもちゃ、男用のおもちゃ、両方を用意します。
それが散りばめられている部屋。
で、その部屋にベビーシッターを1人呼んできます。
そしてこの子の子供の相手をお願いしますというふうに依頼します。
そしてベビーシッターは子供と遊び始めます。
この子供は男の子に見えるけどメスなんです、本体は。
けれどもベビーシッターっていうのはその子供と遊ぶときに男の子用のおもちゃを使います。
だからブロックとかそれこそトラックのおもちゃとかを使います。
で、子供をあやします。
そして数十分時間が経過します。
そしたらありがとうございましたと言ってベビーシッターはその部屋から出ます。
そしてベビーシッターにこの子のあやしてみての感想どうでしたかっていうふうに言って
とても楽しそうに遊んでいました。
おもちゃは気に入っていましたかというふうに質問すると
とても楽しそうに気に入っていましたというふうに述べています。
おかしいですよね。
で、同じように他のベビーシッターにも入ってもらって子供の世話をしてもらう。
で、その子供はオスに見えるんだけど本当はメスの子供とか
もう一人の女の子に見えるんだけど本当はオスの子供とかを用意して
いろんなベビーシッターにやってもらうんですけど
毎回感想を聞いておもちゃ気に入ってましたかって言って
はい気に入ってましたとほぼ全員のベビーシッターが答えたんですね。
なのでいいですか。
子供がメスだろうがオスだろうが
ベビーシッターたちは自分が与えたおもちゃが子供が喜んでいた
気に入ってくれていたというふうに思い込んでいるんです。
つまりですよ。
男性と女性のおもちゃの選択による空間能力の差
私たちが思うそのさっき最初に言った質問
そもそも男の子ってアクションゲームやブロックのおもちゃを好む生き物でしょうと
これは確かに小学校とか中学校とかの子供に対しては
なんだこのおもちゃ女の子っぽくて嫌だとか
なんか男の子みたいなおもちゃで私は好きじゃない
確かにそういう子はある程度成長した子供には見られる
そういう子もいるけれども未就学児レベルの
もう見た目だけでは女の子か男の子かわからない
そのぐらいの年の子供に対しては
どのおもちゃが気に入っているかなんて私たち大人側はわからないんです。
少なくともベビーシッターたちはわかっていませんでした。
だって女の子に男の子用のおもちゃを与えて
楽しがっていましたというふうに平気で感想を述べているんです。
私たちにはわからないということなんです。
つまりはですねこのちっちゃい頃からブロックを与えるとか
ちっちゃい頃から人形を与えるこの区別
人形を与えられるかはたまたブロックを与えられるか
この違いによって空間能力が高まる子供と
空間能力が別に高まるわけでもない子供が生まれてしまう
この2種類が生まれてしまうということですね。
社会の性別学的な差異による空間能力への影響
つまり社会が性別学的な差異を作り出してしまっている
そんな状況があるんです。
ということでゲームで遊ぶ時間とかブロックで遊ぶ時間が
男の子と女の子で桁違いな差がある限り
少なくともその遊ぶ時間ゲームで遊ばせたり
ブロックで遊ばせたりするのを大人がある程度
最初の導火線に火をつけるぐらいは大人がやっているので
そのことで空間能力の精査というのは残り続けていく
むしろその精査は広がっていくかもしれない
そんな状況が私たちの目の前にはある
この社会にはあるんだということですね。
まとめに入りましょう。
前回前々回を通して
まず最初に脳の仮想性の話から入って
そしてジェンダーの影響を受けているんだということ
そして実際の私たちに精査があると言われている言語能力や空間能力っていうのは
確かに制徳的な要因もあるかもしれないが
それよりかは環境が影響を及ぼしているんだということでした。
そして男性と女性とに対する社会からの期待や圧力や
またまた複合的な影響に男女差があるということは
空間能力や言語能力に男女差があるということを
閉域で説明してしまう。
簡単に説明できてしまうということですね。
脳の形態というのは極めて変化しやすいという性質を持っています。
仮想性というやつですね。
なので私たちの脳を決定するのに
セックスが全てではないんです。
性別が全てではないということです。
生殖器の形態を決定するのに
支配的な役割を果たすのはセックスかもしれないけど
脳の仮想性と環境の影響
脳の場合は様々な要因のうちの一つに過ぎないということですね。
いろいろ申し上げたように生活環境とか
幼少期の生育条件とかその人の行動とか
あとはこれ紹介しませんでしたが
医薬品とかストレスとかその他諸々の影響を受けて
私たちの脳は出来上がっているんです。
今現在の脳は出来上がっているんです。
なのでセックスというのが私たちの脳を決定する
強力なファクターではないということですね。
そしてテストステロンみたいなホルモン
これも強力な決定因子ではないということ。
テストステロンみたいな性ホルモン
性ホルモンという一つのバロメーターで脳の性別は
決定されるというわけではないんですね。
当たり前ですが脳は
多様な脳細胞と多様な脳領域と
多様な神経伝達物質と多数の需要帯の
組み合わせで成り立っているんです。
つまりはこれは男女の
男性の女性の時の回でも言いましたが
一貫して男脳とか女脳というのが存在するという
それが出来上がると考えるのは
少し難しいということですね。
そしてとある研究者
日本の研究者の論文の中に書いてあった
面白い文章があったので
一つ紹介しておきたいと思います。
前提として女性であるという経験
男性であるという経験
これは容易に脳を変化させます。
そしてですね
この日本の研究者の論文で紹介されていたのは
そのまま読み上げますと
思春期の頃から男性や女性に
特有とされる行動や態度を取ることが
周囲から影響されるようになり
また青年たち自身も
そのような行動特性を時には積極的に
時には消極的に需要するようになっていく。
そのようにして獲得された
性別タイプ化された人格特性が
時にはある能力を獲得することを促し
時には妨げるという機能を果たしている。
これは海外の研究者の意見を
この日本の研究者が論文で
日本語訳して説明してくれていたんですけど
この言っていることを解説すると
子どもたち青年たちっていうのは男女と青年たちっていうのは
小さい頃からその成長期ぐらいに至るまで
ましてや大人に大人の時であったとしても
男の子ならば男性にふさわしいと言われるような行動
男性がするとかっこいいと言われるような行動を真似する。
男性がするとかっこいいと言われるような行動を真似する。
また女の子も女性として
ふさわしい行動とか振る舞い
女性として素晴らしいと言われるような行動
振る舞いを真似ていくんだ子どもの頃から。
またそういうのを自分から真似ていくのもそうだし
周囲から期待されることもある。
その結果
そういった行動特性を子どもたちは身につけていく。
そしてその性別タイプ化された行動とか
人格とか特性とか
そういうものが時には
ある能力を獲得することを促す。
空間能力とか言語能力の獲得を促したりしたり
時には妨げるという機能
その言語能力空間能力を獲得しづらいような
働きをしてしまう。
こういうような
プロセスが実際に存在するんだよということを
示した研究者の意見もありました。
まとめをすると
性別学と社会っていうのは
これは絡み合っているんです。
そしてどちらも仮想性というシステムを通じて
互いに強調していくという
そういうシステムを通じて
互いに強調しながら作用し
ジェンダーと呼ばれる複雑な絵画を描き出すんだと。
そういうわけですね。
ということで
脳はジェンダーの影響を受けるというところの解説でしたね。
そして次回は最終回です。
ここまで言ったことをまとめて
次回を最終回としましょう。
皆さんには私が最初に示した問い
脳にジェンダーはあるのかとか
男性の女性のは存在するのか
これに対する答えを考えて
そしてその答えを持った上で
次回自習を聞いてくれればいいなと思います。
それでは今回はこの辺でおしまいです。
次回の配信をお楽しみに。
25:06

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