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素敵なジェンダー論を学ぶラジオキッチュ、パースナリティーSTUDIO KITSCHの水木裕蘭です。
このラジオは、言葉や単語は知っているんだけど、説明してと言われたら正直難しい。
そんな、現代ではよく耳にするジェンダー論について、
ジェンダー論の素敵さに魅了され、ジェンダー論にはまってしまったジェンダー論オタクが、
学問としてのジェンダー論を通して、そんな素敵なジェンダー論を学んじゃおうという番組です。
今回、第0回の素敵なジェンダー論を学ぶラジオキッチュでは、
まず、このラジオがどういうことを放送していくのかっていうのと、
あと、僕が一体誰なんだっていう話、お前は誰なんだっていうことを話した。
あとは、ちょっと軽くジェンダー論の話に、実際のジェンダー論について触れてみる。
ちょこっとだけ話してみる。
でも今日は、一切何もしたセラベルとかはしてないので、すごい軽くちょっとだけ見てみる。
ジェンダー論って本当によく聞くし、ジェンダー論という言い方じゃないにしても、
その関連のことは本当に最近よく聞くようになりましたよね。
それこそニュースもそうだし、あとはSNS、Twitterとかインスタとか、
主にTwitterかな。普通にTwitterでバーって見てると、
普通にジェンダー論関連の話って結構出てきますよね。
それこそジェンダー論という言葉は使ってないかもしれないですけど、
LGBTQっていう言い方だったり、フェミニズムフェミニストっていう言い方だったり、
いろんな言い方でジェンダー論の話が出てきて、結構身近にあるんですよね、最近。
だけど、ジェンダー論って何なのかって言ったら、
ジェンダー論は一応学問分野としてのジェンダー論というのが存在するんですね。
言い方はジェンダー論っていう言い方はあまりしなくて、
ジェンダー研究とかジェンダー学とかジェンダーセクシュアリティ研究とか、
それか社会学とかそういうところに含まれて、大学とかだと講義があったりするんですけど、
ジェンダー論って本当に学問としてあって、実際にジェンダー論の本とか近くの本屋、
本屋はあんまりないかもしれないですけど、それこそでっけえ図書館に行ってみると、
結構本ってあるんですよ、ジェンダー論関連の。出版年とか見てみると普通に古かったりするんですね。
それこそフェミニズムに関する本が結構古い出版年のものがあったりして、
だから昔からジェンダー論という言い方はされてなかったですけど、
女性学とかウーマンリブっていう言い方になってるかもしれないですけど、
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一応昔からある学問ではあるんですよね。
だから結構学問としてのジェンダー論はあんまり世間には広まってないし、
そもそも知られてないのかなっていう感じですけど、
実際に今回はほんと軽くジェンダー論を見ていこうかなと思いますね。
最後に次回予告、次回どんなことをやるのか、その次回予告だけですかね。
じゃあまずはラジオキッチの自己紹介ですかね。
はい、ということで自己紹介からですね。
スタジオキッチの三木裕蘭と申します。
このラジオを、この第0回のこのポッドキャストの放送を見てる人は、
聞いてる人はほとんどこれより出た後のシリーズって、
おそらく見に来てくれた人がほとんどかなと思うので、
まずはこのポッドキャストがどういうことを放送していくのかついてかな。
素敵なジェンダー論を学ぶラジオキッチということで、
ジェンダー論について話していきたいなと思ってるんですけど、
ジェンダー論といってもいろいろあって、
このラジオでやりたいのは学問としてのジェンダー論を放送していきたいんですね。
というのもジェンダー論は本当に実は学問領域、
いわゆるアカデミック領域に蓄積されたジェンダー論の知見の量って本当に膨大なんですよ。
だからこそそこをちょっとね知ってもらえるような機会になればいいかなと思ってるし、
ジェンダー論自体が学んでいくと、
僕らが持ってるジェンダー認識って結構もう生まれて、
社会の中で育ってきて、自然とジェンダー感、ジェンダー認識って備わってるものだと思うんですよ。
それが良いとか悪いとかに関わらず、ある一定のジェンダー認識って多分きっと僕らは持ってるんですよ。
でもそのジェンダー認識って正直性格かって言われたらそうでもないですよね。
当たり前ですけどそんな性格でもないし、きっと間違ってることも言ってる。
その学問としてのジェンダー論はここ、この僕らの凝り固まったジェンダー感について、
ここを刺激してくるのがこれがジェンダー研究っていうこの学問なんですよ。
すごく大雑把に言うと常識のタガが外れていく学問。
学んでいけば学んでいくほど、僕らが持ってる常識、ジェンダー感っていうのがびっくりするぐらい崩れていく。
本当にもう足元の足元から全く違う事実がジェンダー研究っていう学問には蓄積されていて、
だからこそジェンダー研究っていうのは自分の認識を捉え直す。
確かにもちろんジェンダー認識正しいのもあると思うんです。
正しいのもあると思うんですけど、正しいものばかりじゃないと思うんですよね。
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ジェンダー研究を学ぶと自分の認識がいかに実際の事実と異なっていたかがよくわかる。
さらに見る目が全く変わってくるんですよね。
もう自分がどれだけ色眼鏡をつけてたか。
もちろんジェンダー感が変わったり、
言うなればジェンダー研究を学んだとて色眼鏡が外れるなんてことはきっとないと思うんですけど、
当たり前ですけど、
色眼鏡の色はだいぶ変わってくるんじゃないかなと思うんですね。
僕は実際そうだったんで。
だからこそこのジェンダー論っていうのを話していきたい。
ジェンダー論、すごく有名な例で言うと、
有名というか身近にあるもので言うと、
ピンクとブルー、女子トイレ、男子トイレ、
あれだいたいどこの商業施設とか駅のトイレとか、
それこそ僕が通っている大学とか、
女子トイレと男子トイレって色で分かれてるじゃないですか。
すごく識別しやすくなってるじゃないですか。
あれだいたい女子トイレがピンク色もしくは赤色で、
男子トイレが青色か水色ぐらいになってるのがだいたいですよね。
もちろんトイレだけじゃなくて、
女は赤、男は青みたいな、
そういうのも普通になってしまってるんですけど、
ピンクとブルー、この男女を指し示すこの2交代列のピンクとブルーが、
いつからピンクとブルーなのか知ってますか?
意外と知らない人が多いんですけど、
ピンク色とブルー色、言い換えると赤色と青色、
これが男女に紐づいている今の感覚。
要は赤色は女で青色が男。
この紐づき方ってすごく最近の話なんですよね。
そういうのもちょっと昔に時代が移れば、
赤色が男の子の色で、青色は女の子の色だったんですよ。
何でかっていうと、赤色っていうのは情熱的な色だから、
これは男の子にふさわしいよね。
青色は凛とした色だから、これは女の子にふさわしいよね。
ってなってたんですよね。
だから子供のおもちゃとかが、確か女の子は青色のおもちゃ、
男の子は赤色のおもちゃ。
っていう風になってたんですよ、昔は。
けど今全く違うじゃないですか。
全く違うというか、もう真逆になってしまってるんですよね。
で、僕らはそれになんとなく、もう慣れてしまってるカラーですけど、
全く違和感は持ってないですけど、
ちょっと昔に戻ってみれば、
もう真逆の世界が広がってたっていうね。
結構身近なところでも、
実はピンクとブルーが永遠のものではないというね、
ことがあったりするんですよね。
で、あとそうだ。
身近なもので言うと、
最近僕はSNS、特にツイッターかな、
ツイッターを見てて、
フェミニズムとかフェミニストっていうワードがよく登場してますよね。
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っていうか、普通にツイッターを見てると、
ツイッターじゃなくても、
なんかニュースサイトかなんかをバーって見てたら、
絶対にフェミニストとかフェミニズムって言葉が見つかるんですよ。
本当にすぐ見つかるんですよ。
それに関するフェミニズム、フェミニストに関する投稿とか、
あとはフェミニズム、フェミニストに関するニュース、
結構出てますよね。
だけどフェミニストとかフェミニズムについて誰も教えてくれないじゃないですか。
学校だって教えてくれないし、
けどよく耳にする、目にするもんだし、
ニュースとかSNSでね。
実はフェミニストって、
すごく最近の言葉に思えるんですけど、
実はそうでもなくて、
フェミニズムっていつからあったか、
フェミニストはいつからいたかっていうと、
フランス革命ぐらいの時からフェミニストはいたんですよね。
不思議でしょ。
すごく最近の概念になるかもしれない、
概念に思えるんですけど、
フランス革命ぐらいからいたし、
その時からフェミニスト、
フェミニズム、女性解放思想、女性解放運動っていうのは起こってたんですよね。
だからすごく昔の話なんですよね。
昔から連綿と続く文脈の上に、
現代のフェミニズム、フェミニストっていうのが存在するわけです。
これも意外。
僕は知った時はすごく意外でしたね。
あとそれは男女の話で言うと、
産後鬱。
産後鬱って聞いたことありますよね。
母親?
ママ?
ママの病気?
みたいに思われているのが大抵かなと思うんですけど、
そう、出産後の母親が鬱になる。
通称産後鬱。
これ最近わかったことによると、
実は母親だけじゃなくて父親も産後鬱になるっていうね。
なるらしいんですね。
男性も産後鬱になるらしくて。
で、こういうのがちょっと前かな?
ニュースぐらいでも取り上げられるようになって、
ちょっと流行った時期がありましたよね。
で、あの時、皆さん多分覚えてるかも分からないですけど、
あのニュースを見た時に、そっか男性も辛いんだねって。
父親も大変なんだね。
そっか男性の産後鬱認めてあげようみたいな認識をしてませんかっていう。
何かの倫理感から、そっか男の人も辛いんだね、
大変だねって思いながら男性の産後鬱を認めようとか、
そういう気概はありませんでしたか皆さん。
男性の産後鬱、女性の産後鬱。
まあ男女の別なく産後鬱って存在していて、
産後鬱になる人の割合、これを見てみると、
男性も女性もほとんど変わんないんですよね。
だからこれまでは男性の産後鬱が、
もしかしたら、昔は男性の産後鬱はなかったかもしれない。
けど見方を変えてみると、男性の産後鬱っていうのが、
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世間に露呈していなかっただけかもしれない。
男性が産後鬱になるのが、
そんなところに目が向けられていなかった社会からの、
そういう状態だったのかもしれない。
ただ現在、それこそ最近の研究によると、
男女も産後鬱になる確率、割合、
見てみると男女ほとんど変わんない。
7パーとか6パーでしたっけ。
男性も女性も7パーとか6パーくらいの割合で産後鬱になる。
数字を見てみないと結構わからない話ですよね。
まあジェンダー論、
今まで話してきたのは全て人間のジェンダー論でしたけど、
人間以外の話で言うんだったら、
皆さん、ファインディングニモって映画知ってます?
僕は生まれる前の映画ですけど、
生まれる前か。
いや、後かな。わかんねえや。
ファインディングドリーとかはちょうど世代だったんですよね。
覚えてます?ファインディングドリーとかファインディングニモ。
ディズニー映画で、
熱帯魚のニモとかドリーが主人公で、
海の中のいろんなわちゃわちゃを描いた映画。
あれニモって、
生き物としては隠れクマノミですね。
ニモは隠れクマノミで、
クマノミ族でしたっけあれ。
クマノミ、わかんないですけど。
クマノミってすごく面白い生態を持ってて、
たぶん映画ファインディングニモに出てきたと思うんですけど、
イソギンチャク、産後鬱でしたっけあれは。
イソギンチャクの中に住んでて、
一つの群れで一つのイソギンチャクに暮らしてるんですけど、
その群れの作り方がちょっと特殊で、
まずメスで、
次にオス、
それと、
数匹の赤ちゃん、
数匹の子供のクマノミ、
ヨウギョで暮らしてるんですね。
これが一つの群れで一つのイソギンチャクに住んでるんですよ。
で、このオス、メス、
ここが一応都会、夫婦になってて、
子作りができる関係。
都会は子供なんですよね。
都会はこの一組しかいないんですよ。
オスとメスの。
っていうのがクマノミの群れの作り方で、
でももっと面白いのは、
クマノミって普通に生転換をするんですよ。
どういうことかっていうと、
例えばクマノミの群れの中、
イソギンチャクの中に、
さっき言ったように、
メス、
メス一匹、
オス一匹、
そして子供のクマノミが数匹いる。
この群れの中で、
例えば、
メスがいなくなったとします。
メスがこのイソギンチャクからいなくなったとすると、
もともとオスだったやつ、
つまり、
夫婦のうちの、
もともとその夫婦の夫だったやつが、
メスに生転換して、
妻になるんですよ。
誰の妻になるかっていうと、
これは数匹の幼魚の中のうち、
一番でかい個体が、
夫に昇格して、
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もともと夫だったやつが、
メスに生転換して、
妻になる。
そこでまた新しい都会が生まれる。
っていう、
生転換の仕方をするんですね。
要はメスがいなくなったら、
その群れの中で一番でかいオスが、
メスに生転換するんですよ。
で、
子供を産む子作りができるような状態になる、
っていう話なんですよ。
で、
どうやらこういう、
自然界、
クマノミたちが暮らす自然界の方では、
こういう風に生転換をした方が、
種の存続には効果的。
だから、
生転換をする遺伝子を持つようになって、
臨機応変な生転換ができるようになったんじゃないか、
って言われてたり、
もしくはもともと、
性別に流動的な遺伝子を持ってたから、
生転換をするとか、
そういう説が言われてて、
実際はよくわかってないらしいんですよね。
だからクマノミってすごく性に流動的で、
僕らの性とは全く違うんですよ。
哺乳類は生転換は自然にはしないんですよね。
というのも、
性食器がオスとメスで違いすぎるので、
確か難しいって言われてたのかな。
ですけどクマノミに関しては、
すごい流動的な性の体現方法を持ってますよね。
これ本当に初めて聞いたとき、
マジでびっくりしたんですよね。
とかね、
似てような話で言うと、
性スペクトラムっていうお話、
概念知ってますかね。
性スペクトラムっていうのは、
これまでの性の考え方、捉え方っていうのは、
オスがいてついにメスがいる。
もしくはメスがいてついにオスがいる。
メスとオスが2個を対立的な、
男女が2個を対立的なもの。
それがこれまでの性の捉え方だった。
だけど性スペクトラムっていうのは、
オスメスをオスからメスへ、
もしくはメスからオスへの連続する表現型として捉える。
っていうのを、
そういう概念が性スペクトラムっていう概念で、
もっとわかりやすく言うと、
オスからメスへのグラデーションが性のあり方なんだっていう。
つまり僕らの性、それは生物学的な性でも、
もしくは性自認、性表現の観点、
その点においても、
僕らの性っていうのは、
オスからメスへ、
またはメスからオスへのグラデーションの中に存在している。
そのグラデーションのどこかにある。
っていうのが性スペクトラムっていう考え方で、
すごく現代的な捉え方ですよね。
この性スペクトラムっていうのは、
結構最近出てきた考え方で、
どういう文脈からできたかっていうと、
実はこの性スペクトラムっていうのは、
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いわゆる性の多様性とかLGBTQを考える社会学とかの領域から出てきた話ではないんですね。
もちろんそのこともあるんですけど、
そういう社会的な要望からもあるんですけど、
もっと言うとこれ医学とか生物学の領域からできた概念なんですよ。
いわゆる今までのオスとメスが2個対立、
全く別のもの、
子友別、
男女っていうのが別のもの、
で捉えているこの認識方法だと、
理解できないような性別を持つ動物っていうのが山ほどいたんですよ。
動物に限らず生物がね、
すっごくいたんですよ。
だからオスメスを2個対立の別のものとして考えるには、
無理があったんですね。
だからこそ、
例えばさっきのクマノミの例でもそうだったんですけど、
クマノミって普通に性転換をする、
イソギンチャクの中でメスがいなくなったらオスがメスに性転換して、
すぐに子作りができるようになるっていう、
とっても変わった性別を持ってましたけど、
あのクマノミの性別なんて特にそうで、
あれオスメスの2個対立の概念だと捉えることが、
理解することが全くできないじゃないですか。
だけど性スペクトラム、
つまりオスからメスへのグラデーション、
またはメスからオスへのグラデーションの中に性がどこかにあるって思えば、
確かにクマノミのメスとかオスの性転換は理解ができそうって思いますよね。
っていうのがこれ性スペクトラムっていう概念なんですよね。
これもあんまり、
名前は知ってる人はいるんじゃないかなと思うんですけど、
実際はあんまり知られてないんじゃないかなっていう話ですね。
ちょっと話しすぎちゃいましたね。
軽くジェンダー論を見てみるとこんな感じですかね。
どうですかね。
ジェンダー論ってこういう話なんですよね。
聞いたことがあるのもあるかもしれないし、
意外と知らなかった話もあったんじゃないかなと思いますね。
それこそ僕が一番好きなのはピンクとブルーが昔は違ったっていう。
じゃあ何なんで今のって話じゃない。
何なんでしょうね。
ちょっと調べてみたいですけどね後で。
それこそ子供用の服とかおもちゃとか売ってるサイト行くと、
もちろん女の子用の服とおもちゃとかのページはピンク色で飾られてるし、
男の子用のページ、おもちゃとか服のページ行くと、
多分青系のものが多いんじゃないかなって。
あれは一体何なんでしょうね。
数十年前だっけ。
ピンクとブルーが全く男女で逆だったって考えると、
一体何なんだって話になりそうですけど、
現代のこのピンクとブルーが男女で紐づいてるのは。
訳わかんないですけど。
これ結構意外でしたね。
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てな感じですかね。
次回は、
次回予告になりますけど、
次回は脳とジェンダー。
脳みそですね。
脳みそとジェンダーについてやりたいと思います。
脳とジェンダー。
脳にジェンダーってあると思いますかね皆さん。
男性の女性のとか聞いたことありますかね。
女はこういう脳で、男はこういう脳で、
だから女はこうで、だから男はこうでみたいな。
ああいう話。
あれが脳とジェンダー、次回の話です。
実際あるんですかね、男性の女性のって。
ちょっと差があるのかもしれないかなと思うけど、
実際そんなのがあるのかわからない。
そんな疑問を解消するのが次回になりそうですね。
ということで次回は脳とジェンダーについてやりたいと思います。
今回はこんな感じですかね。
素敵なジェンダー論を学ぶラジオキッチでした。
バイバイ。