1. サイエンマニア
  2. 予防トレーニングとイメトレの..

プロスポーツ選手のトレーナーもされている研究者にお話を伺いました。

全2回の後編です。


★ゲスト

帝京大学スポーツ医科学センター

大川靖晃さん

https://okawabaseball.fc2.page/


★おたより

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【サイエンマニアについて】

あらゆる分野のゲストを招き、サイエンスの話題を中心にディープでマニアな話を届けるポッドキャスト。

研究に夢中な大学院生や趣味を突き詰めている方まで、好きな事を好きなだけ語りたい人が集まる番組です。

第3回 Japan Podcast Awards 2021 推薦作品


【プロフィール】

研究者レン from サイエントーク

化学と生命科学が専門のおしゃべり好き研究者。サイエンスをエンタメっぽく発信するために様々な形で活動中。ポッドキャスト「サイエントーク」ではOLエマと共に番組を制作中。

Twitter: ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/REN_SciEnTALK⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

HP: https://scien-talk.com/

Summary

このエピソードでは、足首の念座の再発予防や中殿筋の重要性、心理的トレーニング手法としてのルーティーンやイメージトレーニングの効果が語られています。特に、脳内でのイメージ化が実際のパフォーマンスに与える影響が詳しく解説されています。また、フォースプレートの機能やその重要性についても説明され、陸上競技でのスタート動作の最適化に焦点を当てています。さらに、スポーツ科学の最新の研究や情報更新の重要性についても言及されています。スポーツ科学に関する研究は、アスリートのパフォーマンス向上に加えて、一般の人々の日常生活にも役立つ知見を提供しています。選手は常に万全の状態ではありませんが、それでも全力を尽くしてプレーしており、サポートスタッフの重要性も再認識されています。

念座防止トレーニングの重要性
Speaker 2
あと何か予防ってそれ以外も色々ある感じですか? そうですね、あとは足首、先ほど出てきた足首なんですけど、足首の念座って手術するほどじゃないんですけど、結構繰り返しやすいっていう特徴がありまして。
僕が何年か前に行った研究なんですけど、念座してしまった人に対して何かやったら再発しぬくなるんじゃないかっていうので、
一つやらせたのが、横向きに寝た状態で足を上げ下げするっていうような種目なんですけど、それをやると中殿筋って言われる骨盤の横についている筋肉があるんですけど、そこをしっかりトレーニングできるっていうエクササイズがありまして、
これはですね、念座した方の足の中殿筋っていうのは弱くなるっていうのは昔から研究とかで言われていて。
Speaker 1
足首なのにですか?足首の方が骨盤関係してるんですか?だいぶ遠いですからね。
Speaker 2
そうですね。おそらくなんですけど、中殿筋っていうのは例えば歩行してる時に、歩行って一瞬片足立ちになる瞬間があると思うんですけど、その片足立ちになった瞬間にその中殿筋っていうのが働いて骨盤をまっすぐな位置で留めておいてくれるっていう役割があるんですけど、
念座をしてしまうと、特に酷い念座とかだと最初の何週間かはあんまりそっちの足に体重をかけれないみたいなことがあって、本来であれば例えば1日1万歩ぐらい歩く人だったらそのうちの半分の5千歩はそっちの足で体を支えてるんで、中殿筋的にも5千回刺激が入っていたはずなのに、
痛みがあるせいでそっちに体重をかけきれてないとそこで筋肉に刺激が入らなくなるっていう時期がそこそこ長くなってしまって弱くなるんじゃないかと思ってるんですけども
Speaker 1
確かに松葉杖とかだったらもう完全に片足しか負担かからないみたいな感じになりますよね
なのでそこが弱くなってしまって、これまたちょっと難しいんですけど念座するってどういうことかっていうと、足がまっすぐ地面についてると自分では思ってるのに傾いてるから念座するわけですよね
Speaker 2
足首自体の傾きっていうのももちろんあってそこは自分の感覚の問題なんですけどそれ以上に股関節の位置っていうのもそれに対して結構大事になってくるんで
中殿筋とかが弱いと股関節をコントロールできなくて足が変なところについてしまってみたいなこともあったりするっていうので
それを実際再発予防っていう感じでそこをしっかりトレーニングすると再発する人は少なかったっていうのが一応やらせてみると出たっていうのがあったので
もしこれ聞かれてる方で念座癖のある人がいればそのちょっとトレーニングをやってみてほしいなと思うんです
心理学とトレーニング
Speaker 1
それすごい良い情報ですねでもそっか確かに足置く角度ってやっぱ根元から決まるからちゃんとそこが関連してるっていうのは面白いですね
Speaker 2
そうですね実際膝とかもそうなんですよ膝の怪我とかも結局その股関節で位置を決めてるみたいなところがあるんで
なんで股関節のトレーニングっていうのはすごく大事なところですね
Speaker 1
そうか念座って別にスポーツしてない人でも起きたりしますからね
Speaker 2
そうなんですよもう本当に年間でいうととんでもない数の人が念座してるので
Speaker 1
ですよね階段降りてる時とか
それでもすごい大事な情報だな
でもそれも今の時代だと体の使い方とかを分析すると意外と今の話だと足首のことが股関節かかってるかもしれないとか
ちょっと離れた位置とかも関連してるとかそういうのが結構わかってきそうですよね
そうですねもう今非常に簡単にそういうことがわかるようになってると思いますね
なんかそれはパッと見じゃわからないことだと思うんですごい重要ですね
あと何あるかな心理学とかもちょっと気になっちゃいますけど
Speaker 2
そうですね心理学も本当にちょっと一昔前だと
ラグビーの五郎丸選手がルーティーンでこんな感じで音声だとわかりますかね
Speaker 1
なんて言うんだろうちょっと忍法みたいな
Speaker 2
はい忍法みたいな形で
懐かしいな
そうですねルーティーンも心理的なものの一つで
毎回同じルーティーンを作ってやることによって余計な雑念を払ったりとかそこに集中して入っていくっていうものの一つで
結構心理学のスポーツ心理学の中では大きなトピックの一つだと思いますねルーティーン化するというのは
Speaker 1
やっぱそうか僕はサッカーの試合の日は必ず同じパンツ履いてましたね
ルーティーンかもしれない
Speaker 2
そうですね
勝負パンツみたいな
Speaker 1
これ履いてる時は勝てるみたいな
Speaker 2
あとはイメージトレーニングとかもそうですね心理学の中の一つになります
メンタルとパフォーマンス
Speaker 1
実際プロの人とかも結構イメージトレーニングとかするんですかね
波乳譲るがすごいイメージトレーニングするみたいなの聞いたことあるんですけど
Speaker 2
特に神秘系のスポーツはやっぱりイメージトレーニングすることが多いですね
Speaker 1
イメージが大事っていうこと
Speaker 2
脳的にはイメージしてるのも実際にやってるのも同じような感じで捉えるっていう風に言われているんで
本当に頭の中でイメージのどれぐらいできるかっていうのもあるんですけど
例えば行った試合会場の芝の匂いだったりとか
観客席にいる人とかその観客席一人一人がどういう人かみたいなぐらい
本当に詳細にイメージしてそこで本当にプレイしてるっていうようなイメージをやっぱり繰り返せると
本当にその場に行った時に見慣れた風景みたいな感じになるので緊張しづらいとかっていうのもあったりします
Speaker 1
そんなレベルのイメージトレーニングできるんですかね
Speaker 2
そうですねこれも練習によりけるというか
ちゃんとこう普段からやってるとそこまでイメージできるようになるっていうふうに言われてます
Speaker 1
面白いなそれ確かにそれできたらいつでもどこでもちょっとイメージトレーニングするみたいなできちゃうみたいなのありますよね
Speaker 2
研究でも罠毛の研究で初日に罠毛をやってもらって何十回かやったうちの何本入りましたっていうのを最初に記録して
2つのグループに分けて片方のグループは1日10分とか20分練習する
でもう一つのグループはイメージトレーニングだけやるっていう風にして2週間か3週間ぐらいやった後に結果を見たら
イメージトレーニングだけしてたグループも成績がすごい上がったっていう研究があって
Speaker 1
へえ面白いな
Speaker 2
だからそれぐらいやっぱイメージトレーニングって効果があるもんだっていうのは言われています
本当にトレーニングになってるっていうのがすごい
Speaker 1
それ面白いな
じゃあ結構プロ野球選手とかもイメージトレーニングとか結構しっかりしたりとかするんですかね
Speaker 2
そうですね例えばバッターとかだとなんかよく野球選手で素振りしてるイメージがあると思うんですけど
その素振りの時にも本当にその目の前にピッチャーがいてその人が投げてきてるっていうのを頭で想像して描きながら
このボールが来てここに振っていくっていうのをやっぱり皆さんやってますね
Speaker 1
ああそうかあれイメージトレーニングしてるんだ素振りしてるやつって
Speaker 2
そうですねピッチャーの人とかも多分人によると思うんですけど
メジャーリーグの本で野球の99%はメンタルみたいな感じの本があるんですけど
その本だとその日の試合対戦する相手を1番バッターから9番バッターまでを
頭の中で思い浮かべて1回の表まず1番バッターこのバッターじゃあ1球目ここ投げて2球目ここ投げて3球目これでアウト取るみたいなのを
1回からずっとシミュレーションしてやるような人もいるっていうふうに書いてありました
Speaker 1
まあまあでも確かにそれでそれ通りにいったら結構冷静でいられそうというか
慣れの感覚みたいなのはあるんですかね緊張もしなくなりそうだし
Speaker 2
そうですね
Speaker 1
確かになピッチャーとかって僕全然野球経験ないですけど大学の時の研究室対抗野球大会にちょっと出たぐらいの本なんですけど
ピッチャーちょっとやったことあってでも本当に繊細じゃないですかピッチャーのその指先ちょっと変わるだけでも全然飛ぶ方向は違うから
プロすげーなってやっぱ思うんですよ
Speaker 2
いや本当に一度違うと30センチとか40センチぐらいずれるんですよね
そうですよね
なんでその一度の攻防をしてるっていうあの早い腕の振りの中でっていうところでやっぱすごいなっていうのが思います
Speaker 1
それをすごい観客がバーっている中でちゃんと練習どおりにできるかとかって
相当やっぱイメージも含めてだし実際のトレーニングをめちゃめちゃしないとできないだろうし
それを科学が支えるみたいになったら結構ちょっと見え方変わるなというか熱いなって感じがしますけど
Speaker 2
そうですね特に野球の世界だとピッチャーは自分で動作開始して自分でできるんで結構介入のしがいがあるというかいろいろできるんですけど
難しいのがやっぱりバッターで結局ピッチャーがいて投げてきたボールを打たないといけないので
言ったら世界一綺麗なバイオメカニックス的なスイングを身につけさせたとしても
タイミングが全然合わなかったら空振りしてしまって効果出ないみたいなことになったりするんで
Speaker 1
確かになそこはもう感覚ですよね飛んできたのに合わせるところは体の動きっていうよりかは反射神経みたいなことですもんね
Speaker 2
そこがやっぱちょっと今あのどっちかというとピッチャー有利な感じになってるんですけど
Speaker 1
そこのちょっと進みの差の違いが出てるなっていう感じはします
投類とかもなんかあったりするのかな
Speaker 2
そうですね投類は結構足のつく場所とかっていうのが投類じゃなくても走るスポーツにおいては全部そうなんですけど結構大事で
特に止まっているところから一歩目出した時にその足が体のどの辺につくのかっていうので全然その力のかかり具合が変わってくるので
そのあたりはですね僕たちの研究室というか研究ではフォースプレートってわかりますか
Speaker 1
フォースプレートわかんないです
フォースプレートの機能
Speaker 2
フォースプレートって日本語だと床反力系っていう機械なんですけど
Speaker 1
機械の名前ですか
Speaker 2
機械の名前で平らな一枚の板みたいな計測機器でそれが地面に置いてあるんですけどそれを踏むとどっちの方向にどれだけの強さで踏んだかっていうのがわかる機械なんですね
Speaker 1
なんか体のバランスをその体重計みたいなやつで見るみたいなとかもあるじゃないですか
ありますね
Speaker 2
ああいうのに近いですかね
床反力系はどっちかというとそのバランスを見るというよりは力を出した時にその方向が合ってるかとか力の大きさは十分かとかっていうのがわかったりするんですけど
そういったフォースプレートがあると例えば塔類だったり他のスポーツでも止まったところからスタートするときにドーンって動いて一歩目踏み出した時の足のところに床反力系とかを置いておくと踏んでる方向が合ってるかっていうのがわかったりするのでそういったのを使ったりすることもあります
Speaker 1
それはもう進む方向にちゃんとまっすぐ行けてるかとか
Speaker 2
そうですね
Speaker 1
そういう感じですか
Speaker 2
これ結構起こる間違いとして一歩目を大きく出しすぎるっていう間違いを起こすことが結構あります
Speaker 1
大きくしすぎると逆に良くない
Speaker 2
逆に逆効果なんですよね
これは何かの作用反作用の法則みたいな感じで力与えたら同じような力が返ってくるっていう法則なんですけど
基本的に止まってるところから足一歩目出したぐらいの動作だとその前足がついた足のところから自分の大体重心に近いへその中あたりにその線が返ってくるんですけど
なのでへそよりも足を前に出すとその反力は自分の方に返ってくるような感じの出方になるんです
そうするとそれってブレーキが1回かかってるので
Speaker 1
そっかだからへそより前だったらって考えると結構小さいですよね
Speaker 2
そうなんですよ出しすぎてへそより前に出してしまうと自分にブレーキかかってるような感じになってそっからもう1回体重乗せて踏み込んでいかないといけないので
Speaker 1
だいたい例えば100メートル層の世界レベルの選手たちを見るとブロックスタートからスタートしてパーンってなって一歩目出す足ついてるところを見てもらうとだいたいへその下とかぐらいなんですよ
Speaker 2
そうするとついた瞬間に反力的にはゴールの方向に向かって出るような感じになってなおかつ足を押して伸ばす方向に力を入れると体が前の方に進んでいく感じになるんですね
ただそのへそよりも前の方に出してしまうとどっちかというと引っかいてくるような桃の裏で引っかいてくるような感じになってしまうので重心よりも前についてしまうと
そうなってくるとハムストリングスの肉離れを起こしたりとかそこに負担がかかってしまうっていうこともあるしそのスピードも乗っていかないっていうこともあったりするので
Speaker 1
確かにその短距離走の最初はやっぱ前傾姿勢で途中から体を起こせみたいな言われたりするのってそういうことですよねきっと
スポーツ科学の情報更新
Speaker 2
そういうことですね
Speaker 1
なるほどな物理ですね
Speaker 2
本当そうですねバイオメカニックスの世界はもう完全に物理の世界です
Speaker 1
結構いろいろあるな何でもかんでもやっぱ説明できちゃいそうな感じがしますねスポーツの動きとか
Speaker 2
そうですね本当にそうだと思います
Speaker 1
って考えるとやっぱ面白いなというか見え方が変わりそうですよね
あとちなみに実際に最近もバンバンスポーツ科学系の論文が出たりとか最近情報のアップデートとかすごそうだなと思うんですけど
そういうのって日々情報集めて最前線のプロの選手とかに持っていくとかそういうのもやられてるってことですよね
Speaker 2
そうですね特に野球トレーニングだったりももちろんフォローしてるんですけど野球に関する情報は常にやっぱアップデートしておきたいというのがあるので
特にアメリカ系はその野球の情報がすごく多いんですねなので
人口多そうですもんねそもそもやってる人の
なので結構な数のメルマガみたいなやつに登録して
いろんな団体がフリーでメルマガを送ってくれるので
なので毎日毎日すごい数のやつが届くやつを一応全部チェックして
Speaker 1
最変だな
Speaker 2
そうですね最新の情報はアップデートというかそれを聞いたことないっていうようにしたいなというふうには思っています
いや本当にがっつり研究の世界だなっていう当たり前なんですけど
Speaker 1
なんか変なその割とニッチな自然科学のジャンルよりもめちゃめちゃアップデート早いだろうしスポーツ科学
Speaker 2
そうですねそういうことですね
現場でのフィードバック
Speaker 1
注目度も高いし高いとはすごいなと思いますけど学会とかもすごそうですよね
Speaker 2
そうですねたくさんありますし結構僕自身は成形外科の先生たちが入るような学会に行くことも多くて
やっぱ怪我とかでスポーツに関する成形外科の学会とかも結構あったりするので
そういうところで発表したりしています
Speaker 1
実際研究室の人ってどれくらいいるんですか
Speaker 2
僕が所属しているスポーツ医学学センターにはいろんな職種の栄養士さんだったりとか
成形外科のドクターの先生だったりとかいろんな職種の人が所属していて
今30人ぐらいですかねいてそれぞれが各自自分の専門のことをやっているという感じです
Speaker 1
そうですね広いからかなりチーム戦なんだろうなっていうやっぱり一人の選手とかに対してもいろんなアプローチで
アドバイスするとか知見を伝えるみたいなのが必要だからチーム戦ですよね
Speaker 2
そうですねそこが一応今僕が所属しているところのいいところでいろんな職種の人が同じ建物に集まってやっているので
いろんな方面から選手に対してアドバイスができたりとか協力してできるっていうところですね
Speaker 1
面白いなこれ各ジャンルの話聞きたくなりましたもん
全部の分野から聞いて一人の野球選手を科学的にサポートする方法みたいなのを聞いたら
いろいろそれこそさっきの念ざしにくくなるようなトレーニングとかを日常でも使えそうだしめっちゃ面白そうだなと思いましたね
最初からスポーツ系のスポーツ科学のこととかやりたいなって思ってたんですかね
プロ野球選手最初目指したってことですけど学問になるとまたちょっと違うのかなっていう気がするんですよ
入り口として
Speaker 2
そうですねもちろん研究やり始めて面白いし好きなんですけど
研究者であるとともにアスレチックトレーナーとしても今活動しているので
そっちも結構メイン自分的にはメインの一つだと思っていて
ここがですねどうしても時間が分散されてしまうので
そうです大変ですよね
どっちかを深くやっている人に比べるとちょっと浅くなってしまうかなっていう思いもありながら
ただやっぱり両方やっているので実際に試合しているとか練習している場面をサポートしていて
これはこういうことなんじゃないかっていうのを気づいてそれを研究に持ってきたりとかできているっていうところで
一人の中でですけどよく研究と現場って乖離しがちだみたいな話があったりするんですけど
そこはやっぱり両方出ている自分が決めていることなんで
比較的有益な現場にも使えるようなことができてるんじゃないかなというふうには思っています
Speaker 1
なんかそこすごいつながってるからこそフィードバックできるみたいなめっちゃ強いなって気がして
例えば僕がよく話したりする人とかで例えばお薬作ってる人とかだと
やっぱりそれを作ってる人と実際に使う患者さんの距離がもうえらい遠いっていう話はよく聞くんですよね
実際自分が患者さんと会うわけじゃないけどその病気の研究をずっとしてますっていう人とか結構いて
だから実際のそういうニーズがどこにあるのかとかこういうお薬だったらもっといいのかなとか
つかみにくいみたいな聞いたことあるんですよね
そういう意味ではスポーツ科学だとむしろ現場で全て起きてるわけじゃないですか
それがフィードバックできるのはすごいいいですよね
半々とかでやってるんですかこれ
Speaker 2
そうですね半々ぐらい あと大学の授業も担当しているので3分の1ずつぐらいかちょっとサポートの時間が多いかなっていう
めちゃくちゃ忙しいです
ありがたいです今日こうポッドキャストの話聞けて
Speaker 1
なんかちょっとでも興味持ってくる人とか出てきたらいいなとすごい思いますし
なんか今学生さんとかもいらっしゃるわけですよね研究室で
Speaker 2
そうですねはいいますね
Speaker 1
なんかそういう人たちもそういう人たちがもう研究室でしっかり研究200%注いでるんだと思いますけど
なんかこう自分で研究してたらトレーニングの現場行きたくなる人とか出てきそうだなって思いましたね
Speaker 2
そうですねやっぱりこう研究してても被験者が自分が見ているスポーツの学生だったりするっていうこともあったりするんで
なんかよりこうフィードバックとかもなんかもうそのままダイレクトにその子たちにこう与えられるっていうところもあったりしますね
Speaker 1
いやーすごいなーこの間オリンピックありましたけど国単位でやっぱ応援してるというかスポーツ科学っていうジャンル自体も後押しはいろいろ受けてるのかなとか思いますけど
Speaker 2
そうですね各国ともやっぱこうメダルに関わるところで
Speaker 1
もうとりあえずトレーニングしようじゃなくてちゃんと研究してちゃんと勝とうみたいな
なんか逆にこうもう少しこうなったらいいなみたいなのもあったりします?
Speaker 2
まあやっぱりもう少し研究してくれる人が増えてもいいのかなっていうのは思いますね
Speaker 1
人数は結構限られてる感じですかね
Speaker 2
やっぱりそんなに多くはないかなっていうところで
結局スポーツ科学とはいえスポーツの場面で研究されたことって一般にもやっぱりこう落とし込めるというか
スポーツ科学の応用
Speaker 2
運動にしても特にトップアスリートとかはこう一般日常生活やってることの究極版をなんか例えば走ったりとかしているような感じなので
そこでなんかこう得られた知見っていうのはもっとそれをダウングレードした状態が一般の日常生活とかになったりすると思うんで
Speaker 1
まあそうですねもう皆さん体を動かしますからね
Speaker 2
なんでまあそれぐらいスポーツの研究だからって言ってスポーツだけにしか使えないっていうわけじゃないんで
もっともっとそういう研究が増えていってもいいんじゃないかなっていうのは思いますね
Speaker 1
僕もいろんなジャンルの人の話を聞くとやっぱりどのジャンルももう少し興味持ってもらえればみたいなところが結構あったりするんで
それが伝わったらいいなってすごい思いますね
最後に何か言っておきたいことありますか何かこれを伝えておきたいみたいな
Speaker 2
ちょっと研究とは離れてしまうんですけどちょっと月並みなんですけど
アスレチックトレーナーっていう職業だったり研究者としてスポーツの現場とかを支えている身として
やっぱりどんなすごい選手とかでも本当に体調100%万全ですよっていうことはもうほぼほぼなくて
やっぱりどっか痛いとかどっか調子悪いとかそういう中でみんなその中でも全力を出してやってるっていうところを
ぜひちょっとスポーツ見に行った時とかはですね頭に置いてもらって
そんな中でも頑張ってプレイしてる時にそんな姿は見せないんですけども
実際試合終わってローカルームに来ると痛いみたいな感じの選手って結構いたりするんで
そういう中で頑張って皆さんにプレーを見せてくれてるっていうのをちょっと感じてもらえればなというふうに思います
Speaker 1
どうしても野球とかエラーが出ちゃったりとかするじゃないですかっていう時にワーワー言われるとかあるかもしれないけど
そういうのを聞くと万全じゃないかもしれないし
Speaker 2
その時できる最大のパフォーマンスを発揮して選手たちは頑張ってますよっていう
それを考えるとそういう意味でも応援しようというかそういう気持ちになりますよね
Speaker 1
それすごい大事なことだなって思いましたし今後その選手だけじゃなくてそれをサポートしている人たちとか
Speaker 2
そういう人たちもちょっと注目したいなみたいな
選手とサポートスタッフの重要性
Speaker 1
あんま出てこないかもしれないけどそういう人たちがあってこそのやっぱりスポーツかなっていう気持ちを今日話し聞いてすごい思いましたね
Speaker 2
そうですねそのアスレチックトレーナー以外にもたくさんのサポートスタッフがいるのでちょっとでも思いを馳せてもらえれば嬉しいなと思うんです
そうですねぜひこう野球とか見る時にも注目してもらえるといいかもしれないですね
Speaker 1
ということでスポーツ科学の話を初めて聞いたんですごい面白い話たくさん色々聞けましたね
僕全然知らなかったというか自分のスポーツに限らず自分の体で普段生活してるけど
通勤とか歩いたりとか僕もジム行って走ったりとかしますけどそういうのもちょっと体の使い方を調べてみようかなとか思いましたね
ありがとうございます
Speaker 2
ということで今回のゲスト提供大学スポーツ医科学センターの大川さんでしたありがとうございましたありがとうございました
Speaker 1
ここまでお聞きいただきありがとうございます番組に関する情報はエックスなど sns でも発信しています
感想はハッシュタグ再演マニアやポッドキャストの説明欄にあるお便りフォームよりお願いします
また再演マニアでは出演していただけるゲストを募集しております
こちらについてもエックスの dm や概要欄のメールアドレスよりお送りください
それではまた次回ありがとうございました
26:25

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