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2024-10-12 12:41

♯26「お金儲けをすると悪いことを考えるようになる」

元外資系社長 中川さんのお話〜

大阪の人形屋の家に生まれ、若い頃から商売に携わり、やがて海外で事業を展開する成功者となりました。高度成長期にはクリスマスツリーの販売で莫大な利益を上げ、商売は順風満帆。しかし、成功を重ねる中で「お金があれば何でもできる」という傲慢な考えに囚われ、時に周囲の同業者を無視した行動を取ることもありました。結果的に、自分の利益を優先して他者に迷惑をかけたことを後悔しています。人はお金を儲けることで悪いことを考えるようになるのでしょうか?

Summary

お金儲けの考え方が人の倫理観に与える影響を探るエピソードです。元経営者の中川さんは、商売で成功を収める中で損得勘定がどのように人間性を変えてしまうのかを語ります。

中川さんのビジネス経歴
さあ、始まりました。タダの箱庭ラジヲ。本屋では買えず増札もされない、読み手から読み手へとギフトされる、1万冊の箱庭本についてお話ししていきたいと思います。
今回も第2章のテーマ、「尊徳感情が損なうもの」についてご紹介していきたいと思います。
テーマはズバリ、「お金儲けをすると悪いことを考えるようになる」というテーマで、元外資系経営者の中川さんのお話をご紹介したいと思います。
実際に中川さんがどんな方なのかということをお話ししていきたいと思うんですけれども、
もともと実家が大阪の人形屋さんを経営していたと。
お父さんの代に人形のほかに造花だったり、おもちゃも作り始めて成功して、海外に工場を作って、そこからどんどん世界を股にかけて商売をしていったという中川さんのお話なんですけれども、
時代は高度経済成長期ですね。
香港でビジネスを展開していたときなんですけれども、台湾にクリスマスツリーの工場を作って、そこで作ったクリスマスツリーなんかを日本だけじゃなくてヨーロッパでも販売したら爆発的に売れたというふうに書いているんですけれども、
高度経済成長期というと1960年代ですかね、なかなかその当時日本の方が海外で成功するっていうのもレアなケースというか珍しいんじゃないのかなと思うんですけれども、
その後ですね、マレーシアに行って、それこそマレーシアのお札に乗っている方の奥さんに日本人の人がいたらしくてですね、その人と人形工場を共同でマレーシアで作ることになって、結構売れたそうです。
今度はマレーシアで工場をやっている方とお偉いさんと知り合いになったらしくてですね、そこから日本に売るための大きな工場をまた作ることになって、商品はサラダボールだったらしいんですけど、
中川さんが見たときに見た目が汚いと。だからその磨き方を教えたらものすごい売れるようになったと。そんなことをですね、どんどん商売をしていく上で、中川さんに頼んだら何でも売れるという噂が立ったそうで、
次はですね、空港の中にある免税店ですね。デューティーフリーっていうのをよく見ますけど、そこの社長みたいなね、ポジションでも働いたっていうことを言っておられるんですけれども。
ここもですね、すごいんですよ、お話がぶっ飛んでいるというか、空港の免税店で、そうやってね、経営のアドバイスというか、そういうのをしていくと、そういったお店も売れるようになって、
2年ぐらいですね、香港の免税店の経営のアドバイスをしていたときに、その社長がですね、連絡があって、どうやらハワイですかね、免税店の経営を任せていたいというお話で、
お給料がなんとですね、当時言われたのが5ミリオンドラーと。最初聞いたときに中川さん、500万かなと思ったけど、ドルだから違う、5000万、いや、5ミリオンドラー、5億みたいな感じですね。
その頃、日本の社長が月に100万円とかの給料だったので、もうそんなにくれるんだらやるというところでですね、ホノルルの一番中心にあるアラモアナショッピングセンターというところでですね、商売を始めと。
そこの家賃も2000万とか、月に2000万ってすごいですよね。はい。で、そこでですね、一月に2000万円の家賃を払ってでもですね、バンバン商品が売れると。
あのマカダミアナッツのチョコレートあるじゃないですか、ハワイのお土産に。あれが1日コンテナいっぱい売れるそうです。もうあれがとにかく売れて儲かると。
仕入れが当時2ドルくらいだったそうですね。それを当時で言うと400円くらいなんですかね、当時のレートで。
それを2本円で2000円とかで売って、10個買ったら半額にしますとかね、またはなんかカバン付けますみたいな、いろんな商売を展開してですね、富を築いていくというか、経営で成功させていくんですけれども、
これこそプラだとかそういったところからもお店を売り上げるようにという相談が中川さんには来たそうで。
当時実はプラでは全然売れてなかったそうで、潰れる寸前なそこで経営のアドバイスをしたりとかするそうです。
中川さんは本当にこの尊徳感情というかね、どうやってお金を儲けするかということをとにかく長けている方で、どんなお仕事をする上で、商売の天才みたいな人なんですかね。
お金がもたらす影響
そのうちお金があれば何でもできるっていう発想になっていくというかですね、彼女も選び放題、住むところだって好きなときに何でも買える、お金があれば何でもできるみたいに考えるようになっていったそうです。
ただその当時お金を言ったら本当に人がお金に見えるじゃないけど、どの選択がどれくらい得するのかまたは損するのかみたいなところで、
自分の考えみたいなものがあるので、お金が儲かったらいいでしょっていうね、そういう感覚になってしまうというふうに教えてくれていて、
島を全部まるごと買い取ってリゾートにしてお金儲けしようみたいに考えたこともあるぐらいですね、本当に自分中心になって他の人のこととか全く考えられなくなってしまうと。
そのときの実際にどんなことがあったんですかって言ったときにですね、今までローカルで真面目にというかですね、身の丈にあった商売を地域の中でしていた個人商店みたいなところにですね、
日本でももちろんありますけど大手のでかいスーパーがバンバン入っていて、その資本力で安いものを仕入れてきて売ってってやると、そこは中川さんのようにどんどん稼げるんだけど、
結局ですね、個人周りやっていた個人商店の方たちは業績が悪くなって潰れていって路頭に迷っていくみたいな、そういったこともあったそうで。
当時のことを振り返って本当にお金がね、お金儲けを中心に生きていると、どうしても悪いことを考えるようになってしまうんだよみたいなことをですね、
今はビジネスの一線からもう退かれて、優しい顔でお話をされてしていただいたということなんですけれども、皆さんどうでしょうかね。
僕もそんな大金を持ったことがないので、いまいち感覚がわからないんですけれども、よくドラマとかね、お金持ってる人って悪いことしてる、悪代官みたいなイメージがありますけれども。
実際にどうなんですかね。お金儲けをするっていうのは、どうしても損得勘定みたいなもので、誰と付き合ったらお金が多く得られるのかとか、どんな立ち振る舞いをしたらお金が回ってくるのかみたいなことを考えるんですかね。
そうしていくと、どこか人間味が欠けていくというかですね、お金が儲けられれば自然を壊してでもいいとか、人の人生を狂わせてもいいみたいになってしまう魔力みたいなものがあるような気もするんですよね。
だからこそ富の格差というかね、すっごいお金を持ってる人と全くお金を持ってない人みたいな二極化もやっぱりすごい問題になっている社会ですけれども。
これがもしかしたら損得勘定というものを悪用したらいっぱいお金が稼げるかもしれないなーなんてちょっと裏を返したら思ってしまうんですけれども。
善と悪の二極化
ただ損得勘定に支配されてしまうと、人は欲深くなって悪いことを考えてね、してしまうようになるみたいな、なんかそんな風に僕は受け取ったんですけど。
じゃあ実際にみんなが損得勘定みたいなね、お金儲けみたいなものをやめたらじゃあみんないいことを考えるんですかね。
ちょっとそれも気になるというか、お金儲けを考えなくなったらじゃあいいことを考えるのかっていうところもなんかこう深く深ぼっていきたいなっていうところも感じるエピソードを今回紹介させていただきました。
皆さんも日常の中でお金儲けを考えるとこんな悪いこと考えてしまったなーみたいなこともあったら是非ね、そこから深ぼっていってみるのもまた自分の人生を振り返ってみるいい機会になったり自分の人生を作っていく上での指針として考えてみてはいかがでしょうか。
ということで、今回はお金を儲けを考えると悪いことをするようになるというお話をご紹介させていただきました。
では皆さん、今回も話を聞いていただきありがとうございました。
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